2023年秋アニメのうち、12月8日深夜に録画して12月9日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。
葬送のフリーレン
第14話を観ました。
今回は上品な恋愛要素で魅せてくれたとても素敵なイイ話でしたね。とても良かったです。フリーレン一行は市場の立ち並ぶ割と賑やかな都市に立ち寄り宿泊しますが、そこでフェルンの誕生日だというのにシュタルクがプレゼントを用意していないと聞いてフェルンがヘソを曲げてしまいます。それで喧嘩になってシュタルクが怒って宿を出ていってしまう。フェルンはシュタルクの誕生日にプレゼントをあげましたから、シュタルクがフェルンの誕生日にお返しにプレゼントをしないというのは確かに非礼といえますが、フェルンもシュタルクの言い分を全く聞かずにキレてしまったのは良くないとフリーレンみたいなアホにまで説教されてしまいます。
ザインもフェルンの誕生日は知らなくてプレゼントを用意してなかったので一緒に選ぼうとフェルンを誘いますがフェルンは断って、好きなものを選んでくれていいと言う。それを聞いてザインはシュタルクの誕生日にプレゼントを買った時はフェルンが一緒に選んだのだろうと言い当てる。どうしてそれがザインに分かったのだろうかと不思議に思うフェルンでしたが、ザインはフェルンがシュタルクと一緒にプレゼントを選んだことが大切な思い出になっているから、自分と一緒にプレゼントを選ぶことに抵抗があったのだと指摘し、フェルンが本心ではシュタルクと一緒に誕生日プレゼントを選びたいはずだと言い、シュタルクに謝って仲直りして一緒にプレゼントを買うようにとフェルンの背を押します。
それでフェルンが公園に居たシュタルクのもとに行くと、シュタルクは本当はフェルンと一緒に選ぼうと思って誕生日プレゼントを買っていなかったのだと打ち明ける。それでフェルンは嬉しく思い、シュタルクに言い過ぎたことを謝り、一緒にプレゼントを買いに行きます。それを屋根の上から見守っていたフリーレンのものにザインが来て「他人と距離感が分からなくて衝突するのは若者の特権だ」と言う。
そしてフェルンがフリーレンではなくて自分に相談してきたのはどうしてなのかと不思議に思うザインに対して、フリーレンはきっとフェルンはザインにハイターを重ねているのだと言う。自分はハイターのように偉大な僧侶ではないと言うザインにフリーレンはハイターはしょうもない坊主だったという真実を教える。だがザインの知るハイターは立派な大人であった。しかしハイターが生前に「子供の成長のための心の支えになるために大人のフリをするのが立派な大人というものだ」と言っていたのを知っていたフリーレンはザインも立派な大人をちゃんとしていると認めて、生前のハイターの頭を撫でて褒めてやったように、ザインの頭も撫でてやるのでした。
そうしてこの都市でフェルンはシュタルクに装飾の入った腕輪を買ってもらったのですが、その意匠は鏡蓮華という花をあしらったものだった。実はフリーレンも昔ヒンメル達との旅の途中でこの都市に立ち寄っていて、その時にヒンメルに同じ鑑蓮華の意匠の指輪を買ってもらっていた。馬車で都市を出て商人と一緒に森の中を移動中にフリーレンがそれを見せようとした矢先、鳥の魔物が襲ってきて、魔物は倒したものの馬車が破損してしまい修理が終わるまで森の中で逗留することになる。
ところが魔物に襲われた際にフリーレンはその指輪を森の中に失くしてしまい、作業の合間に秘かに探しに出歩く。一方でフェルンはシュタルクから貰った腕輪の意匠となっている鑑蓮華の花言葉が「久遠の愛情」を表しているのだとザインから教えられて嬉しく思う。シュタルクはそんな花言葉は知らなかったが、それでもフェルンには大切な思い出となったのです。
そして馬車の修理が終わって森を去ることになったが、そこでフェルンはフリーレンが自分と同じ鏡蓮華の指輪を失くしていたこと、しかもそれがヒンメルから贈られたものだと聞いて何とか探し出そうと言う。フリーレンはそんな大した指輪じゃないと言うが、フェルンは鏡蓮華の花言葉は「久遠の愛情」だと言い、それはヒンメルの想いがこもったものなのだと言いますが、フリーレンはヒンメルはそんな花言葉は知らなかっただろうと言う。だがフェルンはシュタルクが花言葉も知らずにたまたま選んだ鏡蓮華の腕輪が自分にとっての大切な思い出になったのと同様に、たとえヒンメルが知らずに選んだのだとしても、その花言葉を知ったフリーレンにとってはその指輪は大切なものであるはずだと思い、あくまで探し出そうと主張する。
結局、商人が報酬として用意していた魔法よって指輪は見つけ出すことが出来た。その際、フリーレンは昔のことを思い出し、そういえばヒンメルは鏡蓮華の花言葉を知っていたようだったことに気付く。そしてヒンメルが特別な想いを込めて自分に指輪を贈ってくれていたことにも気付く。全く、大事なことはいつももう取り返しがつかない後になってから思い出すものであります。しかし指輪はフリーレンの手元に戻り、フリーレン達はヒンメルの魂の待つ地へと向かっている。今回は大体こういう内容であって相変わらず素晴らしい。しかし今期はこれよりも素晴らしいアニメが多数あるというところが非常に素晴らしいといえます。
カノジョも彼女 Season2
第22話を観ました。
今回も含めて2期は残り3話であり、沖縄旅行編でクライマックスを迎えますが、今回はその沖縄旅行編の2回目で大山場である次回に繋がる展開が描かれたエピソードだったといえます。そういうわけですから決め回は次回であり、今回はその前フリでした。いよいよここからが大事という場面で終わったので消化不良な回でしたが、次回で決めてくれればそれでいいです。それに前フリ回ではあったが普通にしっかりラブコメとして面白かったです。
ヒロインの出番としては紫乃が特に多めで、次いでミリカの出番が多くて咲と渚の出番は今回は少なめでした。特に途中からずっと紫乃が直也と2人きりになる場面が続くので他のヒロインの出番はどうしても少なくなります。この2期のお話は基本的に紫乃がメインヒロインのような感じなので、いよいよクライマックスで紫乃の出番が増えるのは当然といえますが、2期の序盤から一貫して根底に流れているのは紫乃と咲の友情物語なので、最終的には咲の見せ場も回ってきます。何だかんだ言ってこの物語全体のメインヒロインは咲ですから。
まず今回は前回のラストシーンの続きから始まります。つまりビーチで気絶してミリカと紫乃によって別荘まで運ばれてきてベッドにガムテープで拘束されてしまった直也にミリカが馬乗りになって迫ろうとしている場面です。気を失ったままの直也は海水パンツ一丁だし、ミリカはエロい露出度のビキニの水着姿であり、そのミリカがベッドの上で直也に馬乗りになっている姿は非常にエロくて、どう見てもいやらしいことをしようとしているように見えます。
ビーチで直也が紫乃を助けに海に入ったら急に気絶して運ばれていったので唖然としていた咲と渚も直也が心配になって別荘に戻ってきましたが、ミリカは紫乃に借りた部屋のカギを持ったまま内側からカギをかけてしまっており、部屋は密室状態で誰も入れない。そもそも直也を好きだということがミリカにバレてしまい、ミリカがその秘密を口外しない代わりにミリカと直也が2人きりになるため協力する秘密同盟を結んでいる紫乃がこの件に加担したのでこういう状態になってしまってるんですが、紫乃も2人きりにすることまでは協力してもそれ以上にエロいことをするとなると、そこまでは協力する義理は無い。
まぁミリカの機嫌を損ねたら秘密をバラされてしまうわけだから基本的にはミリカには逆らえない状態の紫乃なんですが、それでもミリカと直也の間で「5か月間はエッチなこと以外なら何をしてもいい」という約束になっていることは承知していますから、もしミリカが直也の意識が無いのを良いことにエッチなことをしようとしているのならそれは明確なルール違反だということは分かる。自分を騙して密室状態を作った上で、誰も手出し出来ない状態でミリカがルール違反を犯すというのなら紫乃としてもさすがに看過できない。直也にも咲にも申し訳が立たない。
それで紫乃はドアを開けるようミリカに求めますが、ミリカは邪魔をされたくないので無視しており、紫乃はますます焦る。そこに咲と渚が戻ってきて、紫乃は自分が加担したことは伏せたまま、ミリカが直也をベッドにガムテープで縛ったまま部屋にカギをかけて2人っきりになっているという状況を2人に説明します。冷静に考えたらどうしてそんな状況を紫乃が制止せず放置しているのか疑問に思うべきなんですが、咲も渚もあまりの緊急事態に驚いてそれどころではないようで、まずは部屋に入ってミリカを止めなければならないと考える。それで紫乃をドアの前に残して咲と渚でスペアキーを探そうということになります。
一方で部屋の中ではようやく直也が目を覚まして、また自分がミリカに拉致されているということに気付いて驚き、どうしてこんなことをしたのかとミリカに問う。するとミリカは「直也が咲とキスしようとしていたからだ」と答える。しかし直也はいちいちそんな理由で拉致されては堪ったものではない。自分と咲は恋人同士なのだからキスぐらいしても当たり前なのだ。まぁ渚にハッパかけられてようやくキスしようとしていた直也が偉そうに言えたことでもないんですが、確かにそれは正論です。恋人同士である直也と咲のキスを邪魔する権利はミリカには無い。直也が5ヶ月の間ミリカに許可しているのは自分に全力でアプローチすることだけであり、それに関しては直也は誠心誠意受け止めるつもりではあるが、自分と咲の関係や自分と渚の関係をミリカが邪魔をすることまで許可した覚えは無い。
だから自分と咲の邪魔をするために自分を拉致したのだとしたらそれはルール違反だと直也は非難しているのだが、ミリカはこれも自分にとっては必要なことなのだと言う。何故ならミリカが目指しているのは三股交際ではなくて、咲や渚から直也を奪って1対1で交際することだから、最終的には直也と咲や渚を別れさせることが出来なければ、いくら直也を誘惑しても無駄に終わってしまうからです。だから5ヶ月間自分が直也を精一杯誘惑するのと並行して直也が咲や渚とも仲を深めていくというのでは、ミリカから見ると何だかアンフェアに思えてしまうのです。
自分はマイナスの状態から期限付きで必死で頑張るというのに、競争相手である咲や渚は有利なスタートラインから同じペースで直也と仲を深めていく。それでは自分だけが不利でありアンフェアだし、何だか直也がズルいことをしているようにも思える。これはミリカが基本的に二股交際に反対している立場だからそう思うのです。確かにミリカはこんな不利な状況で健気に頑張っているとは思う。だからミリカとしては「自分がここまで直也一筋に頑張っているのだから、直也だって自分1人だけに向き合ってほしい」と思う。これはよく考えたら常識的な感覚です。しかし直也が既に二股交際をしているという前提で直也にアプローチするという約束なのですから、こうした世間の常識はこの場合は通用しない。
そもそも直也が「自分は咲と渚と二股交際を続けながら、二股交際に反対しているミリカに自分を誘惑することを許可した」という状況が話をややこしくしているのです。ミリカとしてもそういう前提である以上は、直也が咲や渚とイチャイチャしているのを許容しながら直也に全力アプローチしていくしかない。だが直也に全力でぶつかればぶつかるほど、その自分の全力に直也が全力で応えてくれないことに理不尽さは感じてしまうのです。直也は「5ヶ月の間はミリカさんのアプローチに真っすぐ向き合う」と言っていたが、直也としては十分そうしているつもりなのだが、ミリカの感覚では全く十分ではない。直也が咲や渚にも向き合っている以上、ミリカから見ると自分に本当の意味で真っすぐ向き合ってくれているとは思えない。直也がウソをついたように思えてしまう。もちろんそういう前提での約束だということはミリカも理解はしている。だが感情は別物であり、感情論としてはミリカとしてはこんな状況はやはり不満なのです。
それでミリカは「そんなにキスいたいんなら私にキスして私に夢中になれ!」と言って直也にキスしようとする。ベッドに拘束されて動けない直也はミリカの唇を避ける術はなく、そのままキスされてしまうかと思われたが、ミリカは直也の唇ではなく頬にキスしただけであった。そして顔を上げて直也を見下ろして「どうだ?」と問いかけてくる。直也は意外に思って、口にキスしないのかと質問すると、ミリカは口にキスするのはエロいことに含まれるからダメだという約束だから頬にキスしたのだと答える。確かにそういう約束をしたということを直也は思い出しますが、ミリカがこんな状況でもルールを守るのは意外な印象でした。だがミリカは「直也との約束だから守る」と言う。
つまりミリカは感情に任せてルール違反をするつもりは無いのです。咲とのキスを阻止するために直也を咲から引き離すべく紫乃をけしかけたという行為までは確かにミリカに与えられた条件を逸脱する暴走行為ではあったが、その後直也を別荘に運んでベッドに縛り付けて迫っている現在の行為は、あくまでミリカに与えられた「直也を振り向かせるためにエロいこと以外でならばアプローチしてもいい」という権利の中に含まれた行為なのです。エロいことをするつもりではなく、単に直也が2人っきりで逃げられない状況を作って自分の魅力を見せつけようとしているだけみたいです。まぁそれだけでも冷静に考えたらやってることはムチャクチャなんですが、ミリカは許可された範囲は逸脱しないように気は遣っているのです。
別荘に到着して以降は直也はまず咲とビーチで2人きりで良いムードになり、その後は渚に岩場で抱きついたりしていた。ならばミリカとしては「次は自分の順番のはずだ」と思う。ところが直也は咲とキスしようとして何処かに2人で行こうとした。ミリカから見ればアンフェアだと思うのは当然です。直也もミリカに「5ヶ月の間は咲や渚と対等に扱う」と約束した以上は、そうしたミリカの心情にも多少は配慮すべきでしょう。咲にキスしようとする前にミリカとの時間を作るべきだった。ところが渚にハッパをかけられて咲とのキスに前のめりになり過ぎてミリカへのフォローを怠ったのは直也のミスです。だからこうしたミリカの暴走の責任の一端は直也にもある。それに、ミリカには「口へのキスは禁止」と言っておきながら咲とは口でのキスをしようとしていたのはあまりフェアではないと言える。もちろん直也と咲は恋人同士なのだから口でキスする権利はあります。一方でミリカは直也の恋人ではないのだから直也はミリカに口でのキスは禁止する権利はある。だが、ミリカの立場から見れば、自分はキスを封じられた状態で直也と咲がキスするのを傍観しなければいけないという状況は確かに理不尽です。アンフェアだと感じても仕方がない。直也は咲とキスする権利を放棄する必要は無いが、ミリカをこういう状況に引きずり込んだ以上は、そうしたミリカの感情にも多少は配慮すべきだったと思います。
そうして自分にも落ち度があったことは理解した直也は、ミリカが咲とのキスを邪魔したことはそれ以上はもう咎めず、ミリカが「私に夢中になれ!」と言って誘惑してきたことに対して、直也もミリカとの約束に従って真っすぐ向き合うことにした。それで頬にキスしたミリカが「どうだ?」と質問してきたので、直也は素直に「この程度のことでミリカさんに夢中になったりしない」と答えます。
だがミリカは実は結構ウブなので頬へのキスだけでもかなりドキドキしていた。それなのに直也がそれに無反応であることにショックを受けて頭に血が昇ってしまい、それならば口以外の他の場所にキスしてみようと思い、直也の首筋に何度もキスする。そして更にエスカレートして直也の胸にもキスし始める。ミリカはウブなので実は「エロいこと」の定義がよく分かっておらず、口にキスすることがエロいことに含まれるというのも直也にそう言われて理解したというぐらいなので、首筋や胸へのキスが口へのキスよりもエロい行為だということが分かっていないのです。
一方で直也の方は首筋や胸へのキスで感じまくってしまい自制心が無くなりそうになり「これはマズい!」と叫んで悶えます。そうした直也の悶え声を聴いているとミリカは急にエロい気持ちになってきて、自分がエロいことをしていることに気付いて恥ずかしさに耐えられなくなってしまい、ようやくキスを止めます。それで直也にどうだったかと問うと、直也は自分以上に恥ずかしがっているミリカを見て冷静になってしまったとか言う。そうして結局ミリカの誘惑は失敗してしまったわけだが、ミリカは悔しがって「私以外の女とキスするなんて絶対嫌だからな!」と叫んで直也の顔に自分の胸を押し付ける。直也はそうしたミリカの心情に理解は示しつつも、咲や渚とのキスを邪魔されるわけにもいかないので「そんなこと言われても!」と言い返す。そんなことをしているうちに咲たちがスペアキーを見つけてきて部屋に乱入してきて、その前にミリカは窓から逃げました。
その後、ミリカは咲から身を隠し、咲はミリカへの怒りを募らせますが渚がバーベキューを作るとアホなのですっかり上機嫌になりミリカへの怒りは一旦忘れてしまう。一方でミリカは紫乃と物陰に隠れて、直也と咲のキスを阻止するための作戦会議をして、紫乃がニンニク入りの食事を食べさせてはどうかと提案して、それが採用になってミリカがニンニク入りジャンバラヤを作ったりしています。
何だかいつの間にかすっかり仲間っぽくなっている2人ですが、それは紫乃の中でミリカに対する不快感がかなり減っているからです。さっきもミリカが「私以外の女とキスするなんて絶対嫌だからな!」と直也に向けて叫んでいたりと、直也との会話もドアの外で聞いていた紫乃は、ミリカがとにかく自分の「直也が好きだ」という気持ちを常に最優先にしてブレないところが自分には欠けているところだと思って敬服していました。
自分なら「直也や咲の邪魔になってはいけない」と思ってミリカみたいなことは出来ないだろうと紫乃には思えました。そのクセ直也のことを諦めることも出来ないのでずっとウジウジしている。ミリカみたいに周囲を気にせずに身勝手に振舞えれば自分もこんなウジウジせずに済んでいるのだろうと、そんなふうに紫乃は自分への否定的感情から妙にミリカのことを好意的に見るようになってきていたのです。
だが、よくよく考えると自分とミリカでは立場が違うのではないかと紫乃は考え直した。自分は咲と親友だからどうしても咲の邪魔をしてはいけないと思ってしまうが、ミリカは咲の友達ではない。だから咲の邪魔を平気で出来るだけであって、ミリカがあんな風に身勝手に振舞えているからといって自分がミリカに劣等感を抱く必要は無いのではないかと紫乃は考えた。それでミリカに「もし咲が友達だったら、やっぱり邪魔する出来るの?」と質問しようとして「いや、するんだろうな」と言い直して質問するのは止めてしまった。
ミリカはキャンプの時も咲や渚に対して申し訳ない気持ちはあると言っていた。別にミリカは咲や渚を嫌っているわけではないのです。こうして一緒に旅行に来て仲良くもやっている。それなりに情はあるはずなのです。ただ、それでもミリカは「一番大事なもの以外はどうでもいいだろ」と言う。つまり直也以外はどうでもいいのだと言う。だが本当はどうでもいいなんて思ってはいないはずです。それでも直也以外はどうでもいいと割り切っていかないと一歩も前に進めず、ただウジウジするだけで終わってしまう。そういう後悔するだけの人生がミリカは嫌なのだろう。自分も含めて大抵の人間はそこで色んな方面に気を遣ってウジウジして何も出来ず終わってしまい後悔するのだと紫乃は思った。ミリカもこんなバカなことをして結局は失敗するのだろうけど、一番大事なことをやり切ったミリカは失敗しても後悔はしないのだろう。自分がミリカを見ていて羨ましく思うのは、そういう「後悔しない生き方」なのだと紫乃は思った。そしてこのままでは自分はきっと後悔するのだろうと思った。
そうして夕暮れ時、紫乃は海に向かう岩場に立って夕日を見ながら、中学時代に直也から貰ったリボンを手にして溜息をつく。自分にもミリカみたいな「直也以外はどうでもいい」と思えるほどの覚悟と勇気があればこんなウジウジしなくて済むのではないかと考え、自分の直也への想いを確かめるように紫乃はリボンを抱きしめて「向井くん」と呟く。すると後ろから直也が「呼んだ?」と言ってひょっこり出てきたので紫乃は仰天する。直也は紫乃が元気が無いのを見て、気になって様子を見に来たようです。そして自分の名前を呼んだのではないかとしつこく追及してくるので紫乃は慌てて否定する。
すると直也は紫乃が持っているリボンに気が付いて、自分が中学の時に咲へのプレゼントを選ぶのを手伝ってくれた紫乃にお礼で渡したリボンだということに気付く。というか、紫乃はそれ以来ずっと普段からそのリボンを髪に着けてくれていたので直也は嬉しく思っていた。それで直也はそのリボンを紫乃がずっと大切にしてくれていて嬉しいという気持ちを紫乃に伝える。だが紫乃はてっきり直也はそんな昔のことは忘れていると思っていたので、直也がリボンのことを覚えていてくれて嬉しく思う。それでも、紫乃はその嬉しい気持ちがバレてはいけないと思い「別に、たまたま長持ちしてるだけだから」と素っ気なく応える。しかし、それは本心ではなく、本当は紫乃は直也から唯一贈られたリボンだからずっと大切に使っていたのです。
ただ直也は紫乃の言葉を真に受けて、リボンはたまたま長持ちしているだけであって、紫乃は別に自分が贈ったリボンなんてそんなに大切にしているわけではないのだろうと思う。しかし直也は別にリボンの話はどうでもよかった。直也が本当に言いたい話は別にあって、リボンの件はその話のきっかけとして触れただけでした。直也にとってそのリボンは「紫乃が親友の咲に贈るプレゼントを自分と一緒に選んでくれた想い出」だったのです。直也は咲を大切に想うのと同様にその想い出を大切に想っていて、紫乃がその想い出のリボンを大切にしてくれているのを見て、紫乃も自分と同じように咲を大切に想ってくれていることが嬉しく思えたのです。だから、その予想が少し外れて紫乃が別にリボン自体はそんなに大切に想っていなかったとしても、紫乃が咲を大切に想ってくれていること自体は揺るぎない事実なのだから直也にはリボンのことはどうでもよかった。直也が本当にこの場で言いたかったことは、紫乃がずっと咲を大切に想ってくれていることへの感謝の気持ちだったのです。
この沖縄旅行だって、咲が2泊3日で楽しい旅行にしたいと言ったら紫乃は別荘を使えるように手配してくれた。高校だって紫乃の成績ならもっと良い学校に行けたはずなのに咲と同じ高校を選んでくれた。中学の時はプレゼントも一緒に選んでくれた。それだけ紫乃が咲をずっと大切に想ってくれていることに自分は感謝しているのだと言って、直也はそんな紫乃のことを自分は大切に想っているので、何か悩みがあるのなら相談に乗りたいのだと言う。つまり直也は紫乃が元気が無い様子なので何か悩みがあるのだろうと思い、これまでの感謝のお返しに相談に乗りたいと思って追いかけてきていたのです。
しかし紫乃の悩みというのは「直也のことが好き」だという直也には到底相談出来ない内容でした。しかもさっき直也の言った自分への評価は全部が全くの誤解なのだとも紫乃は思った。わざわざ別荘を使えるようにして1泊増やしたのも、そうすれば直也と距離を縮めるチャンスが増えると思ったからであったし、咲と同じ高校に進学したのも直也と同じ高校に通いたかったからに過ぎない。中学の時に一緒にプレゼントを選びに行ったのも単に直也と一緒にショッピングがしたかったからでした。
このように紫乃の行動の動機はいつでも全て直也に対する下心でした。それなのに「咲のためにやっている」かのようにいつも自分は嘘をついているのだと紫乃は思った。二股に反対しているのだって同じで、咲のためだと言いながら本当は自分が直也を諦めきれないからそうやってゴネていただけでした。こんなふうに嘘ばかりの自分は、いつでも自分の一番大切な気持ちに正直なミリカとは真逆だと紫乃は思った。ミリカだけではない。直也もいつでも真っすぐだし、咲もいつも自分の言うことを素直に信じてくれる。渚だってあんなに気が弱いのに自分の大切な気持ちは一歩も引かず主張する。自分だけが嘘つきなのだと思い、紫乃は自分が情けなくなる。今もこうして直也を誤解させたまま騙し続けて、せっかくの直也の誠意に全く応えることも出来ずにいる。本当のことを言う覚悟と勇気が無いからだ。
そんな自分が嫌になった紫乃は、せめて少しだけでも、言える範囲で本当のことを言いたいと思い、「さっき、嘘をついた」と呟く。直也は「え?」と問い返す。紫乃はせめてさっき直也に「リボンは大切にしているわけではなく、たまたま長持ちしていただけ」と嘘をついてしまったのを訂正したいと思ったのです。本当はずっと大切にしていたのだという本当の気持ちを直也に伝えたかった。それだけならば自分が直也のことを好きだとはバレないだろうと思ったのです。単なる友情の証として大切にしていたと解釈して貰えるはずだと思い、紫乃はリボンを直也の方に見せながら「このリボン、本当は」と言いかけたところ、突風が吹いてリボンは飛ばされて海に落ちてしまった。
慌てて紫乃は海に飛び込んでリボンを拾いに行こうとして泳ぎますが、波が高くて危険でした。直也は危ないから止めるようにと叫びますが紫乃は「嫌だ!すごく大切だから!」と言って泳いでいきリボンを掴みますが、そこに大波が来て紫乃は呑み込まれてしまう。それで直也が紫乃を助けに飛び込んで、紫乃に抱き着いて、その後、波に翻弄されながら2人はようやく岸に辿り着きましたが、そこは元居た別荘のある海岸線の沖合にある無人島でした。
紫乃は無人島ならば直也と距離を縮めるチャンスではないかとか、もしかしたらこのまま無人島で2人で生活することになるのかなどとアホな妄想をしますが、元いた岸から泳いで辿り着く程度の距離の島ですから、当然泳いで戻れる距離でした。ただ、2人が無人島に着いた頃にはもう周囲は暗くなりかけていて、このまま夜の海を泳ぐのは危険であったので無人島で1泊して朝になったら泳いで戻ろうということになり、2人っきりで無人島で一夜を明かすということになったのでした。
しかしスマホなども持ってきていないので咲たちに連絡することも出来ず、きっと咲たちは心配するだろう。そうしたらせっかくの楽しい旅行にも水を差すことになってしまう。自分がリボンを拾おうとして無茶をしてしまったせいだと紫乃は謝りますが、直也は自分が泳ぐ方向を間違えてしまったせいで無人島に来てしまったのだと言って謝り、ならばお相子ということで2人ともクヨクヨするのは止めよう、明日みんなには一緒に謝ろうと言ってくれる。
そして直也は「海に飛び込むほどにリボンを大切にしてくれて嬉しい」とも言ってくれる。それを聞いて紫乃はハッとする。自分が思わず海に飛び込んだことで、言葉にするまでもなく、自分が命に代えても惜しくないほどにこのリボンを大切に想っていることは直也にバレてしまっていたのです。そのことを直也が嬉しいと言ってくれていることは紫乃も嬉しかったし、自分の直也への想いがバレていないことにも安堵はしたが、ただ、せっかく紫乃が初めて自分の嘘を告白して本当の気持ちを言葉にしようとしていたのに、そのチャンスは突風のせいで潰されてしまったことになり、相変わらず紫乃は嘘つきのままでした。
その後、飲み水を確保しようとして無人島サバイバルっぽいことをやって、相変わらず紫乃のエロいハプニング続出でドタバタ展開となり、何だかんだ2人は楽しくやります。そして紫乃は「こんなふうに向井くんといつも一緒にいられたらいいのに」と思ったりする。しかし夜になって気温が下がってくると、紫乃の水着が濡れたままでずっと着ているので体温が下がってきていると直也が心配して、とりあえず紫乃が水着を脱いで裸になり、直也が急いで焚火を起こして紫乃の身体と水着を温めて乾かそうということになった。
紫乃が水着を脱いで裸になり、それを見ないように直也は砂浜に背中を向けて座って焚火を起こすために作業をしているという状態となりますが、無人島で直也と2人っきりで素っ裸というシチュエーションで気持ちが高まった紫乃は「向井くんと2人きりの時間を何もせず終わりたくない」という想いが湧き上がってくる。そしてミリカに「自分の気持ちを隠すことに一生懸命すぎて大事なことを見失っている」と指摘されたことを思い出し、自分にとって今大事なことは「直也への気持ちを隠している現状を変えること」だと気付く。直也と付き合うとか距離を縮めるとか以前に、このまま嘘つきのままではいたくない。まず自分の本当の気持ちを直也に知ってもらい、その上で直也に自分のことを好きになってもらいたいと紫乃は思った。
だが咲のことも考えると、やはり言葉にして伝える勇気は湧いてこず、紫乃はならば直也が自分の気持ちに気付いてくれるように仕向けようと思い、裸のまま「寒いから」と言って直也の背中に背中をくっつけて座る。好きでない男に普通はこんなことはしないから、こういうことをすれば直也も自分からの好意に気付いてくれるはずだと思った紫乃でしたが、直也は「彼氏でもない男にこんなことしたら普通は大変だよ!」とか言っていて鈍感で紫乃の気持ちに気付く様子は無い。
そうしていると紫乃は裸で身体をくっつけ合っているシチュエーションにドキドキしてくるが、直也の方は全くムラムラきている様子は無く、一心不乱に火起こしを続けながら紫乃の身体を気遣っている。それを見て紫乃はこんなふざけた方法で直也の心を動かそうとした自分を恥じて、やはりちゃんと言葉で伝えなければダメなのだと考え直す。だがなかなかストレートに告白することは出来ない。それで紫乃は「私、ずっと前から好きな人がいるの」と打ち明ける。
そして、誰にも言えずにずっと悩んでいたけど直也には知ってもらいたいと言う。それを聞いて直也は「うん、聞くよ」と応えて「その人には伝えたの?」と問い返す。紫乃が伝えたい相手は直也なのですから当然まだ伝えていないわけですが、直也は紫乃が好きな男は別の誰かだと思っているので、只の友人として相談に乗っているつもりなのです。それで紫乃が直也と咲を念頭に置いて「伝えたらその人と大事な人も凄く困らせるから」と言うのを聞いて、直也はよく分からないけど複雑な事情があるのだなと理解する。そして紫乃は「だから諦めようとしたのに諦めきれなくて、好きになっちゃいけなかったのに、どんどん好きになって」と、直也への想いが募ってきたこれまでの日々を思い出しながら言葉を絞り出し、そして「でも気持ちを伝えるのは怖い」と言って涙を流す。
つまり結局、紫乃は気持ちを伝えるのが怖くなって止めてしまったのです。最初はこの場の勢いで想いを伝えようと心に決めたのですが、これまでずっと咲との友情と直也との想いとで板挟みになって悩んでいた日々を思い出して、やっぱり想いを打ち明けてしまう勇気が湧いてこなくなってしまったのです。それで涙を拭いながら紫乃は「勇気が無いのが情けない」とこぼすのだが、その時、直也がずっと火起こししていた焚火がようやく燃え始めて、直也は紫乃の身体を反転させて焚火に向けて座らせて自分は紫乃の背中合わせに座り直して「紫乃さんは好きな人と付き合うこと以外にも大切なことがあるんだよね」と言う。そして直也はミリカみたいな生き方も凄いと思うけどと前置きして「そんなに自分が辛くても大切な何かのことを想える紫乃さんもやっぱり凄く素敵だ」と言う。
ミリカみたいに好きな相手に一心不乱になれるのもとても深い愛情が感じられるが、紫乃みたいに好きな相手と大切な誰かの板挟みになって苦しんでも、それでも両方への愛情がずっと続いているというもの深い愛情の証なのです。普通は嫌になってどちらかを諦めてしまって楽になるものです。でも紫乃はどちらも諦めないからずっと苦しんでいる。それは両方共を紫乃が深く愛しているからなのであり、それはとても苦しい生き方だけど、同時にとても素敵なことなのだと直也は言っているのです。
その直也の言葉にハッとして振り返った紫乃は、自分の肩に血が付いているのに気付く。そこはさっき自分の焚火の方に向けて反転させる時に直也が掴んだ部分でした。それで紫乃は直也の手を掴んで引き寄せると、やはり掌は傷だらけで血だらけでした。さっきの火起こし、そういえばやたら時間がかかっていましたけど、直也は火起こしに不慣れで掌はボロボロになっていたのでした。それを見て紫乃はどうして直也がここまで自分のために尽くしてくれるのか分からなくなった。
それで思わず裸のまま直也に飛び掛かり、仰向けに倒れた直也に覆いかぶさり、「向井くん、どうして?」と問いかける。すると直也は真っすぐ紫乃の目を見つめ返して「俺がしたいことをしてるだけだよ」と真顔で答える。その目を見ていると紫乃は混乱する。単に咲を大切にしてくれる友人だから直也は自分にここまで優しいのか?でもさっきの直也の言葉を聞くと、直也は咲だけではなく好きな相手を想う自分のことも素敵だと思ってくれているはずだ。そんな自分を素敵だと思ってくれている直也の気持ちがこの自分に向けての優しさなのだとしたら、自分が直也を想う気持ちは咲の友人であったとしても直也には受け入れてもらえるのではないかとも思えてくる。もしかしたら勘違いかもしれないとも思ったが、こんなに優しくされて、もう紫乃はそういう想いを抑えられなくなり、涙がこぼれてきて、そのまま想いに押されるように直也に顔を近づけてキスをするのでした。今回はここで終わり次回に続きます。次回はこの2期の最大の山場ということになるでしょう。そして次回と次々回でラスト2話となりますが、まだまだ沖縄旅行の課題も他にも残っているので最後まで目が離せませんね。
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。
第10話を観ました。
今回を含めてラスト3話に突入しましたが、前回から月愛は文化祭実行委員を海愛と龍斗と一緒にやったことによって、自分よりも海愛の方が龍斗と相性が良いのではないかと思って嫉妬してしまう。そして龍斗が運動会の時に海愛と屋上で会っていたのを見て、海愛が龍斗のことをまだ好きであることを知ってしまっており、龍斗が浮気するつもりが無いことは承知していても、2人の相性が良いのでどうしても不安になってしまう。そして龍斗と趣味や嗜好が全く違う自分が龍斗の彼女でいても良いのだろうかと悩んだりします。龍斗のことが嫌いになったわけではく好きなままなのだが、龍斗にも海愛にも幸せになってほしいという想いが強く、月愛は混乱してしまっていた。
一方で海愛は月愛が龍斗と幸せになってくれることを望みつつ、それでも龍斗のことを諦めきれない自分に苦しんでいました。子供の頃から月愛の好きなものを欲しがって意地悪してしまうクセがあった海愛はそんな自分を嫌悪して、そんな自分に優しく好きなものを譲ってくれた月愛に甘えていたことも反省していたが、この双子姉妹のそうした関係性が今回の龍斗の件でも繰り返されないか不安ではあります。
そんな中、月愛がパパ活をしているのではないかと朱璃が疑い、それを聞いた龍斗は自分が月愛を不安にさせてしまったせいだと思い、関谷に協力をお願いして月愛のパパ活の相手を突き止めようとします。それで関谷を文化祭に呼んだところ、朱璃が関谷を見て月愛のパパ活相手だと言うので、龍斗は関谷は月愛の元カレだったのだと誤解する。しかし実は関谷は笑瑠の元カレで、月愛は関谷を町で見かけて笑瑠とヨリを戻してほしくて会っていただけでした。それを目撃して朱璃がパパ活だと勘違いしていただけでした。
そして、笑瑠を傷つけて別れた自分がヨリを戻す資格なんか無いと言う関谷に対して、龍斗は2人がまだ想い合っているのなら傷つけたことや反省も含めて前に進めるはずだと言って関谷の背を押し、文化祭でナンパ男に絡まれていた月愛と笑瑠を龍斗と関谷で救い出して、関谷と笑瑠はヨリを戻しました。
そして、それに影響を受けて舞い上がった伊地知が主璃に告白するが、朱璃はそういうのを「告テロ」だと言って怒る。告白というのは両想いの2人がお互いの気持ちを確かめ合うためにするものであり、こんなふうにイチかバチかでするものじゃない。フラれた方だけじゃなくフッた方だって「目の前の人を確実に傷つけると分かってる」のだから傷つくのです。告白はゲームじゃない。好きな気持ちをそのまま好きな人に押し付けないのが「愛」なんじゃないのかという朱璃の言葉はあまりにド正論で、伊地知は撃沈します。朱璃は恋することに真剣なので、簡単に彼氏を作ったりしない。それでフリーでいることが多いからよく告白されて、それでお断りするたびに傷ついているのだそうです。
そして龍斗は月愛と話をして、パパ活のことで誤解は解けるが、その誤解のおかげで関谷と笑瑠のヨリが戻ったのだと月愛は感謝する。そして笑瑠の一件を見て、やっぱり好き同士なら一緒にいた方が良いと思ったと言い、パンフレットの一件以来ギクシャクして会っていなかった2人は歩み寄り、龍斗もこれからもずっと自分は月愛と一緒にいるつもりだと言う。
今回はこんな感じで、なんかちょっと詰め込み過ぎでバタバタと雑な印象ではあり最後もなんか微妙な終わり方でしたが、月愛の嫉妬とか、海愛の過去回想とか、朱璃の恋愛観とか、随所に面白い部分も多くて、まぁ良かったんじゃないでしょうか。これで残りは2話で、物語は途中で終わるんでしょうけど、海愛との関係が何らかの形でスッキリして終わるんじゃないかと期待はしています。