2023冬アニメ 序盤の状況 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年冬アニメも始まってほぼ1ヶ月が経過しました。とりあえず0話切りせずに視聴対象作品としていた45作品のうち、既に9作品は1話切りし、更に1作品は2023年春アニメに移動しましたので、現在のところランキング対象として視聴対象作品としているのは35作品ということになります。

そして、この現在視聴対象作品としている35作品のうち、既に12作品が途中で視聴を打ち切っていますので、現在視聴継続している作品は23作品です。とりあえずクール序盤を終えた段階での既に視聴を切っている作品も含めての視聴対象作品の35作品の現時点の暫定的な順位づけ、ランクづけを下位から順に紹介していきます。

なお、あくまでも自分が個人的に主観的に楽しめている順番のランキングですので一般的な評価ではありません。また、各作品のレビュー記事内容と合致していないような順位もありますが、あくまで各レビュー記事は視聴後のノリで書いてるものが多いので、その後改めて熟慮した後に決めた順位やランク付けが以下のものとなります。

 

 

◆Cランク(苦痛だった作品)

 

35位 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

第3話で視聴打ち切り。

主人公が現代知識や科学で無双して異世界人を騙す詐欺師で完全なるクズ。ほぼ全編に不快感しか無くて視聴継続困難となった。

 

 

34位 異世界のんびり農家

第3話で視聴打ち切り。

極端なご都合主義と主人公のモノローグの嵐。ハーレム物なのにエロい場面は無し。何がしたいのか分からず困惑しかない作品。

 

 

33位 冰剣の魔術師が世界を統べる

第3話で視聴打ち切り。

実は結構楽しんで観てるのだが根本的にふざけて作ってるネタアニメなので、そういう意味では鑑賞に値しない作品という評価。

 

 

32位 スパイ教室

第4話で視聴打ち切り。

原作改変で序盤3話がクソアニメ化。4話を観て立て直しは無理、観続ける意味無しと判断。キャラデザが可愛いだけの作品。

 

 

31位 お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

第4話まで視聴済み。

セリフがクサすぎてネタアニメとしてしか楽しめなくなってる。切るに切れないのは、まだ楽しめるかもと希望が残ってるから?

 

 

30位 人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

第3話で視聴打ち切り。

なんか真面目に作ってるけど純粋に話が面白くない。もともと面白くなさそうと思って見始めたがホントに面白くなかった作品。

 

 

29位 齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定

第3話で視聴打ち切り。

最初はちょっと面白かったが飽きてきてもうダメだと思って切った。実質はBランク上位ほどだが15分枠なので1ランク下げた。

 

 

28位 氷属性男子とクールな同僚女子

第3話で視聴打ち切り。

冬月さんはすごく可愛いけど全体的にギャグが寒すぎて苦痛。ここまでギャグが寒いなら普通に退屈にラブコメやった方がマシ。


 

 

◆Bランク(退屈だった作品)

 

27位 便利屋斎藤さん、異世界に行く

第3話で視聴打ち切り。

ブツ切りすぎて、まるでコント番組を観てるみたい。奇をてらった構成は普通にやったら面白くないという自信の無さの表れ。

 

 

26位 アルスの巨獣

第4話で視聴打ち切り。

クオリティは高そうなのだが話がよく分からなくて全く面白くない。クオリティが高いぶん不快感を感じないで済んでるだけ。

 

 

25位 NieR:Automata Ver1.1a

第3話で視聴打ち切り。

序盤は意味不明で原作ゲームファン向けという印象。3話でちょっと面白くなりそうと思ったら放送休止でもういいやと思った。

 

 

24位 Buddy Daddies

第4話で視聴打ち切り。

殺し屋が育児したら面白いだろうという発想なんだろうけど殺し屋がリアルに描けていないので面白くなってないのだと思う。

 

 

23位 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2

第3話まで視聴済み。

作画が良くて楽しい感じも良いんだが、やはり遊んでるだけだしメイプルも最強になってしまってるしあまり盛り上がらない。

 

 

22位 魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~Ⅱ

第4話まで視聴済み。

アノス様がカッコ良くて作画も良くてヒロイン達も可愛いけど話の内容が全く分からない。引きが良いのでつい観てしまうだけ。

 

 

21位 あやかしトライアングル

第3話で視聴打ち切り。

序盤3話は視聴を切るほどつまらない内容ではなかったが原作既読なので放送再開を待つほど面白い展開でもないと知っている。

 

 

 

◆A-ランク(普通に観れた作品)

 

20位 ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン 第3クール

第25話から第28話が評価対象。

ハイテンションな感じは相変わらず面白いが、3期に入って話があまり進まず意味の分からない戦いをしてるだけでイマイチ。

 

 

19位 シュガーアップル・フェアリーテイル

第4話まで視聴済み。

3話までは退屈だったのだが4話で見事に決めてくれたので順位が上昇した。だが今後は新展開はそんなに期待はしていない。

 

 

18位 犬になったら好きな人に拾われた。

第4話まで視聴済み。

アホみたいなエロアニメだがギャグアニメとして意外に出来が良く実質はA+ランク中堅の評価。15分アニメなのでこの順位。

 

 

17位 最強陰陽師の異世界転生記

第4話まで視聴済み。

異世界転生系のありきたりな展開だが意外に退屈しない。ヒロイン達は可愛くて好印象。まぁ現状は普通に楽しく観れる感じ。

 

 

16位 英雄王、武を極めるため転生す

第3話まで視聴済み。

主人公のイングリスのキャラがかなり魅力的だが、ストーリーはこれから本格的に動き出すというところでまだよく分からない。

 

 

15位 REVENGER

第4話まで視聴済み。

マイペースで作ってる渋い作品で、これはこれでアリな感じだが、まだちょっと満足できたというほどではない。今後に期待。

 

 

 

◆A+ランク(満足できた作品)

 

14位 東京リベンジャーズ 聖夜決戦編

第25話から第28話が評価対象。

2期に入って最初は1期の続きで面白かったがその後は方向性がちょっと見えなくなった。だが最新話で盛り返して今後に期待。

 

 

13位 ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん

第4話まで視聴済み。

斬新な設定の面白味をずっと引っ張っているが現状は溜め回が続いており、本格的に盛り上がってくるのはこれからだと思う。

 

 

12位 イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

第4話まで視聴済み。

デレが強めになってきてる長瀞が可愛い。ギャグはムラはありちょっと飽きも来てるが勢いはある。やはり観てて楽しい作品。

 

 

11位 トモちゃんは女の子!

第4話まで視聴済み。

現状はギャグ強めのラブコメで楽しめてるが、エピソードによってムラはある。今後は恋愛模様の進展に期待。みすずは至高。

 

 

10位 ツルネ ーつながりの一射ー

第4話まで視聴済み。

物語的には盛り上がってくるのはこれからだが、現状でも丁寧な作画とストーリーに惹きこまれる。弓道の描写や演出は圧巻。

 

 

9位 転生王女と天才令嬢の魔法革命

第4話まで視聴済み。

序盤2話はトップクラスだったが3話で少し落ち着いた印象。4話で物語が動き出したが今後序盤の良さを維持出来るかがカギ。

 

 

8位 ブルーロック

第13話から第16話が評価対象。

サッカーアニメとして文句なしに面白くハイクオリティだがサッカー以外はほぼ何も描かれてない物語なのでSランクは厳しい。

 

 

7位 ノケモノたちの夜

第4話まで視聴済み。

毎回のエピソードの完成度が非常に高いのでSランク評価だったが、4話が振り回で内容が薄かったのでA+ランクに下げた。

 

 

 

◆Sランク(大満足した作品)

 

6位 メガトン級ムサシ(第2期)

第14話から第23話が評価対象。

2期に入ってから展開されてきた壮大なスケールの群像劇が溜めに溜めた末にいよいよ盛り上がってきた。今後の最終章も期待。

 

 

5位 不滅のあなたへ シーズン2

第11話から第14話が評価対象。

後半クールに入ってからずっと溜め回が続いてきた印象だがそれでもハイレベルな物語。これからいよいよ盛り上がってくる。

 

 

4位 ヴィンランド・サガ SEASON2

第4話まで視聴済み。

圧巻のハイクオリティの物語、特に4話は最高の神回だったがまだ序盤なのでスロー展開。ここからが面白くなってくるはず。

 

 

3位 もういっぽん!

第3話まで視聴済み。

共感できるキャラ達の魅力、緻密な心情描写のストーリーで毎回しっかり感動させてくれる王道スポ根。コメディ描写も面白い。

 

 

2位 TRIGUN STAMPEDE

第4話まで視聴済み。

毎回が劇場版並の作画クオリティでストーリーも骨太の王道ヒーローもので惹きこまれる。ここから更に佳境に入っていきそう。

 

 

1位 虚構推理 Season2

第13話から第16話まで視聴済み。

濃厚な人間ドラマの味わいと推理の切れ味の塩梅が絶妙だが、特に序盤は雪女編の魅力が別格だったので当然の最上位となった。

 

 

 

今後の動向の予想も含めての総評ですが、まず今期はとにかく作品数が多かった。とりあえず1話を観てみた作品だけで45作品もあり、9作品を1話切りしてランキング対象に残った作品だけでも当初は36作品もあった。これは通常クールよりだいたい5作品ぐらい多い。

但し、今期は3~4話時点で12作品の視聴を打ち切っており、更に春アニメに移動した作品も1つあり、現在視聴を継続している作品は23作品となっており、これは通常クールの第4話時点の視聴継続作品とだいたい同じ数、いやちょっと少なめになっています。それだけ通常クールよりは多めの作品を早々に視聴を切っているわけだが、それはまず作品数が多いぶん出来の悪い作品の数も多いという理由もある。ただ、ここまでその数が多くなっているのはコロナ禍による放送延期の影響があるのは間違いない。

今期の最初の記事でも予告していましたが、前クールの終盤に中国でのコロナ再流行の影響で「水星の魔女」「異世界おじさん」「艦これ」「メガトン級ムサシ」の放送延期が相次いだ時点で、今期でも多くの放送延期や放送中止の作品が出るだろうことは予想はついていました。その予想が見事に的中したということなんですが、現時点で既に今期の作品のうち4作品の放送延期が発表されています。現時点までに私が視聴を打ち切った12作品のうち「あやかしトライアングル」と「NieR:Automata Ver1.1a」はコロナ禍による放送延期が無ければこの時点で視聴を打ち切るということはなかったはずです。また「久保さんは僕を許さない」がこの時点で春アニメに移動してランキングから姿を消すという事態もコロナ禍が無い限り有り得ないことでした。

このままだと、おそらく今後も今期においては中国でのコロナ再流行の影響で放送延期する作品は相次ぎ、最初は史上稀に見るほど多くの作品数で始まった2023年冬アニメは、終わってみれば史上最少の作品数になってしまったなんていうことも十分にあり得ると思っています。そういう状況ですから、今はSランクで1位争いをしているような作品でも突然容赦なく姿を消すということもあり得るクールであり、どの作品がいつ消えるのか全く予測不能な、実に不安定なクールとなってしまいました。そのような状況の中で、どの作品が有望だとか予想するというのも難しい。

 

そうしたコロナ禍による影響が無かったとしても、そもそも今期は最初からあまりパッとしないクールであって、これという看板作品のようなものが無く、期待されていた作品で既に期待外れになってしまっている作品も多い。その上にコロナ禍による放送延期の嵐であるから、悲劇的なクールと言われても仕方ない。面白い作品はしっかりあるけれども、ノーマークの作品が面白くなっても私みたいに最初は出来るだけ多くの作品を観るというタイプの者ならばそれに気付くことは出来るが、普通の人はノーマークの作品はそもそも観てない人が多いので面白くなったことすら気付かないし、面白いという噂を聞いても初回から見返す気にはなかなかならない。だから期待度の高かった作品が軒並みパッとしていなかったり放送延期になったりしている今期は、世間的には不作クールと言われても仕方ないといえます。

私個人的に見ても、現時点でSランクが6作品でA+ランクが8作品で、合わせて上位ランクが14作品というのは通常クールの平均値から見ると若干少なめです。クール終了時の数としては平均値とはいえますが、こんな序盤の場合はまだボロが出ていない作品が多いので上位作品の数はもうちょっと多めになるのが普通です。そう考えると既に上位作品の数が少ない。しかも今期はランキング対象にしている作品数が通常クールよりも5作品ほど多いわけですから、そのぶん上位作品の数も多くなるはずのところ、逆に若干少ないということは、かなり低調と見るべきでしょう。逆にBランクとCランクの下位作品は現時点で15作品もあり、これは全体の作品数が多いからだともいえるが、やはりちょっと多いといえます。良い作品のレベル自体はそんなに低くはないので「不作」とは一概には言えないんですけど、全体的に見てあまり活気の無いクールだとは言わざるを得ないでしょうね。

事前に新作アニメで期待作に挙げていた5作品のうち、「スパイ教室」は視聴打ち切り、「NieR:Automata」は放送延期で視聴打ち切り、「お隣の天使様」は視聴打ち切り寸前、「久保さん」は放送延期というように惨憺たる有様。事前に続編アニメの期待作として挙げていた11作品はさすがに順調な作品が多数派だが、それでも「東京リベンジャーズ」「ストーンオーシャン」「魔王学院」「防振り」というように序盤で4作品も失速している作品があるというのは通常クールよりも多いといえる。これらは全て世間的にも期待値の高かった作品ばかりですから、今期の不作という印象を強めてしまう効果がありますね。

ただ、それでも上位作品のレベルは決して低くはない。ビッグタイトルは無いが意外に質が高い。全体的なレベルは低くて当初期待されていた作品があまり良くなくて、上位作品の質は高いがノーマークの作品が多いというクール。多くの人が本当に良い作品を見逃してしまいがちなクールといえます。こういうクールは結構独特なクールで、近年では2020年秋クールに似ていますね。Sランクが「アクダマドライブ」「ゴールデンカムイ3期」「無能なナナ」「魔王城でおやすみ」「憂国のモリアーティ1期」「トニカクカワイイ1期」「虹ヶ咲学園1期」で、他に上位作品として「ひぐらし業」「安達としまむら」「いわかける」などがあったクールです。あのクールのイメージに似ているとすると意外に掘り出し物が多いような気がします。あのクールも結構コロナ禍の影響が出ていたクールで、その反動もあってか次の2021年冬クールが近年最強クールといわれるクールになってますから、それを考えると、今期の次の2023年春クールへの期待感も高くなってきます。

 

現状のSランクは「虚構推理」「トライガン」「もういっぽん」「ヴィンランドサガ」「不滅」「ムサシ」の6作品で、ここは現状では割と辛めの基準で選んでいて、本当に強い作品だけが揃った印象。前クールはビッグタイトルが多かったのもあって、この段階で割と甘めの基準でSランク作品を11作品選んでいたが、今期はちょっと辛めにして現時点で本当に隙が無く強い作品だけを厳選して6作品としています。ただ、甘めにしていても前クールみたいに11作品にはどっちにしても及ばないとは思いますが。最大限に甘く選んだとして「ノケモノ」「ブルーロック」「転生王女」を入れて9作品というところでしょう。

まぁそういう強い作品が揃っていますから、現状のSランク作品のうち今後A+ランク以下に落ちそうな作品というのはあまり無さそうです。どの作品も安定感がある上に、ここからが面白くなっていきそうな作品が多いので、なかなかA+ランクに下がる可能性は低そうです。ただ、強いて挙げるとするならば意外に現状1位の「虚構推理」が一番危ういかもしれません。雪女編が終わって中盤の短編集が中だるみする可能性はありますから。

一方で、Sランクを厳選したぶん、SランクとA+ランクの間はちょっとレベルの差が開いている印象ではあります。ただSランクを厳選したぶん、Sランクから漏れた作品がA+ランク上位にあって、これらはSランクに割と近い強さがあり、このうち「ノケモノ」「転生王女」「ツルネ」あたりは今後Sランクに上がる可能性は結構あります。

 

Sランクにおいては現状では序盤の雪女編の完成度が極度に高かった「虚構推理」が1位となっていますが、5話以降はおそらく短編集が描かれていき、そこで勢いがやや落ちる可能性が高いと思う。それでもおそらくSランクを維持するぐらいの安定感はあるのであろうけれども、さすがに1位をキープするのは難しいと思う。それだけ他のSランク作品がここから調子を上げてきそうだからです。「虚構推理」の場合は中盤をどう凌いで、終盤に何をやるのかが重要となってくる。考えられるのは逆襲と敗北編だが、あれをやるのなら最後に1位に返り咲いて終わる可能性も十分あるだろう。脚本の切れ味では今期随一の作品ですから、エピソードがハマればそれぐらいは余裕でこなします。

残るSランクの5作品の中では、やはりここから前世編のクライマックスであるレンリル攻防戦が描かれる「不滅のあなたへ」が最も強そうです。物語自体は現世編、来世編へと続いていきますが、前世編で一旦締める形となるので、その完結まで描かれるというのはやはり有利といえます。何だかんだ言って物語の持つ力やその深みでは一番強い作品ですから、1位の最有力候補で、SSランクも狙える作品といえる。

「ヴィンランドサガ」は総合的なクオリティでは今期一番の作品であり「不滅のあなたへ」を凌駕するとは思うが、物語はこれから本格始動する様子であり、しかも大長編の途中の話で結構スローペースであり、連続2クール作品の前半クールということもあって、まだ今期はマックスの力は出ないと思う。まぁしかし地力は凄い作品だからマックスの力でなくても1位を獲るかもしれない作品でもあります。

「トライガン」は映像のクオリティでは「ヴィンランドサガ」を超えて今期一番の作品であり、アクションやヒーローのキャラクター性など、今期で一番カッコいい作品だろう。既に序盤で見せ場が何度もあり現状2位につけており、原作未読なのでストーリーは未知数だが、名作といわれるぐらいだから面白いのだろう。おそらく物語は完結まで描くのだと思われ、アレンジが上手くハマれば案外1位になるのかもしれない。

「メガトン級ムサシ」はクオリティではこれら上位作品にやや劣るが、既に後半クール分は10話消化しており最終章5話を残すのみで安定感は抜群で、しかもストーリーの勢いが凄い作品なので最終章の盛り上がりが凄いことになりそうで、スケールは一番壮大な作品だけに、最終章が凄いことになって完結が見事に決まれば最終的に1位争いに絡んでくる可能性は十分にあり得る作品といえます。

そして、Sランク作品の多くが壮大なスケールの大作が多い中、「もういっぽん!」は日常が多く描かれる青春スポーツ部活ものとして非常に優秀な作品で、おそらく今期最も登場キャラに感情移入しやすくて感動しやすい作品。現状3位だストーリーもここからが本当に盛り上がってくることころで毎回感動できる場面があり1位も狙える。ただ完結までは描かないだろうからどう締めるのかがポイント。

 

A+ランク作品の中では「ノケモノたちの夜」は各エピソードの完成度が今期トップクラスで、序盤はずっとSランクだったのだが最新話がちょっと中途半端な内容だったのでA+ランクにしただけであり、序盤の感じを続けていけばいずれSランクに上がる可能性は高い。ただ現状Sランクの作品が今後盛り上がっていくので、現状維持ではそこに追いつくのは厳しそう。

「転生王女と天才令嬢の魔法革命」は序盤2話は今期でもトップクラスの出来だったのだが、3話以降はクオリティは維持しつつも話の勢いが落ちたのでA+ランクに落とした。ここから物語が動き出せばSランクへの返り咲きは十分あり得るが、勢いを維持しつつこの作品の独自性を保っていけるかがポイント。上手くハマって物語が盛り上がればトップ争いに絡む可能性はある。

「ツルネ」はとにかく安定感は抜群で、ストーリーも順調に盛り上がってきているのでSランクに上がる期待感は大きい。ただ上品で大人しめな作風なので、仮にSランクに上がってもトップ争いに絡むのは難しいかもしれない。トップを目指すとするなら、とことん上質感を高めていくか、ストーリーがよほど盛り上がるのが必要だと思う。

この3作品が現状でA+ランクからSランクに上がる可能性を感じさせる作品であり、A+ランクでも他の「ブルーロック」「トモちゃん」「長瀞さん」「ツンリゼ」「東京リベンジャーズ」あたりは現状ではSランクに上がる可能性はあまり感じない。この中でも「ツンリゼ」「東京リベンジャーズ」あたりはA-ランクに落ちる可能性もあり得ると思う。

まず「ブルーロック」はサッカーアニメとして文句無しに面白いのだがサッカー以外の要素がほとんど描かれていないので、ちょっと子供向けっぽい作りで、Sランク作品としては物足りない。だからどうしてもA+ランク最上位が上限となる。そういう意味ではこの作品として現状は最高評価しているといえます。

「トモちゃんは女の子」と「イジらないで長瀞さん」はどちらもギャグが強めのショートストーリーのオムニバス形式のラブコメだが、どちらもギャグセンスが突き抜けているというほどではないのでA+ランク中堅ぐらいの順位になっている。その2作のうち「トモちゃん」の方がややギャグセンスが上だと思うので現状は「トモちゃん」の方が少し上の順位になっているが、2作品ともギャグだけで1クール乗り切れる力は無さそうで、今後はラブコメの進展が優劣を分けそう。そういう点では完結まで描かれそうな「トモちゃん」の方が有利にも思えるが、「長瀞さん」の方も1期からの積み重ねがあるので結構盛り上がってきそうで、どちらも競い合ってA+ランク上位に上がっていくのが望ましい。

「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」は斬新な設定のストーリー性の高いラブコメで、かなり面白くなりそうな期待感が高いのだが序盤は伏線を置いていってる溜め回が続いていて、まだ話が本格的に動き出していない。これ以上溜め回が続くようなら一旦A-ランクに落として様子見ということになるが、話が盛り上がってくればSランクに上がる可能性もゼロではないと期待はしている作品です。

「東京リベンジャーズ」は初回は良かったのだが過去に戻ってからは何をやるのか不明確でどうも迷走気味であったが、最新話でようやく稀咲が話に絡んできて聖夜に決戦という流れも見えてきて今後は面白くなるかもしれないという期待感を持つことが出来た。ただ、やってることは1期のハロウィン編の焼き直し臭くて、相変わらずタケミチが馬鹿なので話のテンポが悪く、このままのテンポならA-ランクに落ちるんじゃないかと危惧しています。

 

現状でA-ランクの作品はとりあえず楽しく観れていますけど、最終話まで観ることが出来るかどうか、まだ確信は持てない作品が多いです。その中でも「REVENGER」はクオリティが高く、話が盛り上がってくればA+ランクに上がる可能性はあるし、そうなるよう期待している作品でもありますが、どうもまだ未知数の作品です。「英雄王、武を極めるため転生す」と「最強陰陽師の異世界転生記」はどちらも現状は楽しんで観ているが、どちらも異世界転生なろう系の典型的作品なので、さすがにA+ランクに上がるにはもう一工夫が必要であろうし、終盤近くなると飽きてくる可能性も高い。

「シュガーアップル・フェアリーテイル」は4話の出来が良かったのでA-ランクに上がっているが基本的にはBランク作品だった。今後はまたBランクに戻って視聴を切られるか、あるいは4話以降は普通に観れる作品になるかはまだ分からない。「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン」は最終章なのでもっと盛り上がってA+ランクぐらいに行ってほしいところなのだが現状はあまり盛り上がっていない。このままだとBランクに落ちて視聴打ち切りもあり得る。

なお「犬になったら好きな人に拾われた」は普通にギャグとエロを楽しんでおり、実質的には「トモちゃん」や「長瀞さん」と同格ぐらいのA+ランク中堅ぐらいの評価の作品なのだが、15分アニメなので1ランク分下げて順位をつけているだけです。

Bランクは下位の方の「バディダディズ」「アルスの巨獣」「便利屋斎藤さん」は普通に面白くなくて視聴を切った。「NieR」は放送延期が直接にきっかけになったが、原作ファン向けで面白くなくて放送再開を待つ気が全く起きなかったのであり、どっちにしても切ってた作品だったと思う。「あやかしトライアングル」は逆に放送延期が決定しなければこの段階で視聴を切ることはなかったと思うので、視聴を切った作品の中では最上位ということでBランク最上位に置いている。

Bランクの残る2作品「魔王学院の不適合者」と「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」は現時点ではまだ視聴は継続していますが、もともと両作品とも1期はあまり高く評価はしていなかったので、2期になってますます退屈になってしまい、一応はクオリティの高さで視聴を継続しているが、このままだと視聴打ち切りは時間の問題だと思います。

Cランクは現時点でもう視聴を切っている作品が大部分で、「氷属性男子」「人間不信の冒険者たち」はもう観ていない。「草食ドラゴン」は15分アニメなので実質的にはBランク上位ぐらいの評価だがもう観ていない。「スパイ教室」「冰剣の魔術師」「異世界のんびり農家」は視聴を切ったということにしてCランクにしているが、ネタ枠として一応観てはいる。最下位の「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」はネタ枠としても観たくないので観てません。

Cランクで唯一まだ視聴を切っていない「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」は、セリフがクサすぎて耐え難いだけであって、お話自体はマトモなので、まだ何とかなるんじゃないかという希望があって切るに切れないんだと思います。ただ、このままでは切るのは時間の問題でしょう。まぁ切った後もネタ枠として観るだけは観るかもしれない作品ですが。