2023夏アニメ 8月1日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年夏アニメのうち、7月31日深夜に録画して8月1日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

政宗くんのリベンジR

第5話を観ました。

今回はなんと主人公の政宗とメインヒロインの愛姫が付き合い始めます。これまでずっと愛姫に子供の頃に酷い目に遭わされたと思い込んで復讐のために正体を隠して愛姫に近づいていた政宗が、それが全部誤解であり愛姫は自分のことを好きだったことが分かって、愛姫が自分の名を騙った偽者に騙されそうになっている場に駆けつけて、自分が幼馴染の政宗の本物だと正体をバラして偽者を退散させて、子供の頃に好き同士だった幼馴染が遂に正式に再会することになり、そして2人は交際を始める。普通ならここでハッピーエンドで、今回が最終回でも良さそうな展開です。しかし、この作品の場合はそうはならない。

ちなみに偽者の政宗、つまり政宗になりすまして愛姫を騙していた兼次の方ですが、政宗がやってきて兼次をぶん殴った後もまだ政宗のフリを続けようとしますが政宗に胸倉を掴まれたせいで胸元がはだけてしまい女性だということがバレて、本物の政宗ではないということが明らかとなってしまい退散します。

そして兼次自身は、いくら家名を守りながら愛する妹の命を救うためとはいえ、ずっと愛姫を騙すことに罪悪感を覚えていたようで、むしろ正体がバレてもうこれで愛姫を騙す必要が無くなったことでスッキリしたようです。ずっと周囲のプレッシャーで守り続けていた家名にこだわることをやめて、屋敷や財産を売り払ってアパート暮らしをすることにして、それで借金を返して妹の手術代も支払い、退院した妹と一緒に裸一貫でやり直すのだそうです。その第一歩として、女性の姿に戻って政宗たちの高校の購買部でバイトを始めました。やはりぽっちゃり体型は女性の体形を隠すための偽装であり、詰め物を外した普通の女性の服装になると、単なるオッパイのちょっと大きなスレンダー美女でありました。

どうやらこれで兼次というキャラの役目は終わったみたいです。つまり、正体を隠していた政宗が愛姫に正体を明かさざるを得ない状況を作るために登場したキャラ、ついでに言えば吉乃を追い詰めて罪の告白をせざるを得ない状況にするために機能したキャラだったともいえます。なお兼次が単なる男性偽者キャラではなくて、わざわざ女性が男装しているキャラとした理由は、おそらく偽者だということが一目瞭然でバレることや、変にこの後も愛姫との恋愛関係を引きずることがないようにするため、つまりはこれ以降の展開にスムーズに移行するためだったと思われます。

兼次の登場が1期の終盤であり、こうしてその役目を終えたのが2期の序盤であったということを考えると、2期で完結するはずのこの物語全体のちょうど折り返し部分で重要な役目を果たすためのキャラだったことが分かる。つまり物語全体は3部構成になっていて、序盤が「兼次編以前」、中盤が「兼次編」、終盤が「兼次編以降」ということになる。「兼次編」はそれ以前の物語とそれ以降の物語を分ける役目があり、「兼次編」では政宗の正体がバレて政宗の復讐が無意味なものとなって終わってしまうまでが描かれていますので、物語序盤の「兼次編以前」というのは政宗が愛姫に復讐しようとする物語なのであり、物語終盤の「兼次編以降」というのは政宗の復讐が無意味になってしまった後の物語なのだといえます。

ありきたりなラブコメならば「兼次編」のラストで政宗の誤解が解けて復讐が無意味だと悟り、政宗と愛姫がお互い愛し合っているという本心に気付いて結ばれてハッピーエンドという感じで物語を完結させるでしょう。だが、この作品はあえて「兼次編以降」の復讐が無意味となった後の世界を物語のクライマックスとして描こうとしている。それはつまり、この作品が真に描きたかったものがそれだということを意味する。

そういうわけで今回のエピソードにおける政宗と愛姫であるが、まず政宗が愛姫に「本物の俺と付き合え」と言ったのは、吉乃に「愛姫様を助けて」と頼まれたからです。吉乃の頼みというのもあるし、吉乃の罪の告白によって政宗自身が愛姫に対する恨みが誤解だったと知って愛姫が単に大事な幼馴染という存在に戻った以上、愛姫が騙されて不幸になるのを見過ごすことは出来ず、とにかく愛姫を兼次から引き離すために強い言葉を必要としたという事情があるでしょう。

実際は政宗が胸倉を掴んで兼次の胸元がはだけた時点で兼次の嘘はバレてしまっているので、結果的に言えば政宗はそこまで言う必要は無かったといえます。だが勢いで言ってしまった。真壁政宗が確かに幼馴染の政宗であったと確信した愛姫は、その政宗の言葉を政宗からの「愛姫と付き合いたい」というお願いだと解釈して「貴方のお願いを聞いてあげてもいい」という感じで承諾して、2人の交際が成立します。

何だか愛姫の方が立場が上みたいになってしまってますが、もともと政宗と愛姫の幼馴染関係も常に愛姫がリードする形であったので、これは2人が元の幼馴染関係に戻った延長線上の関係のようにも見えます。本来の2人の関係というのは愛姫優位なのでしょう。だからこのように愛姫が政宗のお願いを聞き届けてお情けで交際してあげるみたいな、政宗としてはちょっと不本意な形になってしまってますが、政宗としても案外こういう関係の方がしっくりくると思います。購買部でパンを買ってくるよういきなり愛姫にパシリみたいな命令をされても文句を言いながらせっせと買いに行ってる姿は、まさに幼馴染時代の2人の関係の延長線上に見えて、こういう関係自体は微笑ましく思えます。

愛姫はそもそも男性から交際を申し込まれても悉く断ってきており、それが今回は政宗のお願いを聞き届けて交際に至っているわけですから、愛姫が政宗を特別な存在として意識しているのは間違いない。そもそも愛姫が男性嫌いになった原因が政宗との別離にあるのですから、もともと政宗は今の愛姫にとって特別な存在だといえます。また政宗もたとえ兼次排除のための勢いであったとはいえ、もう復讐の必要が無くなった状態で「付き合え」とまで言っているのは、もともと愛姫に特別な感情を抱いていたからだといえます。だから確かにこの2人は相思相愛ではあるのです。ちゃんと今回も体育倉庫で2人きりになって良いムードになったりもしている。

だが「相思相愛の幼馴染が再会してそのまま相思相愛になった」なんていう単純な関係ではない。交際開始後も2人の間には常に奇妙なわだかまりが存在しています。まず端的に分かりやすいのは愛姫が相変わらず過食症のままだということです。もともと愛姫が過食症になった原因は、子供の頃に政宗と別れてしまった結果、心に抱えてしまった寂しさを埋めるためであったはずです。しかし政宗と再会して交際を開始した後も愛姫の過食症が治っていないというのは、愛姫の心は子供の時に政宗と別れた以前の状態には戻っていないということを意味する。何かがまだ心に引っかかっているのです。

政宗の方も愛姫と交際は開始したものの、自分がどうして愛姫の前に戻ってきたのかについて愛姫に説明が出来ていない。それ以前に自分が子供の時に愛姫の前から突然姿を消した理由についてもちゃんと説明が出来ていない。愛姫は「政宗はイジメっ子から救ってもらったら私が用済みになってので去っていった」と誤解したままであり、本来はそんな不本意な誤解は正しておきたいところです。いや、そもそもそんなヤツが再びしれっと現れて交際を申し込んだりするのは不自然です。

だが真相を説明するというのは政宗にとってかなり難儀なことです。別れの発端は吉乃が愛姫のフリをして政宗を拒絶したからであり、それに騙された政宗が愛姫に酷い仕打ちを受けたと誤解して逃げたのだという事情を説明したら、愛姫と吉乃の関係を悪化させてしまいますし、吉乃は厳しい立場に追い込まれ、愛姫だって吉乃にずっと裏切られていたと知って深く傷つくでしょう。そして、そんな酷い目にあったと誤解していたクセに政宗が再び愛姫の前に現れた理由が復讐のためであったなどという真相を説明したら、何も悪いこともしていない愛姫はそんな見当違いの悪意を政宗から向けられていたと知って深く傷つくでしょうし、これまで政宗が不誠実な気持ちで愛姫を騙していたということもバレて人間性が疑われてしまう。

いや、全てを吉乃のせいにして、とにかく吉乃が悪かったのだから仕方ないということで政宗と愛姫が被害者に徹して加害者の吉乃を叩きまくることで2人の仲を深めるという道も無いこともない。だが政宗は既に深く反省している吉乃を叩く気にはなれなかったし、そもそも吉乃だけが悪いわけではないことも何となく分かっていた。1回酷いことを言われたぐらいで逃げ出したのは自分であるし、その後ずっと愛姫への見当違いの復讐心に捕らわれていたのも自分です。それは吉乃に強要されたものではなく、自分で選んだ歪んだ生き方でした。そんな醜い自分の正体を愛姫に知られたくないからといって吉乃を悪者に仕立てたところで、逆にボロが出て自分の醜さが明らかになるだけだということは政宗にも分かっていた。

だから政宗は愛姫に過去の経緯についてちゃんと説明が出来ないまま交際を開始しており、ずっとそのことが心に棘のように刺さっている。そして愛姫も政宗が過去の経緯をちゃんと説明していないことは分かっている。そもそも、どうして再会してから今まで8ヶ月もの間ずっと正体を隠していたのかも不明なままです。そして、その8ヶ月もの間は自分に対してアプローチをしてきていながら、明らかに自分のことを嫌っている面も見受けられたことにも気付いている。そして、その政宗から自分に向けての奇妙な嫌悪感というか、わだかまりのようなものは交際開始後も変わらず残っているということも愛姫は気付いている。

だが愛姫はそれを不愉快に感じて政宗に抗議したり真相を問い質そうとはしていない。それは愛姫の方も自分が政宗に嫌われる理由については心当たりがあるからなのです。愛姫は「吉乃が政宗を騙した」という子供の時の別れの真相は知らないが、それを抜きにしても、黙って急に来なくなった政宗だけが悪いわけではないことは分かっているのです。自分も政宗が来なくなったことで政宗を卑怯な嘘つきだとすぐに決めつけて勝手に男性不信になって引きこもり、政宗ともう一度会って話し合おうともしなかった。結局は政宗と離れて自分の人生が狂ったのは自分の自業自得だったのだと気付かされたのはパリで政宗に怒ってそう指摘されたからでした。あの時は単に第三者の真壁に痛いところを突かれたと思っていただけだったが、その真壁が政宗本人だったと判明した今となっては、愛姫は「政宗本人が過去の別れの件で自分の行動に批判的なのだ」と認識するようになっていた。だから政宗が自分に対して何かわだかまりのある不透明な態度をとっているのも仕方ないことだと愛姫は受け入れてしまっている。いや、むしろどうしてそんな政宗が突然自分に本気で交際を申し込んできたのか不審にすら思っている。

このように見てみると、政宗にとっても愛姫にとっても、2人の関係はあまり好ましいものではない印象です。そもそも2人は幼馴染といっても知り合ってから別れるまでは2週間程度というごく短期間であり、そんな深い仲というわけではない。「どんなことがあってもずっと一緒だよ」という約束は確かに子供らしい純粋さに溢れた美しいものではあるが、そんな程度の絆は子供の頃には割とありふれたものであり、大人になったら自然に忘れる程度のものです。むしろその後の別れの印象が強烈すぎるためにその約束が妙に美化されて記憶されているだけでしょう。この2人にとっての子供時代の記憶というのは、実際は決して美しいものではなく、その本質は別れの記憶という名の一種のトラウマなのだといえます。

そして、そのトラウマの後は長い間の空白期間があり、その間、政宗にとって愛姫はずっと憎しみの対象でしかなかったし、愛姫にとって政宗は自分を裏切って去っていった苦い思い出でしかなかった。そしてその空白期間を経て高校で再会した後の8ヶ月間は2人はそれぞれ互いに相手に対して悪意を抱いていた。政宗にとっては依然として愛姫は憎しみの対象であったし、愛姫から見て真壁政宗は単なる嫌なキザ男でしかなかった。つまり2人はたった2週間だけの美しい記憶をトラウマで塗りつぶされた後、ずっと相手に嫌な印象を持ち続け、ずいぶん久しぶりに再会した後は8ヶ月もの間ずっと悪意を抱き合っていたことになる。これは基本的には「仲が悪い関係」と言っていいでしょう。それが再会して8ヶ月経ってから色々と誤解が解けて悪意が消えたからといって、遥か昔にとっくに失われたたった2週間の美しい子供時代の関係に戻れるのかというと、それはかなり疑問です。

2人は過去のわだかまりが消えたと思い込み、子供の頃の関係に戻れるんじゃないかと何となく思って、何となく交際を開始しています。愛姫が政宗を子供の頃みたいに太らせようとしているのも、そういうしょうもないノスタルジーの為せるわざでしょう。だが現実には2人は高校2年生であり、もうとっくに子供ではない。子供時代は戻らないのです。子供時代に離れ離れになって以降、現在に至るまでに積み重ねたものが2人にとっての本質なのです。

現在の2人にとっては遠い昔の2週間の美しい絆よりも、この8ヶ月ずっと内心嫌い合っていた期間の方が重い。それを無かったことにしてノスタルジーで交際するのならば、そんな交際には未来が無いと見なしているから、政宗に想いを寄せている寧子は余裕の態度で高みの見物を決め込むのです。そして政宗も、この8ヶ月の間ずっと嫌っていた愛姫よりも、この8ヶ月の間ずっと苦楽を共にしてきた吉乃のことが気にかかるのです。

政宗は吉乃がずっと自分を騙してきたことは承知しているが、それでも8ヶ月ずっと自分を手伝ってくれた吉乃を大切に想っている。だから愛姫に嘘をついてでも吉乃の罪を隠すという選択をしている。そして、まだ吉乃が自分の一番の理解者であると思っており、愛姫との交際がどうも行き詰っていると感じて吉乃にどうしたらいいのかと助言を乞う。そんな政宗に対して吉乃はクリスマスイブが愛姫の誕生日だからプレゼントでもしたら喜ぶんじゃないかなどと助言をしながらも、そんな自分と政宗の関係はもうこれっきりにしようと申し出る。

実は政宗の傍で復讐計画を手伝っているうちにいつしか政宗に惹かれてしまっていた吉乃は、政宗や愛姫をずっと裏切っていた自分が政宗を好きになる資格は無いと思い、このまま政宗が自分を赦して優しく接してくることで自分が政宗を諦め辛くなるのを避けたかった。だから政宗と距離を置こうとしているのだが、政宗はこれまで通りに吉乃を頼りにしないと思っているので困惑します。そういうところで今回は終わりとなり次回に続きます。今回はこのように政宗と愛姫が交際を開始して色々と人間関係がギクシャクし始めていく様が描かれていましたが、そうした不穏なムードがまだ表面化していない溜めの段階が描かれた話でしたので地味な展開でありました。次回以降また物語に動きが出てくると思います。

そして原作未読勢の私が物語の結末について予想すると、こんな状況ではありますが、やはり最終的には政宗と愛姫が結ばれるのだろうと思います。但し、それは2人が仲の良い幼馴染だったからというノスタルジーに寄りかかってのものではなく、一見すると嫌い合っていたように見えるこの高校2年生の再会してから一緒に過ごしてきた8ヶ月の間に2人が培ってきたものに互いに気付くことによってなのだろうと思う。今回2人が交際を決意したのも、2人は子供の頃の関係の延長線上のように解釈して行き詰まりを覚えているのでしょうけど、実際は今回2人が交際を決意したのは、再会してからの8ヶ月の間に表面上はいがみ合いながらも、互いに惹かれるものがあったからです。それは1期からずっとこの物語の中で描かれてきたはずです。過去ではなく現在の自分の本心に向き合うことで2人の関係の行き詰まりはきっと克服出来るのだと思います。

 

 

SYNDUALITY Noir

第4話を観ました。

今回はカナタの修行回というか成長回という感じで、まぁそんなに大した話ではありませんでした。この作品にそれほど大した話はもともと求めてはいませんけど、前回みたいな笑ってしまうような話というわけでもなく、特に面白くもない普通の話でしたね。それに一番のお気に入りキャラのエリーが登場しないところも物足りなかった。

ただ、全然ダメとかつまらないということもなく、それなりに見れた話ではありました。カナタの成長はしっかり描かれてましたし、まだ未熟者ゆえのしくじりもちゃんと有り、トキオの兄貴分としての優しさも描かれてましたし、新登場のクラウディアとフラムも良いキャラでした。

カナタがスキル向上のためにエンダーズ出現頻度の高い谷間に出向くという話の始まりでしたが、この世界のドリフターという連中は「AO結晶」という鉱石の採掘者たちであり、そのAO結晶が地上に蔓延るエンダーズという怪物たちを引き寄せる特性があるので自然とエンダーズとの戦闘も必須となるという世界観がこの1話でしっかり表現されていたのは大事な点だったと思います。そういう意味では基本設定の説明回のようなものだったとも言える。

つまりエンダーズの出現頻度が高いということは、そこに行けばAO結晶が見つかる可能性が高いということで、カナタにとっては戦闘のトレーニングも兼ねて実績作りにもなる可能性はあるわけです。それでさっそくエンダーズと戦うが、ノワールの力に頼らず自分の戦闘力を上げるための戦いに徹したカナタは苦戦して危機に陥り、そこを先輩女性ドリフターのクラウディアとそのメイガスのフラムに助けられる。そしてクラウディアに谷間の先にあるお花畑の中にある巨大AO結晶の採掘作戦への協力を打診されて、エンダーズの足止め役として再び戦闘訓練も兼ねて戦う目的でカナタはそれを引き受けて、今度は前の戦闘の教訓を生かした作戦で優勢に戦いを進めるカナタであったが最後は危機に陥りトキオに助けられる。しかしトキオはカナタの成長を認めて褒めてくれる。ちなみにAO結晶はカナタを戦わせている間にクラウディアが奪って逃げていってしまいました。峰不二子みたいな女でしたね。

今回分かったことは、トキオが「イストワール」という夢物語のような地を目指していること。ノワールが「0型」という旧文明で使われていたという特別なタイプのメイガスであったこと。「0型」は稀少な存在なので強奪しようとする者もいるらしいこと。「0型」の補修などにはかなり金がかかるらしいこと。ノワールが奇妙な白日夢のようなものを見ていて、過去の記憶と関係があるみたいであること。ノワールは「0型」だけど、まだシュネーやフラムのような「0型」の固有スキルを発揮出来ていないこと。カナタは失敗を教訓として作戦を立てて二度と同じ失敗をしないことが取柄であることなどですかね。

地味な話でしたけど意外と情報量は多いエピソードでした。新展開に向けての小休止回というところなのか、それともこのまま小休止が続くのかは不明。ゲーム原作とかオリジナルのこういうSFアニメの場合はそんな酷いことになるパターンも結構あるので油断は出来ません。まぁとりあえず次回はエリーさえ出てくれれば文句は無いです。あと、あのトンチキ黒仮面も早めに再登場してくれると笑えて助かります。

 

 

Lv1魔王とワンルーム勇者

第5話を観ました。

今回は戦士レオの手下たちがマックスを仲間に勧誘するという話。レオはもともとマックスと共に魔王を倒したパーティーの一員だが、今は王国に反旗を翻して共和国を作っている。それで王国ではテロリスト扱いになっているのだが、レオの側には正当な言い分もあるようです。それでマックスに仲間になってもらいたがっているようで、手下たちがレオのためにマックスを勧誘に来たみたいです。マックスは王国側の閣僚になっているかつての仲間であるフレッドからレオ討伐の手伝いをしてほしいと依頼されていて、それも断っており、今回もレオの誘いも断る。だが、その際に渡された共和国行きのチケットを使って魔王が共和国に行ってみようと誘ってマックスと魔王は共和国にお忍びで旅行に出かけるというところまで描かれました。

内容的にはギャグシーンが少なくて、またもや謎のシリアス展開となってしまいました。次回はギャグ多めになるのかもしれませんが、正直言ってこの作品のシリアス展開はあんまり興味を持てない。内容の良し悪しの問題以前に、こう頻繁にギャグ回とシリアス回が序盤から繰り返されては、どうにもテンポが悪くてノリきれない。こんなふうにシリアス系の話を引っ張っているということは、最終話までにシリアス回が少なくともまだあと2~3話はありそうです。そうなると、時々面白いギャグ回があるだけで全体的にはイマイチな作品だったという評価になってしまいそう。ギャグ回だってそんな大したものではなくて、程度の低いギャグで勢いで笑わせているタイプですから、こういうのは1クールずっと勢いを維持しないとダメなやつですから、シリアス回は脚を引っ張ってしまうんですよね。まぁちょっと様子見ですねコレは。