2023年夏アニメのうち、7月23日深夜に録画して7月24日に視聴した作品は以下の6タイトルでした。
青のオーケストラ
第16話を観ました。
今回は母親が過労で倒れて入院してしまった青野の家に律子たちが心配して訪問するというお話でした。母親はしばらく入院ということになり、家には青野が1人となり、自分が母親無しでは生活能力が無いことを青野は思い知ります。それだけ大きな母親の存在を母親が入院してから初めて気付くということは、普段それだけ母親のことを見ていなかったことの証です。青野は自分がこれまでバイオリンのことしか見ておらず、自分のことだけでいっぱいいっぱいで、母親を1人っきりにして蔑ろにしていたことに気付く。そして、それは離婚して家を出ていった父親と同じことをしていたのだということにも気付く。
そういう気持ちで落ち込んでいた時に、家に心配した律子とハルと山田と佐伯が差し入れを持ってやってきて、青野は母親の入院後はじめて食事を摂る。そして、自分が家を捨てて出て行った父親とバイオリンを切り離すことが出来ず苦悩していることを告白したり、佐伯の演奏に嫉妬して酷い態度をとっていたことを謝ったりする。それに対して律子たちは青野が本音を喋ってくれたことを嬉しく思うと言ってくれて帰っていくのだが、青野は再び1人になると、自分と母親の生活が壊され、自分のバイオリンの音色が変わってしまったのも全て父親にこの家を壊されたからだと怒りを募らせる。すると、そこに佐伯が1人で戻ってきて、青野に話したいことがあるのだと言うところで今回は終わり次回に続きます。どうやら次回はかなり重要なエピソードになるようで、今回はその前フリのようなものだったのでしょう。
以前に鮎川先生の指摘や、町井先輩との遣り取りのシーンなどから、青野の演奏に「自分の音色」が見えないのは、青野が他人の気持ちを理解しようとしていないからであり、その原因は父親の事件の結果、青野が父親を正面から見ようとしなくなったことにあるのだろうという推測をしました。今回の母親が倒れた一件によって青野が再び父親の問題に向き合うようになったのは、この「自分の音色」問題の解決の1つのきっかけになるのかもしれませんね。
また前回、青野が佐伯の演奏を聴いて「俺には出来ない」と思ったということは、佐伯の演奏には「自分の音色」があるのでしょう。どうして佐伯には「自分の音色」があるのかというと、佐伯は青野と違って他人をちゃんと見ているということであり、その2人の差が何処から生じているのか、そのあたりが次回は佐伯の話から分かるのかもしれませんね。
ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
第3話を観ました。
今回も素晴らしかったです。ゾンビパニックが始まって「ゾンビになるまでにやりたい100のこと」を書き出した輝が親友に会いに行くという話でした。至ってシンプルな話で、現状においてこの作品のこのエピソードよりも色んなことをしっかりやっている作品は幾つもあるんですけど、まだクール序盤ですし、こういうインパクト勝負のエピソードをまだ高く評価してもいいんじゃないかと思いました。他の作品の積み重ねが効力を発揮してくるまでにはまだ猶予がある。こういう時期は、ストレートに心をグッと掴む場面を見せてくれた作品をそのまま素直に評価してもいいと思う。
ゾンビパニックが始まって3日目、輝が部屋に居るとスマホのネット回線が復活した。ゾンビパニックが始まってからずっとネット回線は止まっていたようですが、それが復旧してその間止まっていたメールなどが届き始める。それで輝はせっかく会社を辞めて暇な時間が出来たので友人と会おうと思ってスマホに登録してる友人たちに片っ端からメールを送りますが一向に返信が無い。それで輝は気付きます。パニック発生後にネット回線が止まっていたのは皆が危機の状態でメールを送りまくって回線がパンクしたからであり、それが3日目にして復旧したというのは、ネット回線を使える人間自体が世界から減りつつあるからなのだと。そして、さっき自分がメールを送ったけど返信が無い友人はみんな既にゾンビになってしまっている。
そう考えると、輝はそのもう二度と会えなくなってしまった友人たちともっと会っておけばよかったと後悔した。仕事が忙しいからといって呑みの誘いなども全部断っていたが、そんなことをせずにちゃんと会っておけばよかったと思った。そういうふうに後悔していると、輝は憲一朗という大学時代の一番の親友のことを思い出した。何故、憲一朗のことを思い出したのかというと、今こうして会社を辞めてみると、この1年ずっと憲一朗と会っていなかったことが輝にとっては一番悔やまれたからです。
輝と憲一朗は大学のラグビー部の同期で4年間ずっと苦楽を共にした親友同士だが、憲一朗はカッコ良くて喋りも上手で、それでいてカッコつけるわけでもなく、いつも身体を張ったギャグ(主に脱ぎ芸)で皆を笑わせてくれるナイスガイでした。その憲一朗は大学卒業後は不動産会社の営業マンとなり持ち前のコミュ力を発揮して営業成績も優秀でバリバリ稼いでいた。交遊関係も派手で、充実した毎日を送っているようだった。
だが、それに引き換えブラック企業の制作会社に就職した輝は疲れ切って覇気も無く、たまに憲一朗と一緒に呑みに行っても、憲一朗の上手くいっている話ばかり聞かされて劣等感を刺激されてばかりだった。そうして卒業後2年経った1年前、輝と憲一朗は一緒に居酒屋で呑んでいて、疲れ切った輝を見て憲一朗は「そんなブラック企業なんて辞めちまえ」と笑い飛ばして「そんな会社に居るのがバカなんだ」と言う。それを聞いて輝は、順風満帆で会社を辞めるなんて考える必要が無い憲一朗が気軽に自分の悩みをバカにしているように感じてカチンときて「お前こそ嫌味な自慢話はやめたほうがいいぞ」と言い返すと憲一朗も腹を立てて、そのまま喧嘩別れしてしまい、それ以降ずっと輝は憲一朗に連絡もしていなかった。
だが、こうしてゾンビパニックが起きて簡単に会社を辞めて気分がスッキリした結果、輝は憲一朗のアドバイスが正しかったことに気がついた。そして、憲一朗は自分のことを心配して親身になってアドバイスをしてくれていたのに、自分が劣等感を勝手に抱いて憲一朗の話を素直に聞くこともなく嫌味なことを言ってしまい喧嘩別れしてしまった。なんて申し訳ないことをしたのだろうということが思い出されて、輝は無性に憲一朗に会って謝りたいと思った。それで憲一朗に電話してみると、なんと憲一朗は生きており、今は新宿のラブホテルの部屋にたまたま居て、周りはゾンビだらけで何処にも行けないと言う。
それで輝は新宿に行き、憲一朗から教えられた場所に行き、周囲のゾンビを車のクラクションで一旦別の場所に誘導して、その隙に憲一朗と再会した。そして輝は憲一朗に1年前にアドバイスを素直に聞かなかったことを泣いて謝罪した。だが、そうしていると再びゾンビが戻ってきて、2人はホテルの屋上に追い詰められてしまう。屋上のドアをエアコンの室外機を積み上げてどうにかゾンビが出てこないように蓋はしたが、そう長くはもちそうもない。
それで輝は隣のビルの屋上に飛び移ると言い出し。かなり隣のビルまで距離はあったが、輝は思い切ってジャンプして飛び移ってしまう。そして憲一朗にも飛んでくるよう促すが、憲一朗は自分は飛べないと言って尻込みしてしまう。飛べる自信が無いのだという。自分はそんな大した人間じゃないと憲一朗は思っている。
ここで憲一朗は本当は1年前の喧嘩で謝らないといけないのは自分の方なのだと告白する。実は憲一朗は不動産会社で羽振り良く仕事をしていても全然楽しくなかったのだと言う。輝の前ではずいぶん楽しそうに自慢話をしていたが、あれは見栄を張っていただけだったのだという。ただ仕事自体は上手くいっていた。成績も優秀だった。しかし、巧みな話術で客を騙すような仕事ばかりで本当は憲一朗は嫌気が差していたのだそうです。だから、どんなに上司に褒められても、給料が上がっても、派手に遊んでいても、心の中ではちっとも楽しくなかった。そんな寂しさを誤魔化すために表面的には派手な自慢話で見栄を張っていただけだったのですが、そのノリで喋って親友の輝を傷つけてしまい、その態度を注意されて恥ずかしくて逆ギレしてしまい、そのまま輝に素直に謝る気持ちになれないまま1年間疎遠になっていた。
だがゾンビパニックの中で輝がわざわざやって来て涙を流して自分に謝るのを見て、本当は謝らなければならなかったのは自分だったのだと憲一朗は痛感した。さんざん迷って会社を辞めることも出来ず、そんな自分を棚に上げて軽薄なノリで輝に会社を辞めろなどと無責任に言い、輝に注意されると逆ギレして絶交していた、そんなつまらない自分のような優柔不断な男が、親友に謝るためだけにゾンビの海の中を会いに来た輝のように隣のビルまで飛べるわけがない。だからせめて、ゾンビに喰われてゾンビになってしまう前に輝にちゃんと謝ろうと決意して、憲一朗は泣いて輝に謝る。
その憲一朗の涙の謝罪を聞いて、輝は憲一朗も会社でさぞ辛かったのだろうと思う。そして、それは憲一朗は全く悪くないのだと思う。憲一朗という人間の素晴らしさを全く活かせる職場ではなかったのだ。輝は「そりゃそうだ」と言い「お前のサービス精神は何時だって俺たちを楽しませるために発揮してくれていた」と憲一朗に告げる。本来、憲一朗という人間の話術やコミュ力というのは他人を騙すためにあるものではないはずだ。他人を楽しませるためのものだったはずだ。大学時代は確かにそうだった。それが本来の憲一朗なのだ。それを捻じ曲げられていたのだから、さぞ苦しかっただろう。苦しさのあまり見栄を張って誤魔化したくなって当たり前、他人に失礼な態度をとってしまうのも当たり前、だから自分は全く怒ってないと、輝は憲一朗に伝えたかったのでした。
この前の憲一朗の涙の謝罪の場面までは、太陽の光が弱くて憲一朗には太陽の光が当たっていないのだが、この輝の言葉と同時に雲間から太陽が出て来て、憲一朗に夕日がさっと当たる。同時にビルの屋上のドアのバリケードが遂に破られてゾンビ達が姿を現す。そのタイミングで夕日が身体に当たりながら憲一朗は輝の言葉によって本来の自分を思い出し「そうだ!俺はもっと!客に心から楽しんでもらえるような仕事がしたかった!」と告白する。そして「俺は本当はお笑い芸人になりたかったんだ!」と叫ぶ。それに対して輝は今から会社を辞めてお笑い芸人になればいいと言い「友達のアドバイスは聞いとくもんだぜ」と笑い、「芸人なら腹くくってそれぐらい飛んでみせろ!」と憲一朗の背を押す。
そして憲一朗は思い切ってジャンプして、しかも全裸で「オギャー!!」と叫ぶという身体を張ったギャグを空中で披露して、見事に芸人として夕日の中を飛ぶ。それを見て輝は大学時代のように腹を抱えて大笑いし、憲一朗は危うく飛び移ったビルから落ちかけるが、輝が助け上げて九死に一生を得て、とりあえず2人はゾンビから逃げ切り、そのまま2人とも全裸でビルの屋上で酒盛りをして、これからの芸人としての抱負などを語ったりして夜を明かすのでした。そして輝は成り行きで結局、100のリストのうちの1つ「親友と朝まで呑んでバカ騒ぎする」というのを達成していたのでした。
無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
第3話を観ました。
今回はルーデウスがサラとベッドインする流れとなるのだが勃起せずに失敗してしまい悩むという話でした。まぁよくある話なんですが、結局ルーデウスはまだエリスに捨てられたことを引きずっていて、心の奥底でちょっと女性恐怖症になってしまっていたようです。だからイザという時に勃たない。エリスに欲情して勃起して挿入して、見事に初めてのセックスを成功させたと達成感に浸っていたら捨てられてしまったので、セックスが失敗体験になってしまい苦手意識を持つようになってしまったようですね。精神的に未熟で弱いうちに肉体的な初体験をしてしまうとこういうことがよく起きます。だから早ければいいってもんじゃないのです。ちょっとルーデウスの初体験は早すぎたようですね。まぁあの時は状況的にそういう流れだったのであり、別に遊び半分でやったわけではなく、仕方ないといえば仕方ない。むしろエリスがルーデウスを過大評価しすぎていて、自分があの状況で姿を消すことでルーデウスがどういうショックを受けるかという、そういうルーデウスのまだ子供ならではの弱い部分を気遣うことが出来なかったのが良くないと思います。エリスも子供だったとはいえ、エリスの方が年長なのですからもうちょっと気遣うべきでしょう。まぁエリスもギリギリの極限状況だったのでそこまで求めるのは酷だったかもしれませんが。
今回はそれが原因でサラにも嫌われてしまい、すっかり落ち込んだルーデウスが酒場で飲んだくれていると、例のルーデウス嫌いのステップトリーダーのゾルダートと喧嘩して和解し、ゾルダートに勃起不全の悩みを相談したところ、一緒に風俗に行き、それでも勃起しなかったが、すっかりゾルダートとは意気投合して、朝帰りして道端でサラの悪口を言っていると、それをサラやスザンヌに聞かれてしまって引っぱたかれて町に居づらくなってしまう。それでゾルダートの誘いでステップトリーダーと一緒にネリス公国の迷宮に行こうということになったというのが今回の話でした。
そんなに大した話ではないのですが、ルーデウスのやさぐれっぷりがリアルで面白かったです。結局は勃起不全が治ってないまま終わったのも面白かった。今回のラストで遂にルーデウスの噂をエリナリーゼが耳にして、ルーデウスの居場所を知る場面が描かれており、おそらく次回に大きな展開がるのであり、そこに繋げる話であったのだと思います。
死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)
第15話を観ました。
今回はまず花嫁姿の幽霊が登場します。この幽霊はアリスにしかその姿が見えないのですが、大好きな相手と結婚したのだが結婚指輪がブカブカに大きかったのがショックで暴れたら階段から落ちて死んだらしい。それで坊ちゃんはピッタリの指輪をあげれば成仏出来るのではないかと思って屋敷にある指輪の中から良い指輪を探してくれるが、幽霊は坊ちゃんとアリスが仲が良いのでちょっとイライラしてアリスの身体を乗っ取って坊ちゃんを触ろうとするので坊ちゃんは逃げる。結局は幽霊は指輪にこだわりすぎていたことを反省して、旦那が死んであの世に来るのを待つことにすると言って成仏していきます。
この冒頭の花嫁幽霊の話は、単なる小話なのか、それとも何か物語上の意味があるのか、ちょっと不明ですね。坊ちゃんの屋敷に居た幽霊ですから、この屋敷に何らかの関係がある人物の幽霊なのかもしれない。この屋敷で行われた結婚式の時に死んだ花嫁ということであるならば、もしかしたら坊ちゃんの祖父と関係があるのかもしれない。ただ、花嫁幽霊の話によると結婚相手はまだ生きているようなので、坊ちゃんの祖父と結婚した相手なのではないのだと思う。どうして指輪がブカブカだったのかも謎です。まぁ他の場所で死んだ幽霊がたまたまこの屋敷に流れてきただけかもしれないし、単なる単体のエピソードなのかもしれず、現状はとりあえずそういうことにしておきましょう。
そして続いては今回の本題。前回ダレスが言っていた「呪いを解くのが得意な魔女」というのが坊ちゃんの屋敷にやってきます。当初は坊ちゃんはザインに迷惑をかけられないからと言ってその魔女を追い返そうとしていましたが、その魔女アメリアがやって来るといきなり半死半生になっていたので屋敷に入れてしまう。アメリアは魔力を持ったタコであり塩水に長時間浸からないままだと死んでしまうみたいで、山奥の坊ちゃんの屋敷に来るのは命懸けだったようです。
このアメリアの身の上話が最初にちょっと描かれますが、10年前に人間に捕らわれて殺されそうになっていたところを、ある人間の男に救われて、その男と形ばかりだが結婚して指輪も交わしたらしい。その指輪もアメリアの帽子に付けられていた。冒頭の話に続いて、また「指輪」の話であり、冒頭の花嫁幽霊の話と何か関係があるのかもしれないとも思ってしまうが、よくは分からない。ただ、この10年前にアメリアを救って結婚した男というのは、あのザインとカフがいるジェミニ座というサーカス団の団長の男なのです。今回のED後のCパートでもジェミニ座のシーンが少しあり、そこで団長は自分の結婚相手の話としてアメリアの話をしており、ちゃんとお揃いの指輪もペンダントにしていました。このジェミニ座の団長も単なる脇役ではなくて重要キャラなのかもしれませんね。
その話は一旦置いておいて、とりあえずアメリアは坊ちゃんに呪いが解けるかどうか試してみようと提案する。坊ちゃんはダレスの思惑で話が進むのを怖がって尻込みしますが、それはダレスが怖いからです。しかしアメリアはあまりダレスを怖がっている様子は無い。アメリアの言うには、ダレスは根は良いヤツなのだという。もし呪いが解けたらその時に別の方法で義理を返したらよいのだとアメリアは言う。それはつまり、ダレスはそこまで頑なな相手ではないとアメリアは思っているということです。そういうふうに言われて、呪いが解ける可能性も高いと言われて、坊ちゃんも次第に気持ちが揺らいでくる。
更にアメリアは坊ちゃんとアリスに自身の魔法を見せてくれる。それによって屋敷全体が海の中にあるようになり、坊ちゃんとアリスは屋敷の外で魚たちと戯れながらデートします。そうして坊ちゃんもアメリアに呪いを解いてもらう決心をするのだが、アメリアが坊ちゃんの呪いを解こうとしたら失敗してしまう。それによって坊ちゃんに呪いをかけた魔女の正体がダレスの双子の姉のシャーデーという魔女だったことが判明します。
アメリアの言うにはシャーデーは既に死んでいるらしいが非常に強力な魔女であり、アメリアではその呪いは解けないという。その話を聞いて、アリスは日誌に書いてあった「昔、本邸に出入りしていた2人組のシスター服の女」というのはダレスとシャーデーだったのではないかと推測し、一方で坊ちゃんはダレスがザインの「時間を操る魔法」を欲しているのは、もしかしたらシャーデーを復活させるためなのかもしれないと考えたりする。
ここでダレスの様子も少し描かれたが、ダレスはアメリアがシャーデーの呪いを解けるとはあまり期待はしていなかったようです。それは「無理だと分かっていてアメリアを坊ちゃんのもとに行かせることで何か別の狙いがあった」という意味なのか、それともダレスは本気で坊ちゃんの呪いを解こうという意志はあってアメリアに一縷の望みを託したという意味なのか、どちらの意味なのかは分かりません。ただ、ダレス自身は坊ちゃんの呪いが継続することを強く望んでいるわけではないようで、あくまでダレスがこだわっているのはザインの「時間を操る魔法」の方みたいです。
結局、アメリアは海に帰っていき、坊ちゃんとアリスは一度このことをザインとカフに相談しようと決め、ジェミニ座のサーカスを見に行こうと決めます。次回は2人がジェミニ座に行くことでまた物語が大きく動きそうですね。そして2人は呪いが解けたら皆でアリスの故郷に遊びに行こうと約束します。最後はそういう幸せなシーンで物語が終わることを願います。
英雄教室
第3話を観ました。
今回は学園にドラゴンがやって来たのでブレイドが一発殴って倒したら、ドラゴンが少女の姿になってブレイドを親だと見なして懐いてくるという話でした。ブレイドはそのドラゴン少女にクーフーリンと名付けてとりあえず世話をしてやるが、クーフーリンはドラゴンの特性で自分より弱い者とは仲良くならない。だがクーフーリンは学園の皆の様子を見て、本当は皆と友達になりたいと思うようになっていた。そのことに気付いたブレイドはクーフーリンのために、クラスの仲間と一緒に学園の生徒全員にクーフーリンと戦って勝ってほしいと頼み込む。そうして学園の生徒たちとクーフーリンの試合が始まるというところで今回は終わり次回に続きます。
まぁそういう感じで、別に話はそんなに面白いわけでもないし、ギャグも大して面白いわけでもないが、キャラは可愛らしい感じなので見れている。基本的に話は真面目なんですよね。上手くまとめているとは思うが、ずっとこんな感じで観続けるかというと、それはかなり微妙ですかね。まぁちょっと様子見です。
ダークギャザリング
第3話を観ました。
今回は夜宵の部屋の大量の悪霊の入ったぬいぐるみを見せられた螢多朗がこれ以上は夜宵に付き合いきれないと思って一緒に心霊スポットに行くのを拒んだので、夜宵が螢多朗の呪いを解くために1人で心霊スポットに行って悪霊化した鬼子母神のご神体をゲットしようとするという話。結局ご神体をゲットすることは出来ず夜宵がは危機に陥るが、詠子から夜宵が自分の呪いを解くために危険を冒していることを聞いた螢多朗が助けに来て、なんとか脱出して帰ることが出来た。
その際に夜宵はご神体の指の部分だけ切り落として持ち帰り、自分の部屋で悪霊たちに襲わせることで指を自分のコレクション化することに成功する。そして螢多朗に自分が悪霊たちを集めて戦わせて強力な悪霊を作り出して使役して母を連れ去った悪霊を倒して母を取り戻そうとしていることを明かす。そしてまた、螢多朗に呪いをかけた悪霊も同じようにして殺せるのだと言い、共闘を持ち掛けます。それを聞いた螢多朗は自分の呪いの巻き添えで呪いをかけられた詠子を救うことが出来ると思う。
今回はだいたいこんな話で、これでこの物語の概要が明確になったと思います。ここからはそういう目的のために夜宵と螢多朗の2人がコンビを組んで色んな心霊スポットで悪霊狩りをしていくエピソードがオムニバスで描かれていくのでしょう。そういう感じでこれから2クールやるみたいです。まぁ次回はまだ明確に描かれていない「詠子にかけられた呪い」の話なのかもしれませんけど、大体今後の展開は分かりました。
ただ、今回の鬼子母神なんかを見ても分かるように、要するにこれは怪談ものというよりはバトルものなんですよね。悪霊にまつわる怪談そのものに魅力があるわけじゃなくて、悪霊は単なる化け物で、化け物をやっつけるバトルものなのです。まぁ要するにジャンプ漫画なわけで、ジャンプ漫画だから2クール視聴がもたないというわけでもないので一応まだ様子見ですが、「呪術廻戦」みたいにアクションが凄いというわけでもないし、ちょっと厳しいかもしれません。