2024年春アニメのうち、4月15日深夜に録画して4月16日に視聴した作品は以下の5タイトルでした。
アイドルマスター シャイニーカラーズ
第2話を観ました。
今回はアンティーカというユニットのデビュー曲のMV撮影のエピソードでした。他のユニットもちょっと出てきますが、ほぼ大部分はアンティーカの場面でした。ただ、前回はどうも影が薄めだった主人公のイルミネーションスターズの櫻木真乃がWINGに向けて頑張ろうということで「むん!」と気合を入れる場面は可愛くて、ちょっとキャラの魅力が出てきましたね。また放課後クライマックスガールズという庶民系なユニットがソーセージ売りをしていましたが趣旨が謎すぎて面白かったです。
それで、このアンティーカという5人組のユニットはゴシック系の衣装が特徴でロック調の激しい曲で唄い踊る感じで、かなり作り込んだイメージのユニットですがメンバー達の素の顔は割と個性バラバラな感じで、みんなアツく頑張ってるようです。MVは有名な監督に作ってもらえることになって大喜びで、自分達のコンセプトが伝わるようなMVを作りたいということで撮影場所をどうしようかワイワイ話し合い、物語性の強いMVにしたいということで撮影場所も古城みたいな洋館となります。
そうして撮影当日、アンティーカのメンバー5人はそれぞれコンセプトに合わせた役柄をしっかり演じようと気合を入れて臨みます。そこに有名監督がやってきますが「今日この瞬間にしか出せない君たちらしさをぶつけてこい」と言って「分かるな?」とか言いますが、5人はよく分からんけど頑張ろうということでそれぞれの役柄を懸命に演じます。監督も5人が役になりきれるように指導してくれて撮影は順調に進みますが、最後に古城をバックに外で唄う場面を撮る前に豪雨が降ってきて、しかも雷のせいで停電してしまって照明の機材も使えなくなり室内での差し替え撮影も出来なくなってしまう。
それで撮影済みの素材だけでMVを仕上げようということになるが、アンティーカの5人はこのままでは自分たちの普段のライブのアツさが表現出来ていないと言い出し、ファンの心に火を点けるために雨の中でも歌いたいと監督に直談判して、監督はそれが今日この瞬間だからこそ出せる彼女たちらしさなのだと理解して豪雨の中で車のライトで照らしての1テイク限りの歌唱シーンの撮影を許可してくれます。
そうして出来上がったMVが最後に流れて今回は終わりとなりますが、このMVが非常に良い出来でした。またストーリーも綺麗にまとまっていてアツかったし良かった。前回は割と虚無な内容だったんですが今回は非常に良かったと思います。さすがはアイドルマスターシリーズだなと思いました。アイドルアニメとして良い出来であり、CGの完成度も高いですし、今後もこれぐらいのレベルのエピソードが続くのなら上位進出も十分あり得ると思いました。
終末トレインどこへいく?
第3話を観ました。
今回は静留たち4人が東吾野駅に到着して、東吾野の人々に歓迎されて宿泊するという話でしたが、相変わらず謎が多くて、まだどういう展開になるかハッキリとはしませんでしたね。今回あたりに色々と重要な情報も出てくるかとも思っていたんですが、まだそういう段階ではないみたいですね。まだ3話目ですからそういうものかもしれません。まぁ普通に見たまんまの「少女たちの冒険ストーリー」のエンタメとしてしっかり楽しめているのでOKです。次回あたりから更にカオスになるそうで、次回から急展開する可能性も十分あるとは思いますが、おそらくはクール後半に一気に盛り上がるタイプの作品なのだろうと思います。まぁ1話時点で「4話の脚本までしかまだ出来てない」とかいう噂もあったので、そもそも詐欺みたいな作品でこのまま盛り上がらず終わってしまう可能性もあるのかなとは思いますが、今そんなことを言っても仕方ないので、とりあえず期待しています。そういう作業工程上の破綻が無い限りは、ストーリーの流れ的にはいずれは絶対に盛り上がってくる作品のはずです。
そういうわけで今回はまだ前フリ回であり、普通にシュールホラー回として面白かった。あんまり深く考えるような内容ではなくて、見たまんまを楽しめばいいでしょう。まだまだ作品の全貌は見えてきませんが、ただ前回のエピソードでスワンボートに乗って変な仙人から貰った地図は双六みたいなのが描かれていました。あれはマスが31個あって、西武池袋線の吾野駅から池袋駅までの駅の数と同じですから、あれは路線図と考えればいいでしょう。スタート地点である吾野駅のマスには獣の顔が描いてあり、住民が動物になってしまった吾野を表しており。2つ目のマスである東吾野駅にはキノコの絵が描いてあり、今回のキノコに寄生された住人たちの様子が示唆されている。そうして他にマスが29個あり、ゴールのマスは池袋駅で、なんかお椀に汁みたいなのが入ってる絵が描いてある。その他、途中の駅にはタコとかクラゲとかカッパとかツチノコとかテルテル坊主とか寿司とか、かなりカオスなものが描かれていますね。空欄の駅もいくつかあります。しかし、この吾野を出てからの30駅を全部描いていくとなると、どう考えても1クールでは足りないので一体どうするつもりなのかも現状よく分かりません。今期最もよく分からない作品と言っていいでしょう。破綻してるというよりは、やはり大真面目にカオスアニメを作ってるみたいですね。
今回はまず冒頭は前回の冒頭と同じ、子供の頃に葉香が吾野に転校してきた時の回想シーンが流れます。前回は最初に葉香が転校の挨拶をする場面だけでしたが、今回はその同じ場面から始まって、その続きの静留たちが葉香に話しかける場面も描かれました。前回も今回も特に大した内容ではなく、しかも今回と前回の内容は重複しており、どうもこの冒頭の場面は不自然です。もしかしたらまだこの続きに何か重要な場面があり、それがいずれは流されるのかもしれません。
その後、OP曲が終わった後は現在に戻り、東吾野駅に降りた静留たちが東吾野の住人であるマツタケイコたちに歓迎される場面となる。マツタたち東吾野の住人たちはみんな頭にキノコが生えていて、どう考えてもおかしいのですけど、普段から動物化した吾野の住人を見慣れている静留たちは頭にキノコが生えているぐらいなら遥かにマシだと思えるようで、特に頭のキノコは気にしていないようです。しかも東吾野の住人達はとても親切で、東吾野では人間が減りつつあり住居も余っているので一晩宿泊していけばいいと勧めてくれるので皆で宿泊することにします。
そうして宿泊先の住宅に案内してくれたマツタが以前は池袋に住んでいたと聞いて、静留は葉香と自分が一緒に写った写真を見せて、葉香を見たことがないかと訊ねますが、マツタは知らないと言う。そして住宅に着くと、マツタは静留たちに住宅の庭にあるミストサウナに入るよう強く勧める。それで静留たちはミストサウナに入りますが、晶だけは入りませんでした。晶はどうもマツタたち東吾野の住人の態度に不自然さを感じて警戒しているようです。
ただ、それだけではなく晶は吾野を出発して池袋に向かっている現在の状況にあまり納得していないようです。前回も静留たちは皆で池袋に行こうと意見を一致させた時も晶だけは反対したままでした。ただ吾野に戻る線路が水没してしまったので仕方なく池袋に向かっているだけなのです。そういう状況に不安を抱えて晶は不機嫌にしているのでした。それで静留たちがサウナに入っている間も1人で縁側で座って考え込んでいた。
ところがそうしていると住宅の外に東吾野の住人らしき頭にキノコの生えた人影が突っ立ってじっとこちらを見つめているのに気付き、晶は会釈するが人影は無反応でじっとこちらを無言で見ているので晶は怖くなってきた。そこにマツタが来て皆の食事を配膳してくれたが、それはキノコ尽くし料理だった。そうしてマツタが今晩はゆっくり過ごすようにと言って去っていき、外を見るとこちらを見つめていた人影が2つに増えていて晶はゾッとした。そこに静留たちがサウナから上がって来て料理を見て喜んだりして一瞬そちらに視線を奪われた晶が再び外を見ると2つの人影は消えていた。
それで晶は静留たちにこの町の人達は何かおかしいと言うが、皆はこの町の人たちはみんなフレンドリーで良い人達だと言ってまともに取り合ってくれない。それでそのまま食事後は就寝することになったが、夜中にトイレに行きたくなった晶はみんな寝ていて一緒に行ってくれそうもないので1人で家の外にあるトイレに向かうが、その途中で隣の家からマツタたち東吾野の住人たちが晶たちを監視していて「私たちの仲間にしてしまいましょう」とか言ってるのを聴き、慌てて逃げると住人たちが追いかけてきて、頭のキノコが伸びて襲ってきた。
それでもうダメだと思ったら、気が付いたら晶は静留たちに助け起こされて、静留たちは住人たちがキノコで襲ってきたことは知らないようで、晶は変な夢でも見たのだろうかとも思ったが、騒ぎを聞いてやってきたというマツタの様子に違和感を覚えて晶はやっぱりこの町は怪しいと思い、皆に早くこの町を出ていこうと言うが、やはり皆はまともに取り合ってくれない。
そして翌朝になると、駅に停めてあった電車のゴーヤの蔓が異常に繁殖してしまっていて電車が蔓に覆われていた。それで静留たちが困ってゴーヤを千切って食べたりしていると、そこにやってきたマツタが異常にゴーヤを怖がる。マツタは高温と日当たりを好んで育つゴーヤをおぞましいものと思って毛嫌いしているようでした。そうしてマツタは去っていくが、晶はゴーヤの蔓が伸びたのは自分達を東吾野から出発させないようにする住人たちの陰謀なのではないかと警戒する。
とにかく蔓をむしることになり、静瑠と晶が蔓をむしる作業をしている間に撫子と玲実が町に買い出しに行くことになったが、晶は撫子たちが危険だと思い、慌てて撫子たちの後を追う。すると途中ですれ違った東吾野の住人が突然倒れて死んで頭のキノコも萎れたのを見て晶はパニックになります。しかし追いついてみると撫子と玲実は無事で、マツタから非常用食料を分けてもらっていた。マツタはそれは「私たちにはもう必要が無いから」と言い、更に「7G事件の後に私たちは苦しんで生きるよりも短くても充実した時間を楽しんだ方がいいと気付いた」とも言う。それを聞いて感心した撫子たちが自分達もそうなりたいと言うと、マツタは「すぐになれます」と笑う。
それで晶は怖くなって「早く池袋に行って葉香ちゃんに会おう」と言うが、撫子や玲実は東吾野に留まればいいなどと言い出す。更に電車に戻るとゴーヤの蔓を刈る作業も途中で静留が中断して座り込んでいて、池袋に行っても仕方ないとか言い出していた。それで晶は「池袋に行って葉香ちゃんに会わなきゃいけない」と必死で静留を説得するが、静瑠は無気力になって眠ってしまい、その頭からキノコが生えてきたのを見て晶は悲鳴を上げる。更に撫子と玲実の頭からもキノコが生えてきて「ショートでハッピーイージーに生きよう」などとマツタみたいなことを言い出して寝てしまう。
それで晶はきっとこの町で自分達はキノコの胞子を植え付けられて、あのミストサウナに入ったことで培養を促進されたのだと気付いた。そして東吾野の住人たちは自分達をキノコに身体を乗っ取られたキノコ人間の仲間にしようとしているのだと思い、既に静留たちにキノコが生えていてしまった状況をどうしたらいいのかと恐怖する。そこで夕方5時の定期連絡の時間になったのでモールス信号で善治郎に状況を報告して指示を仰ごうとするが貴重な5分間は無意味なキノコ雑学の話で終わってしまった。
そんなことをしていると駅のホームに東吾野のキノコ人間の住人たちが集まってきて、晶はゴーヤを投げて対抗する。住人たちはゴーヤに怯みますが、それでも多勢に無勢で追い詰められていき、住人たちは晶に「今のまま生きて何の得がある?」「キノコは悩まない、苦しまない、考えない」「みんなキノコになりなよ」と言って迫ってくる。それで晶は電車の中に逃げ込みドアを閉めて立てこもるが、車内ではキノコ人間と化した静留たちが目を覚ましていて、車外からはキノコ人間の住人たちが電車を取り囲みドアや窓を叩く。
晶は静留に葉香の写真を見せて「池袋に行って葉香に会うんだろ!」と叫んで正気に戻そうとするが、静瑠は「葉香なんて勝手に出ていったんだからどうでもいい」とか言い出す。それを聞いて晶は「何言ってんの!友達でしょ!」と怒鳴る。だが静留は自分は本当に葉香の友達だったのだろうかと考える。葉香の考えてることなんて何も知らなかったとも思った。だがそうしていると葉香と将来の目標について語り合った時のことが思い出され、その時に葉香が「池袋に行きたい」と言っていたのを思い出した。その時は葉香が変なことを言っているとしか思わなかったが、葉香は「本気」だと言っていた。ならば池袋に行って葉香に会えば、葉香の考えていたことが何か分かるかもしれない。そうしたら今度こそちゃんと葉香と友達になれるのかもしれないと思うと、静留は正気が戻って来て自分で頭のキノコを引っ張り抜いた。窓の外のマツタたちはキノコになって楽になるようにと説得したが、静留は「楽かどうじゃないかはこっちが決める」と言ってマツタたちの誘いを拒否する。
そして静留と晶は撫子と玲実の頭のキノコも引っ張り抜き、それで2人も正気に戻った。すると外の住人たちが電車を揺らしてひっくり返そうとするので、静留はゴーヤを持ってホームに出ていき、住人たちを追い払いながらマツタに馬乗りになってマツタの頭のキノコを引っこ抜いてマツタもキノコの支配から解放しようとする。ところがマツタは怒りだして、自分達はキノコに支配されているのではなく、自分達の意思でキノコになっているのだと言う。こんな未来の無い世界で生き続けるよりも、キノコになって悩むことなくハッポーに生きて1~2年で死ぬ方が良いのだとマツタは言う。
実はマツタたちは本当に親切心で静留たちをキノコにしようとしていたのでした。池袋なんか行ったところで苦しむだけで意味は無いとマツタは指摘し、静留たちもその通りかもしれないと思う。しかし、それでも行って確かめないと納得できないと言って池袋に行くと言い張る静留の言葉を聞いて、マツタは「バカじゃねーの!お前らはせいぜい惨めに足掻いて死に損なってろ!もう知らねぇ」と捨てゼリフを吐いて、静瑠たちを行かせてくれた。そんなマツタに別れ際に晶は食料を与えてくれたのは本当に親切心だったのだと気付き、さっきちゃんとお礼を言っていなかったのを反省して、最後に感謝の言葉を伝える。
そうして電車は走り出し、ホームで見送る東吾野の住人たちは余命1年ほどの世界に残されることとなり、東吾野から次の駅に向かう電車の中では撫子と玲実は、あのまま死んでしまってもいいと思ったとしても気持ち良かったかもしれないと言ったりする。確かにこの終末世界では死を選ぶことは決して間違ったことではない。ただ単に静留たちには池袋に行って葉香とちゃんと友達になるというやり残したことがあるだけなのです。そして、晶もまた今回の一件でその部分で静留たちと想いを1つにすることとなったのだが、気がつくと晶のお尻にも、サウナに入らなかったぶん少し遅れてキノコが生えて来ていて晶は焦るというオチがついて今回の話は終わり、物語は次回に続きます。
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
第3話を観ました。
今回はまず前半パートでは前回の続きでロイドとタオがダンジョンの最奥部でリッチという強大な魔物と遭遇した場面の続きということになります。ここでタオはロイドを逃がすためにロイドを吹き飛ばして、自分1人でリッチと戦って、勝ち目は薄いものの何とかロイドが逃げる時間を稼ごうと頑張ります。ここのタオが実にカッコ良くて可愛い。アクションも素晴らしく、とても魅力的に描かれています。
それで奮戦の末に何とかロイドが逃げる時間を稼げたと思ったタオは自分も脱出しようとしますが、リッチがタオの使う気術を下等な魔術だとバカにしたのでタオは腹を立てます。そしてロイドが気術のことを凄いと言ってくれて学ぼうとしてくれていたのと全然違うと思い、やっぱりロイドは凄いと言う。そしてタオはロイドが褒めてくれた自分の気術の誇りを守るため渾身のゼロ距離気功でリッチの防御魔法の結界を突き破る。しかしそれで力尽きたタオは回避していたリッチの反撃を受けて死を覚悟するが、そこにロイドが興味本位で戻ってきてリッチと戦う。
ロイドは覚えたばかりの気術と魔術の混合技を試してみたくなり、気術を使うのだが、タオはまるでバカにされた自分のためにロイドが気術で仇を討とうとしてくれているように思い感動します。ここのロイドの混合技の作画と演出が凄くて、ロイドがどんどん気功弾を薄く鋭利に凝縮していき、まるでクリリンの気円斬みたいになっていくのが凄かった。またロイドのイカレっぷりも凄かった。最後はダンジョンごとリッチを真っ二つにして勝利し、宝箱の中からボロい短剣を回収して、崩壊スルダンジョンから2人は脱出します。そしてもっと修行してロイドと再会しようと決意してタオはロイドと別れますが、最後までロイドのことはロベルトという架空の人物だと思い込み、連絡先も聞いていなかったので再会出来るかどうかは分からない。
この前半パートは非常に素晴らしかったのですが、後半パートはダンジョンで回収したボロい短剣をもとにして付与魔術の研究を始めたロイドが城で魔術を付与した武器を大量に作るという話で、相変わらず作画は凄かったですけどマニアックすぎてよく分からなかったです。タオちゃんもいないし。そして最後はこの武器を実戦で使ってみようということで魔獣狩りに行くと決まったところで今回は終わり次回に続きます。
Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
第2話を観ました。
今回は前回の続きでフリオが魔族四天王の妹とかいう少女が変身した巨大な狼が襲ってきたので戦う場面から始まり、フリオは自分が強いとは思っていないので必死で使える魔法を次々と繰り出して相手の動きを封じていく。それでとにかく危機を脱するために相手を捕獲しようとしますが、フリオのゲームナビみたいな声は隷属化魔法を推奨してくる。しかしフリオは元いた世界みたいに他者を隷属化するようなことはしたくないと拒否し膠着状態となる。そして敵はフリオの魔法を解除して身動きをとれるようにしようとして頑張りすぎて魔力を使い果たして力尽きてフリオが勝利する。
それで少女は最初より年長の美少女の姿になって、そのまま気絶する。それでフリオが治癒魔法で回復させてやると、フェンリースと名乗ったその美少女はフリオに忠誠を誓い一緒に行動するようになった。フリオは自分が別の世界から召喚されたことを打ち明け、とりあえず2人で冒険者ギルドに所属して金を稼いで暮らしていこうということになり、一緒に行動しているのを怪しまれないように表向き夫婦と偽ることにしたが、フェンリースはウソでもフリオの妻になれると大喜び。
その後、冒険者ギルドで魔物の討伐を請け負ったところ、前回出会った女騎士バリロッサたちのパーティーが魔物の群れに襲われていたので魔物を退治して救ったところ、フリオはバリロッサから自分達を鍛えてほしいと頼まれて、とりあえず一緒に住んで彼女たちを鍛えることになったという所で今回は終わり次回に続きます。とりあえずフェンリースがクソ可愛いこととフリオが良い奴だということ以外は特に良いところはないですが不快感も無く惰性で見ています。ただフェンリースが可愛いぶん、前回よりはちょっと評価は上がりました。
狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
第3話を観ました。
今回はロレンスとホロが港町に行きます。港町といっても海に面した港があるわけではなく、河川にある港を有した町です。港町に立ち寄る理由はテンの毛皮を売るためと、先日出会った行商人のゼーレンと落ち合うためなのだが、ロレンスは人の多い港町なのでホロがもともと居た村の住人が出入りしていてホロの特徴を知っているかもしれないから顔を隠した方がいいと言いますが、ホロは村の連中はもう自分のことなど忘れているだろうから大丈夫だと言って少し寂しそうにします。
その後、町に入って市場を通りかかるとずいぶん賑わっていて、リンゴを売っているのを見てホロが欲しそうにしているのを見て、ワザとリンゴの先物取引の話をして通り過ぎようとしてホロを焦らして面白がる。するとホロが「リンゴが欲しい」と言うので銀貨を渡して買いに行かせてやると、ホロは銀貨1枚分のたくさんのリンゴを買ってきた。呆れたロレンスが喰った分は稼ぐようにと言うと、ホロはこの程度の金などすぐ稼げると応えて、リンゴを独り占めして食べてしまいます。
そしてロレンスはミローネ商会に行きテンの毛皮を買い取ってもらい、ついでに各国の通貨事情に詳しい商会の情報でゼーレンの投機話の真偽を確かめようとします。まずテンの毛皮ですが、ロレンスは上手く交渉して上々の値段でテンの毛皮を紹介に買い取らせる契約にこぎつけて得意顔をする。だがホロは交渉相手にテンの毛皮の匂いを嗅がせて、このテンの毛皮はたっぷり果実を食べた特別に上等なものだと主張し始める。実際にテンの毛皮からは果実の香りがしたのでそれを信じて更に高値で買い取ってくれた。実はその果実の匂いはさっき大量のリンゴをテンの毛皮の上に置いたから匂いがうつったのであって、毛皮自体の匂いではなかった。つまりホロは商会を騙したわけだが、ホロは商会も騙されて「こんな手があったのか」と感心するだろうと言う。
この方法自体がホロの考案ではなく、もともと村に来た頭の良い商人が使った手なのだという。そうして騙されて怒るようでは半人前で、騙されて感心して学んでこそ一人前なのだとホロは言います。それはロレンスがゼーレンの投機話にどう対処するのかにも通じる話であったが、ロレンスが商会で聞いてみたところ、ゼーレンの言っていた銀の含有量が切り替わるという話は誰も知らなかった。
それでゼーレンに会った際に儲け話は本当なのかと突っ込んだところ、ゼーレンも信用のいける情報から推測した話なので間違いないと言い切ることは出来ないと言い、ロレンスが損をした際に自分は補填が出来るわけではないので自分の取り分は情報提供料だけとして、推測が外れた場合は情報提供料を返却するとも言った。それでロレンスはゼーレンの投機話はウソではないのではないかと考える。
それで両替商に行って、銀の含有量を上げる前触れとして最近発行された銀貨の銀の含有量に微妙な変化は無いかと調べようとしたが両替商にも分からないと言う。そこでホロが自分の耳で銀貨の音を聴き比べたところ、最近になって徐々に銀の含有量が減ってきていると分かり、ゼーレンの話と真逆であったのでロレンスは情報提供料を騙し取られたことが分かった。しかしゼーレンがどうしてそんな小銭を稼ぐためにウソをついたのかロレンスは不思議に思うが、ホロは誰か黒幕がいるのではないかと示唆する。つまり銀の含有量が下がることを誰にも気付かせずにその情報を独占して儲けようとしている何者かが、ゼーレンに手間賃を渡してワザと「銀の含有量が上がる」という儲け話を言いふらすよう仕向けているのだということです。それならばゼーレンがチンケな情報提供料だけを騙しとる奇妙な詐欺を重ねている辻褄が合う。そのことに気付いたロレンスは、それが儲け話になると思いミローネ商会に飛んでいくというところで今回は終わり、次回に話は続きます。