2024冬アニメ 2月23日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年冬アニメのうち、2月22日深夜に録画して2月23日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

ダンジョン飯

第8話を観ました。

今回はマルシルが魔法学校時代にライオスの妹のファリンと知り合った時の想い出話をする話と、その後はマルシルがウンディーネという水のモンスターと戦う話でした。全体的にマルシルの魅力に溢れた回でしたね。前半パートはファリンとの出会いで自分の勉強不足を痛感したり、後半パートでは傷だらけになって戦ったりして、マルシル自身はなかなか大変ですけど。

まず魔法学校ではマルシルが優等生だったというのが笑えたが、ビーカーの中に魔力と精霊を入れてダンジョン作りの実験をしたりするのは面白い発想で惹かれましたね。高校ぐらいでやる理科の実験の授業みたいな描写にファンタジーの世界観を落とし込んでいて、よくあるパターンではあるんですが、とても上手く描けていたと思う。

ここでマルシルの夢が「安全なダンジョンを作ること」であったことが明かされ、落ちこぼれの新入生のファリンと初めて出会い、ファリンの実験ダンジョンがものすごく成功しているのに驚くマルシルが、実はファリンが授業をサボって本物のダンジョンに入り浸っていて、そこの土を使っていたので実験が成功したのだと知ります。実験の授業としてはズルをしているようなもので褒められたものではありませんけど、机の上で魔法書を読んだりビーカーの中で実験をしているだけの自分では考えも及ばないようなことを実地で楽しみながら学んでいるファリンを見て、マルシルは自分が魔法だけで頭でっかちになっていてまだまだダンジョンを作るには勉強不足だと学びます。ダンジョンは自然の中に出来た生態系そのものであり、決して魔法の知識だけで作れるわけではないのだとマルシルは悟ったのでした。それにしても、学生時代からダンジョンの植物とか平気で食べるファリンはさすがにライオスの妹という感じでしたね。

そうしてマルシルはファリンと友達になり、今に至るわけですが、その想い出話を聞いてライオスはファリンが魔法学校に入学した頃に最初は不安ばかりだったけど凄い人と友達になったと喜んで手紙に書いていた相手がマルシルだったと知ります。そしてマルシルは早くファリンを助けに行こうと張り切る。後半パートはそうして出発しようとする前に水場にいたマルシルがウンディーネというモンスターに襲われますが、ここのバトル作画は素晴らしかった。まさにトリガー作画というやつですね。マルシルがフリーレン並みに格好良かったです。しかし最終的には重傷を負って逃げることになり、血は止めたものの魔力切れになってしまったマルシルのために前回殺した水中の馬の魔物の肉で焼肉パーティーとなる。血を補充するためとかいう理由で苦いレバーばっかり食わされて、横で他の部位の旨そうな肉をパクパク食うライオス達を羨ましそうに見ているマルシルが面白かった。結局魔力不足は解決しないまま、そこに昔のパーティーの仲間が通りかかったところで今回は終わり次回に続きます。

 

 

勇気爆発バーンブレイバーン

第7話を観ました。

今回は東京でのデスドライヴズとの戦いの決着と、その後にデスドライヴズの真実に迫っていく展開となりました。前半パートのバトルの場面はアツさと面白さがどちらも炸裂していて最高でしたね。そして後半パートのデスドライヴズの真実に迫る話はかなり意外な内容で、とても興味深かったです。そしてスミスがムチャクチャやってて面白かった。あと、やっぱり何でもオウム返しで喋るルルが愛らしいですね。また、全体的にシュールでありながらアツくて、なんとも特殊なノリの作品なのでまだ評価がちょっと難しいんですけど、ここから更に面白くなっていきそうなので期待は大きいです。ネタアニメとして楽しもうとしていた人たちはちょっと期待外れだったかもしれないが今回は楽しめたんじゃないでしょうか。私はもともとネタアニメとしてではなく正統派の作品だと思っていたのでずっと楽しんでいましたが、今回はいっそう楽しかったです。

まず冒頭、ハワイの時と同じようにブレイバーンが塔の破壊を行う手筈だったのですが、スペルビアが出現してちょっと予定が狂います。ブレイバーンの認識では地球に飛来した8本の塔にはそれぞれ一体ずつのデスドライヴズが配置されているようです。だから今回も塔を守るデスドライヴズを倒して、そして塔を破壊すれば日本のデスドライヴズの脅威は排除出来るという作戦となります。だがハワイの塔を守っていたデスドライヴズであるスペルビアがどういうわけか東京に出現したので、塔を守るデスドライヴズとスペルビアという2体のデスドライヴズを相手しなければならなくなった。

そもそもハワイでスペルビアはブレイバーンに斬られて大爆発して倒されたはず。それがどうして再び東京に現れたのか意味が分かりません。ただブレイバーンのことを知らなかったようなので別個体なのではないかと思われるのですが、ただ、ハワイのスペルビアが爆発四散した時に飛び出したカプセルの中から現れたルルのことは知っており「ルルを返上せよ」と迫ってきているので、それならばやはりハワイの時のスペルビアなのではないかとも思えてくる。

このスペルビアはブレイバーンと戦うことよりも、まずはルルを取り返すことに執着しているところを見ると、そもそもルルを探して東京の戦場に現れた可能性が高い。ハワイの時はスペルビアは単機で出現したのではなく味方を引き連れていた。東京でのこれに先立つ戦闘でも敵側は基本的に集団戦を仕掛けてきている。それはスペルビアもハワイでは同じだったはずであり、まず単機で攻撃してきたというのが異常です。だから、おそらくこのスペルビアの攻撃は東京の塔を拠点とする敵側の動きと連動していない独立した動きなのであり、やはりこのスペルビアは東京の塔に所属している個体ではなく、ハワイからルルを追いかけてやって来た可能性が高いといえます。ならばやはりハワイでブレイバーンに倒されたスペルビアなのかというと、ブレイバーンとは初対面っぽいので同じ個体ではないように思えるし、でもルルを取り返そうとしているから同一個体のようにも思えてきて、どうにも混乱してしまいます。これについては後で謎解きはされますが一旦置いておきます。

その前にまず今回のエピソードで大体は敵側の状況が整理がついたのでまとめておきますが、ブレイバーンが敵が「金属生命体」のようなものと説明していたので、これまで私は敵側のUFOみたいな小型なヤツも、あの巨大な塔も含めて全てが金属生命体なのだと勘違いしていましたが、どうやらブレイバーンが「デスドライヴズ」と呼ぶ金属生命体というのは、スペルビアみたいな人型のやつに限定されるようです。つまりあの塔はデスドライヴズが作った単なる宇宙船のような乗り物であり、小型UFOみたいなやつはデスドライヴズが作ったドローン兵器みたいなものなのでしょう。

そして、巨大宇宙船が8つに分裂して地球の各地に突き刺さって塔となり、それぞれの塔には1体ずつデスドライヴズの番人が居るとするなら、地球に侵入してきたデスドライヴズは全部で8体ということになる。ハワイの塔の番人であったスペルビアは、小型兵器によって地球人勢力の殲滅を図ったがブレイバーンの出現によって返り討ちに遭い、塔を破壊された。ただ、海中移動基地のようなものが無事であったのでスペルビアはそこから小型武器を伴って出撃してきて、そしてブレイバーンに倒された。そして海中移動基地もその後の水中戦でブレイバーンによって破壊されて、これでもってハワイ方面の敵勢力は消滅したのでしょう。だから塔を破壊したとしても海中移動基地やその他の移動基地のようなものはあるのかもしれず、別のデスドライヴズも存在している可能性は否定できない。だから地球に侵入したデスドライヴズが8体だと決めつけるのは早計かもしれないが、基本的には各塔に1体のデスドライヴズという陣容であるようで、なんだか意外と少数勢力です。もっと大挙して侵略して入植でもしてくるのかと思っていたんですが、もしかしたら侵略が目的ではないのかもしれない。

とにかく、そうしてハワイで倒されたはずのスペルビアが何故か東京にやって来て、東京の塔の敵とは別の意思で単独で動いていてルルを奪還しようとしているらしい。それをブレイバーンはひとまず食い止めますが、そんなことをしていると塔の破壊が出来なくなってしまうので、ブレイバーンは自分は塔の破壊に向かうのでスペルビアを食い止めるのは別の者に任せると言い出す。ここでブレイバーンから指名を受けたのがスミスでした。そもそもスミスのTS機体の中にルルが乗っており、スペルビアは執拗にスミスの機体を狙ってきていました。だからスミスはルルを守るためには戦うしかない状況でしたし、それにスミスは戦いの場でイサミの力になると誓った男です。だからこの局面でスミスが指揮を執り、ブレイバーン抜きの通常戦力でスペルビアを食い止めるようにとブレイバーンは言う。

しかしハワイでは通常戦力ではスペルビアには全く歯が立たなかった。だから本当に自分たちだけで大丈夫なのかとスミス達も困惑しますが、ブレイバーンは「今のスペルビアであれば私がいなくてもきっと倒せる」と言って、その場を離脱して塔に向かいます。スペルビアとしては、もともとルルを狙っていたのをブレイバーンに邪魔されていた形だったので、ブレイバーンを追いかける理由は無く、邪魔なブレイバーンが居なくなったのでそのままルルの居るスミス機の方に向き直ります。こうなったらスミス達も肚を括って戦うしかない。

ブレイバーンに乗っているイサミは「スミス達だけじゃ無理だ」と言いますが、ブレイバーンはスミスは指揮統制能力に優れていると言ったはずだとかイサミに言う。イサミはブレイバーンにそんなことを言われたことがないので、そんな存在しない記憶の話をされても困りますが、ブレイバーンは相変わらず相手の話を聞かずマイペースで、スミスが全身脱毛しているにも関わらず大衆浴場でいつも脇を隠す繊細さを持ち合わせているとか、どうでもいい話を続ける。そもそもどうしてブレイバーンが大衆浴場でのスミスの振る舞いを知っているのかも謎だが、イサミはまずスミスが全身脱毛していることに困惑します。そんなアホな話をしている間にブレイバーンは塔の下に到着し、イサミはブレイバーンから東京の塔の番人のデスドライヴズの名は「クピリダス」だと聞きます。

一方、スミス達の方はTS部隊や航空戦力や艦砲などの総力を挙げてスペルビアと戦う態勢をとります。ブレイバーンとスペルビアのオーバーテクノロジー同士の戦いというのも燃えるけど、こういうオーバーテクノロジー兵器を相手に通常兵器で総力戦で対抗するという展開も激燃えです。そして、イサミとスミスがそれぞれの戦場でベストを尽くして、勝ってまた後で酒を呑もうと相棒として誓い合うのもアツいです。そしてブレイバーンは塔の頂上で相対したクピリダスを一刀両断して瞬殺し、スミス達もTS部隊の一斉射撃でスペルビアを爆炎で包み込み、倒したと思いました。だが、倒したと思った相手が爆炎で姿が見えない場合というのは、相手が無傷の姿で爆炎の中から現れるパターンではないかと嫌な予感がしたヒビキが「これ、誰かが”バカな”って言うやつじゃ?」と不吉なことを言う。すると、その不吉な予感の通り、スペルビアが無傷の姿で爆炎の中から現れ、その姿をモニターで見たキング司令官が「バカな」と言ってしまう。いや、お前が言うんかい!と思って爆笑してしまいました。

スミスはやはり通常戦力では通用しないかと思い、スペルビアも余裕の態度でルルを早く返すようにと迫るが、そこに大口径弾の遠隔射撃が命中しスペルビアはよろめく。それを見てスミスは大口径の弾ならば効果があると気付くが、同時に意外にも思う。ハワイの時は大口径の弾でも効果は無かったはず。そこでスミスはさっきブレイバーンが「今のスペルビアであれば私がいなくてもきっと倒せる」と言っていたことを思い出し、どういう理由かは不明だがスペルビアはハワイの時よりも弱体化しており、ブレイバーンはそのことに気付いたので自分たちにスペルビアを任せても大丈夫だと判断したのだということに気付いた。

それで自信を深めたスミスはミサイルと艦砲の精密攻撃でスペルビアを一斉に叩き、更にTSも全機が大口径弾を発射できるユニットに換装して一斉砲撃を浴びせる。これでさすがに倒せたかと思ったが、それでもスペルビアはこの攻撃も耐え抜いた。そして爆炎の中から姿を現してスミス機に襲い掛かってきてルルを返すよう詰め寄る。ただ、どうもさっきまでの余裕の態度ではなくなっていて、かなりキレている様子です。耐え抜きはしたものの、やはり大口径弾やミサイルでの一斉攻撃はかなり効いたのでしょう。このままこんな攻撃を喰らい続けたら耐えきれなくなると判断したので焦っている様子です。そして逃げるのではなく必死でルルを返すよう求めている。まるでルルさえ取り戻せば形勢逆転出来ると考えているかのように見える。そんなスペルビアの異常な様子を見て、スミスは「一体どうしてそんなにルルを欲しがっているんだ?」と不審に思う。

一方、塔の頂上では、ブレイバーンがクピリダスを一刀両断して爆散させて戦いは終わったはずであったが、なんとクピリダスは塔の中から復活してきた。そして、そのことをブレイバーンも予測はしていたようです。更に、復活してきたクピリダスは「どうやら貴方は私の望みを叶えてくれそうだ」と謎めいたことを言う。クピリダスはブレイバーンを倒すことが目的で戦っているのではなく、ブレイバーンに何か望みを叶えてもらいたくて戦っているみたいです。だがブレイバーンはそんな素振りは無く、ただクピリダスを倒すことしか考えていないようです。そんなブレイバーンを見て、何故かクピリダスは満足げなのでイサミはどういうことなのかよく分からない。

更にイサミが不審に思ったのは、そうして復活してきたクピリダスが腹部にある丸いハッチのような部分から何かカプセルのようなものを排出して、それと同じカプセルが塔の中からせり上がってくると、同じハッチから今度はその新しいカプセルを中に入れたことです。そうしてブレイバーンが斬りかかってクピリダスはまた瞬殺され、爆発四散するとそのカプセルは排出されていった。そしてまたクピリダスは復活してきて、また新しいカプセルを中に入れる。そういうことを延々と繰り返す。クピリダスはほとんど攻撃してくることはなく、ひたすらブレイバーンがクピリダスを瞬殺する。こうした何とも異常な状況にイサミは混乱します。クピリダスは戦いながら自分の望みについて何か喋ろうとしてるのですが、ブレイバーンがとにかく相手の話を聞かないヤツなので、クピリダスが喋り始めた途端に瞬殺してしまうのでクピリダスの言葉がよく聞き取れずイサミは苛立ちます。

しかしクピリダスのブッタ斬られた言葉を繋ぎ合わせていくと、どうやら「最高の爆発で満足させてほしい」と言ってるみたいです。つまりクピリダスはブレイバーンに派手にやられて爆散したいみたいです。だが、どうも理想の爆発にこだわりが強いみたいで、なかなか満足出来ないみたいで、それで何度でも復活してきて再びブレイバーンに斬られるために襲い掛かってくる。ブレイバーンもクピリダスの望みが理想の爆発であることを分かっていて、色々と工夫して良い爆発になるように頑張っているみたいですが、クピリダスはなかなか満足出来ず、遂にはイライラしてキレてしまいオラオラ口調になって絡んできます。

そんなことをしているうちに、遂にはバーンブレイドが酷使しすぎたのか折れてしまい、どうにも埒が明かなくなってくる。そこでブレイバーンはイサミに「こんな時イサミならどうする?」と質問してくる。これに対してイサミは大真面目に考え込み、クピリダスやカプセルを無尽蔵に生み出す塔ごと破壊するしかないと答え、そのためにもっと巨大な武器が必要だと言います。すると、それを聞いた途端にブレイバーンは我が意を得たりとばかりに「バーン!アーックス!」と叫んで大きな斧状の新たな武器を出現させ「こんなこともあろうかと私が秘かに作っておいた武器だ」と得意げに言う。あの空母の格納庫の隅の子供部屋みたいなスペースでシコシコ作っていたのはコレだったのですね。

更に「説明しよう!イサミと私の熱い魂が呼応した時」とかいうバーン・アックスについての説明が入るが、これがナレーションじゃなくてブレイバーンが実際にいちいち喋ってるのがウザくて最高に笑える。この説明の中で、事前に報せるとイサミの本気のボイスが聞けなくなるからとか何とか言い訳がましいことを言ってるが、つまりあらかじめバーンアックスを用意していたのに、それを隠しておいてイサミに「巨大な武器が欲しい」と言わせたのだそうです。なんでもイサミの熱い魂が無いと出現しない仕様になってるらしい。なんでそんな使いづらい仕様にしてるのかサッパリ分からんが、熱い魂で呼び出さないと強い武器にならないというブレイバーン特有の設定なんでしょう。しかしイサミには「そんなのがあるならさっさと出せ!」とブチギレされてしまいます。

まぁとにかくバーン・アックスを振り上げて大きくジャンプしてから飛び降りての豪快な振り下ろし技「ブレイブ・バニッシュ」が決まり、クピリダスと塔をまとめて両断してブレイバーンは勝利する。そしてクピリダスは「素晴らしい!これぞ私の求めていたもの、きっと素晴らしい爆死に」と満足してくれた様子。そうして最後に「皆さん!真の望みを叶えたくばブレイバーンのもとに!」と誰かに呼びかけて爆散して消滅した。そして塔も爆発して、ブレイバーンは勝利した。しかし「真の望み」とは一体何なのかとイサミは困惑していた。クピリダスの最期の言葉をそのまま受け取ると、クピリダスの真に求めていたものは「素晴らしい爆死」だったということになる。そして、クピリダスと同じ望みを持つ者達が他にも居て、ブレイバーンと会えるぐらいの範囲にそれは複数居るようです。

つまりそれはデスドライヴズの残り6体と思われ、彼らデスドライヴズは「素晴らしい爆死」をするために地球にやって来たということになる。そのためにわざわざ侵略戦争を起こして、ブレイバーンという強大な敵を出現させて激しく戦い返り討ちに遭うということが目的だったということになるのだろうか。おそらくその相手はブレイバーンでなくてもいいのでしょう。地球の兵器で「素晴らしい爆死」が出来るのならそれはそれでいいのでしょう。ただ地球人の兵器ではそれが出来なかったのでデスドライヴズは「素晴らしい爆死」に至る「素晴らしい戦い」を全力でやり続けた結果、地球人側にとんでもない被害が出てしまったということなのでしょうか。もしそうだとすると集団自殺に巻き込まれて大怪我を負わされたようなもので、迷惑この上無い話なのだが、そもそもどうしてデスドライヴズはそんなに派手な死を求めているのでしょう?

ここからは本編内容に基づくわけではない妄想だが、そもそも我々のような有機生命体の常識で彼ら金属生命体の死生観を評すること自体が間違いなのではないかと思う。我々はとても死にやすい生命体だから、望みは何かと聞かれたら「死なないこと」などと答えるのでしょうけど、逆に金属生命体であるデスドライヴズはなかなか死ねない身体なのではないでしょうか?まず寿命や病気で死ぬということがないのでしょうし、身体が破損してもパーツを取り換えれば復活する。というか、今回クピリダスが何度も復活したように、よほど満足した死に方でない限りは自動的に復活してしまう仕様なのでしょう。そんな彼らは「死なない」ということに飽いていて、望みは「死ぬこと」ということになるのでしょう。そして死ぬためには悔いを全く残さないほど全力で戦い抜いて完膚無きまでに敗北して、ホントにもう一点の曇りもないような素晴らしい爆死で粉みじんになるしかないのでしょう。だからそれを実現してくれる絶対的な強者との戦いを求めて宇宙に飛び出してあちこちに侵略戦争を仕掛けまくっているのではないでしょうか。なんとも迷惑な話ですが。

そうしてクピリダスは「素晴らしい爆死」を遂げて望みを叶えて消滅した。しかしスペルビアはハワイでのブレイバーンに敗れた際の爆死では十分満足出来なかったのでしょう。だから復活してきたのでしょう。そこまでは分かる。しかし、その爆発の際に放出したルルを執拗に求めているのが謎です。ただ、ルルが入っていたカプセルというのは、クピリダスが戦いの最中、復活してくるたびに身体の中に入れていた例のカプセルと同一のものです。あのクピリダスのカプセルの中にもルルのようなものが入っていたとして、それが戦いの際に必要なものであるとするなら、スペルビアが戦いに際してルルを奪還しようとするのも何となく分かるような気がする。前回、スペルビアは「ブレイバーンと戦う前にルルを返上してもらわねばならない」と言っていたのであり、やはりスペルビアが戦うためにはルルが必要みたいです。

そう考えると、現在のスペルビアが地球人の通常兵器でダメージを受けるほどに弱体化しているのはクピリダスのようにルルを体内に入れていないからなのであり、ブレイバーンはスペルビアがルルを求めているのを見てそのことに気付いたのでしょう。そして、今こうしてダメージを受けてしまったスペルビアが必死になってルルを寄越すようにスミス機に詰め寄っているのも、ルルを体内に入れない限り劣勢を跳ね返すことが出来ないからなのでしょう。

しかしスペルビアはスミス機の装甲を剥がしてルルを発見した際、ルルが言葉を話しているのを見て愕然としてしまい、「ルルが言葉を話し、ましてや動くなど、これはルルではない」と困惑し「これでは我の望みは叶えられない」と絶望して座り込んでしまう。そして考える時間が欲しいと言って座り込んで動かなくなってしまい、そのまま捕虜とされてしまったのでした。

スペルビアの「望み」はおそらくクピリダスと同じ「素晴らしい爆死」なのでしょう。問題は、その「素晴らしい爆死」はルルが喋ったり動いたりしてると叶えられないというのはどういうことかということです。一方でクピリダスは「望み」を叶えて「素晴らしい爆死」を遂げることが出来た。ならばクピリダスの方のルルは喋ったり動いたりしないということになります。スペルビアの言葉をそのまま受け取るならば、そういう「喋ったり動いたりしないルル」こそが彼らデスドライヴズにとってのちゃんとした「ルル」なのです。そういうちゃんとしたルルを体内に入れて戦ってこそクピリダスのように素晴らしい爆死を遂げて「死ぬ」ことが出来る。スペルビアは自分の求めていた「ルル」が動いたり喋ったりする「不具合」を起こしていることを知って、そんな「ルル」を体内に入れて戦ってももう「素晴らしい爆死」という「望み」を叶えることが出来ないと悟り、もう戦っても意味は無いと絶望して戦意を喪失して捕虜になったのでしょう。

それで、クピリダスの方の「ルル」を調べることになった。クピリダスが排出したカプセルが崩れた塔の近くに落ちていたからです。その使用済みカプセルの中を開けてみると、中には紫色の粘液の中に人間のような生命体が入っていた。ルルと同じ状態といえます。それはルルと似た容貌であったが、明らかにルルと違っていたのは、干からびたようになって死んでいたことでした。調べてみると死因となるようなものは何も無く、ただ単に生命力が尽きて死んでいる様子だった。

その後、スミスとイサミとルルの3人でスペルビアのもとに行き「ルル」というものについて事情を聞くことが出来た。そこでスペルビアが語った内容によると、デスドライヴズは塔で「ルル」を生成しているらしい。そしてデスドライヴズは「望み」を叶えるための戦いに赴く時に「ルル」を体内に入れてその力を利用するのだという。有機生命体の100年分ぐらいの寿命の生命エネルギーを瞬時に使い切ることで莫大なエネルギーを得ることが出来るのだそうです。おそらく、そうしてこそデスドライヴズは死んでも復活しないぐらい悔いの残らない戦いを戦い抜くことが出来るのでしょう。いわばドーピングのようなものですが、デスドライヴズが「素晴らしい戦いの末の素晴らしい爆死」を遂げて「完全なる死」という望みを叶えるためには不可欠のドーピングなのだといえます。

これだけ聞くと、人間をそんなことのために殺しているのかと腹が立つ人もいるかもしれませんが、「ルル」は人間に似てはいるが人間そのものではない。あくまで金属生命体であるデスドライヴズの世界における一種の稀少な有機生命体という存在に過ぎない。我々地球人とは直接的な繋がりは何も無い。デスドライヴズから見れば、我々人間が犬や猫を見るような感覚よりももっと遠し存在だといえます。そもそも生命体としての基本組成が違うのです。人間が化学物質を生成しているような感覚でしょう。そうやって生成した化学物質から薬品を作って服用しているようなものです。そこに罪悪感などというものは無いでしょう。おそらくクピリダスが体内に入れていたような「普通のルル」はスミスと一緒にいるルルのように喋ったり動いたりすることはなく、あのカプセルの粘液の中でずっと眠ったようで動くこともないのでしょう。スペルビアのルルを見た時の驚きは、例えば日々服用している薬がある日突然喋り始めて動いたりしてるのを見た時の感覚に近いのではないかと思う。もしそんな光景を目撃したら、その後いつも通りにその薬を服用など出来ないであろうし、そんなものを服用したとしても効果があると期待など出来ないでしょう。そういうのがスペルビアの感じたことだったのではないかと思います。

ここで再度整理してみると、ハワイでスペルビアがブレイバーンと戦って敗れて爆発した際に放出されたカプセルというのは、おそらく海岸に漂着していたルルの入っていたカプセルとは別のものだったのでしょう。何故なら、あの戦いの後で排出されたカプセルの中に入っていたルルは干からびていたはずだからです。だから、干からびる前のルルが入っていたカプセルはそれとは別の未使用のカプセルであり、それはおそらくスペルビアが戦いに不満が残って復活した際に一緒に現れたカプセルだったのでしょう。

復活したデスドライヴズとカプセルが何処から生じて来るのかはよく分からない。今回のクピリダスは塔から出現していたが、ハワイでスペルビアが復活した際には既に塔は無かった。そもそも塔が無ければ復活しないのであれば、むしろデスドライヴズが永遠の生に苦しむ必要は無いのであるから、デスドライヴズの復活はどんなシチュエーションでも起きるのだと思います。おそらく今回のスペルビアの復活は海中移動基地においてだったのでしょう。ただ、今回スペルビアも言っているように「ルルは塔で生成されている」のですから塔が無いと「ルル」は枯渇してしまう。復活したスペルビアにとって、その「ルル」は最後の1つだったそうですから、塔の破壊という事態において非常に稀少な「ルル」だったようです。だが、それを復活したばかりのスペルビアは紛失してしまい、それは海岸に漂着してスミスに拾われてしまった。そうして「ルル」を探して日本までやって来たスペルビアがようやく発見した「ルル」はスミスの教育によって喋ったり動いたりするようになっていて、まともな「ルル」ではなくなっていたのです。

もともとスペルビアはハワイでは「ルル」を使った状態でブレイバーンと戦い最初は圧倒していたのだが、イサミがブレイバーンに乗ったことによって無様に負けてしまった。それはスペルビアにとって非常に不本意で不満の残る戦いであったが、それはイサミの乗ったブレイバーンとの圧倒的な力の差によるものだった。「ルル」を使った状態でもそんなザマだったのに、その後、復活して「ルル」を紛失してしまい、ようやく見つけたと思ったら「ルル」は使い物にあらなくなっていて、塔が無くなったのでもう「ルル」も手に入らない。それで途方に暮れて、ブレイバーンと満足な戦いが出来る別の妙案が無いものかとずっと座り込んで思案している間にいつの間にか捕虜扱いになっていたのでした。

そんなスペルビアにスミスが「別の妙案ならある」と言う。それはなんとスミスがスペルビアに乗るというものでした。ブレイバーンにイサミが乗ることで超パワーが発揮出来るというのなら、スペルビアに「ルル」などではなくスミスが乗れば同じぐらいの超パワーが出るのではないかというのがスミスの妙案でした。もちろんそれは自分がスペルビアという青色のライバルロボットを乗りこなして2号機パイロットという新たなヒーローになりたいという願望を叶えるためであった。スペルビアもそれによってブレイバーンと素晴らしい戦いが出来るというのであれば有難いということでその提案を受け入れた。

だがスペルビアにはブレイバーンのようにコクピットがあるわけではないので、「ルル」を入れるためのカプセルにスミスが入ることになったが、そんなことをしたら「ルル」のように干からびてしまうんじゃないかと皆は心配して、スミスにバカなことは止めるようにと忠告する。しかしスミスはヒーローになるためなら命など惜しくないとかアホなことを言うので皆は呆れ果てる。そしてスミスがカプセルの粘液の中に入って、そのカプセルをスペルビアが体内に入れるが、スペルビアは悪いものでも食ったように苦しみ出してカプセルを排出してしまい、カプセルの中からは紫色の粘液で溺れそうになったスミスが出てきて、皆は汚物を見るような目でスミスを見ます。

そうしているとキング司令官からスミスにすぐ来るようにと呼び出しがあり、スミスは紫色の粘液まみれで司令官に会いに行きドン引きされるが、TSの新設小隊の隊長に任命される。それはこれから地球に残るデスドライヴズの6つの塔を殲滅するための戦いでブレイバーンとイサミを支援するための特別隊だった。スミスはその任務を喜んで受けて、スペルビアを乗りこなそうと張り切りますが、スミスには日米共同開発の新型TSが新たな機体として支給されるという。それはなんか人間の精神で動かすような怪しげな仕様の複座TSで、適合者があまりいないという、まるでニュータイプ機みたいな代物だが、スミスはその仕様を聞いて何か思い当たるフシがあったようです。そして、なんとルルがその機体の適合者だということが判明する。

また、スペルビアはブレイバーンとイサミと話をして、イサミにはちゃんと名前があり魂があるのに対して、自分は名前も無い「ルル」というものを当たり前のように使って戦っていた、その差が自分とブレイバーンの差だったのかもしれないと考える。そんなスペルビアにブレイバーンは「ルルもまた素晴らしい名になり得る」と言い「熱い魂を持った者を乗せて戦うのは良いものだぞ」と諭すのでした。それに対してスペルビアは、あの変わり果てたルルを見た時にブレイバーンの言う「魂」を感じたのだと言う。そして、そうした「魂」は自分たちデスドライヴズにも存在し、同様にブレイバーンにもイサミにも存在しているのだと言う。そして、そうした「魂」の共鳴こそが自分たちの「望み」に近づくために必要なものだとスペルビアは思うのでした。

 

 

メタリックルージュ

第7話を観ました。

今回は色々なことが分かってきたような気がする。でもまだ分からないことも多い。でもまぁ話が動き出してきたので今後に希望は持てるような気はしてきました。今期一番面白いとかそういうレベルにはもうならないと思うけど、それなりに面白くなるんじゃないでしょうか。少なくとも駄作にはならないでしょう。難解なので嫌がってる人が多く、駄作認定までしてる人もいそうですけど、私は嫌がらずに最後まで付き合おうとは思っています。予想していたほどには面白くならなそうですけど、ちゃんと一貫性のある物語になりそうですから最後まで見て後悔はしないと思います。そう信じたい。最後が「海賊王女」みたいにならないことを祈りたいです。アレは最後に急に超難解になったから、最初から難解なこの作品とはタイプが違うとは思いますが、同じオリジナルアニメでなんか海外向けっぽい作りなのでちょっと共通点を感じて不安になってるだけです。この作品の場合は序盤からちゃんと来訪者とか簒奪者とか伏線で出してるから、たぶんオチはそのあたりの話なんでしょうから、ちゃんと伏線回収して終われるとは思うんですよね。

今回、まず冒頭で「金星計画」というものがいきなり出てくる。ジーンの語りで説明されるので、ジーンが関与しているのでしょう。ジーンにはルジュにも隠している裏の目的があるっぽいことはこれまでの描写から想像は出来ていましたが、そこに「金星計画」が関わっているっぽいですね。この「金星計画」は金星を地球生物のような炭素系生命体が住める環境にテラフォーミングしたり人工ブラックホールを使って金星を地球と同じ公転軌道に移すという壮大な計画で、「来訪者」という異星人のオーバーテクノロジーを使って行われているらしいが、それでもなお大量のネアンが犠牲となっている難事業です。問題は、そこまで犠牲を払ってまでして金星を住めるようにするだけの必要性が地球人類には無いということ。実際に犠牲になっているのは金星で製造されては死んでいくネアンであって人間ではないのであまり気にしている人はいないようですが、金や資材だって無駄になっているわけですから考えてみれば不合理な話です。

「実際は誰のための計画なのか」それについては情報は開示されていないとジーンは言っている。それはジーンは真実を知っているということなのか、それともジーンはその真実を探っているのか、そのあたりはまだよく分からない。ただ、おそらくジーンの父のロイが殺された件はその真実に絡んでいるのではないかと思う。また、ここで急にこれまで音沙汰の無かった「来訪者」というワードが出てきたのは気になる。来訪者のオーバーテクノロジーが金星計画に使われているということは、来訪者はまだ地球人類の身近に存在しているということです。そして金星計画が来訪者の利害に関係しているということも分かる。ならば金星に移住しようとしているのは地球人ではなくて来訪者なのではないかとも思えてくるが、どうしてわざわざ環境改善が困難な金星を選んでいるのかはよく分からない。

この後、本編は前回のラストを承けての話となり、宇宙船での連続殺人騒動の結果、ルジュの正体が守護局にバレてしまって、ジーンがルジュを使って勝手にインモータルナインを狩っていたこともバレてジーンは真理部の次長を解任されたようです。しかも守護局は真理部の解体も求めているとか。その目的は「真理部を通さずに来訪者と直接交渉の権限を持ちたいから」だそうです。ということは、真理部という部署は「来訪者」との交渉窓口だったのですね。だからやはり来訪者が関与している金星計画にもジーンは絡んでいた可能性が高いといえます。

それで、解任されたジーンのもとにナオミがやって来るんですが、守護局にルジュのことをリークしたのはナオミらしい。だから前回のラストでナオミは急にルジュを裏切って守護局の側についたんですね。ただナオミは守護局の人間ではない。かといって普通の真理部の職員だったわけでもない。「神祇官」という立場らしいが、ジーンの言うにはナオミは「特別な存在」だそうです。それゆえ裏切るリスクもあったが、そのリスクも承知でルジュの傍に置いていたらしい。それでも結局はナオミはルジュを裏切ったわけですが、それはどうやらナオミ側から見てジーンに不信感を抱くようになったからのようです。そのきっかけになったのが「簒奪者」と繋がっているらしき例の移動カーニバルの人形使いがルジュの記憶を探っていたのを知ったことです。それによってナオミはルジュには自分が教えられていない秘密があることを感じ取り、それで自分たちに隠し事をするジーンに不信感を抱いたのでしょう。

ここで「自分たち」と表現しているのは、ナオミがジーンと会話する時に「我々に隠し事をしている」という言い回しをしているからです。このことからナオミは個人としてジーンに相対しているのではなく、何らかの集団の代表者としてジーンと交渉していることが分かる。「特別な存在」と言われているわけだから、普通の政府機関の人間というわけではないだろう。ジャロンがナオミの身体に触れた時に特異な存在であることを認めており、おそらく普通の人間でもないのでしょう。ただネアンなのであればジャロンはネアンだとか自分と同類だとか言うであろうからネアンでもない。ナオミは「簒奪者」には敵意を抱いている様子なので「簒奪者」でもない。そうなると、真理部のジーンと繋がっていることから考えて、おそらくナオミは「来訪者」の真理部との交渉の窓口担当というところなのでしょう。

その異星人であるナオミがどうしてジーンによるインモータルナイン狩りに同調していたのか理由は不明だが、もしかしたら金星計画に関係しているのかもしれませんね。ただルジュに何かネアン絡みの重大な秘密が隠されていて、それを簒奪者が探っていることにナオミは危機感を抱いたようです。そして、ルジュの秘密について自分に教えていなかったジーンの真意が分からなくなり信用出来なくなったというところでしょうか。問題は、どうして簒奪者がネアンの秘密を探ると来訪者のナオミが危機感を覚えるのかです。やはり来訪者とネアンの間には何か重大な関係があるということなのでしょうか。

それでルジュですが、守護局に拘束されていましたが正式に守護局に引き渡されたわけではなく、それについてはナオミが神祇官という立場でストップをかけていました。そうしているとジルが守護局に侵入してきてルジュを救出して脱獄させます。実はジルはアルターの指導者でインモータルナインの筆頭である閃光のシルヴィアであり、ネアンを「アジモフコード」と「ネクタル」という人類による呪縛から解放するために戦っているのだと言う。そしてルジュにはネアンをアジモフコードから解放する力があるのだとも言う。これはおそらく人形使いが探していた「イブ」というコードのことでしょう。

一方、ルジュが脱獄したと聞いたナオミはサイボーグ兵士たちにルジュを捕えさせようとするが、シルヴィアの出現は予期していなかったようで、シルヴィアによってサイボーグ兵士たちを倒されていき、更にライコスという別のインモータルナインが乱入してきてルジュを連れ去ってしまう。ライコスの正体は宇宙船で乗り合わせていたアエスであり、アリスという双子の姉とは実は同一人物で多重人格者であった。そうしてルジュとアエスは一緒にいるところをアッシュ捜査官に見つかり、アッシュ捜査官の自宅に匿ってもらうことになった。そこでルジュは父であるロイを殺したのはジャロンであるとアッシュに伝えます。また、アエスとアリスはアルターから距離を置き、シルヴィアから逃れて隠れる生活を送っており、ルジュにどうして自分たちを殺すのかと問い詰める。それに対してマトモに返答出来ないルジュにアリスが呆れて、結局アエスとアリスもその場を去っていく。

最後はジーンが秘かに旧ユングハルト邸に向かい、それを例の人形使いが作ったと思われる青髪のルジュ「シアン・レッドスター」が見つめる場面が描かれたり、宇宙船から地球に落ちたジャロンが生きていて何処かの海岸に漂着したところにグラウフォンという男が現れて、これもおそらくインモータルナインの1人だと思われるというところで今回は終わり次回に続きます。これでインモータルナインは最初に倒された2人とヴァイオラとヴェルダ、シルヴィア、ライコス、ジャロン、そしてグラウフォンと8人が登場し、残るは1人ですね。