ハインリッヒの法則
早いもので師走ですね。
前回の記事に、励ましのコメントや元気をお送りくださりありがとうございました。
強大な元気玉が出来上がりました。
前回の続きを書きましょう。
↑前回の記事はこちら↑
止水板が入っていなかったことに対する担当さんの電話が腑に落ちなかったので、
小林住宅が誇るお悩み解決駆け込み寺、会社110番に電話することにしました。
問題の本質を改めて書いておきますと、
止水板が入っていなかったこと、そのこと自体ではありません。
注文した物が、見積に入っている物が、
実際は入っていなかったことです。
それに対して、GLを上げたから心配するほどではない、
という的外れな言い分が問題なのです。
なぜか。
他にもあるかもしれんからじゃろが。
1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が、
さらにその背後には事故寸前だった300件の異常が隠れている、
というのはかの有名なハインリッヒの法則ですが、
止水板の入れ忘れが心配するほどでない軽微な事故だと言うのなら、
他にも28件の同様の事故が既に発生しているかそのうち発生して、
いずれ重大事故を誘発します。
それはもちろんさくらちゃんねる家だけで起こる話に限りません。
そういった小林住宅に対する注意喚起も含め、お節介な正義感を振り翳し、
まずは本社の代表番号にかけて、会社110番の直通ダイヤルを教えてもらいました。
会社110番の電話番号が書かれた案内文書をもらったような気もしますが、
見当たらなかったからです。
電話に出たのは、駆け込み寺の担当者さんではなくて、電話番の方でした。
曰く、担当者の方、、、名称を変えないとややこしいので、管理室長としましょう、
管理室長さんは現在不在なので、代わりに用件を聞きますということで、
下記のような感じで伝えました。
・基礎に入るはずの止水板を入れ忘れられていた
・それに対して担当さんから、GLを上げたから心配ないという説明があった
・問題はそこではなく、注文した物が入っていないということ
・他にも同様の入れ忘れがあるのではと疑わざるを得ない
・小林住宅としてこの問題をどう捉えているのか
最後の、会社としてこの問題をどう捉えているのか教えてほしい、
と伝えたら、電話番の方もちょっと面食らってらっしゃったような気がします。
「会社として、どう捉えているか、ですか」
一顧客に過ぎない分際で会社に喧嘩売るとか正気か、
といったニュアンスが含まれていたとかいなかったとか。
その当日中に、管理室長から折り返しの電話がありました。
さすがに会社110番というトラブル処理専門部署を預かるハンターらしく、
管理室長のその声色は威圧感に満ちていました。
「先ほどお電話頂いた件に関しまして、すぐに関係者を招集し、
事情聴取を行いました。その上でもう一度、ご相談内容をお聞かせ頂けますか」
双方の言い分を聞いて齟齬がないかを確認する目的なのでしょう。
こちらとしては同じ話をまたするのかとちょっと面倒な気がしつつも、
・基礎に入るはずの止水板を入れ忘れられていた
・それに対して担当さんから、GLを上げたから心配ないという説明があった
・問題はそこではなく、注文した物が入っていないということ
・他にも同様の入れ忘れがあるのではと疑わざるを得ない
・小林住宅に任せていて大丈夫なのかと不安になったから電話した
と告げました。
最後の内容を変えたのは、さっき電話番の方に伝えた時の反応が
芳しくなかったからです。(・ω<)てへぺろ
管理室長は、その威圧感たっぷりの声色で、
「全く以て仰る通りで、この件は重大事案として対処していきます」
と宣言されました。
「浸水防止処理をどうするのか、のみならず、見積内容をすべて再確認し、
他にも漏れがないかどうかを精査します」
「はい、ありがとうございます。お願いします」
今回の問題は、私が止水板の写真を見せてくれと言ったことで発覚しました。
言わなければ、誰も気づくことがなかったことになります。
現在家づくり計画中の皆様も、任せっきりにせず、ウザがられるくらい、
確認に確認を重ねることをおススメ致します。
そしてその翌日、再び管理室長から電話がありました。
緊急会議の結果、基礎を壊して再度打ち直しするには時間の制約上難しく、
よって止水板を埋め込むことは諦めざるを得ず、
その代わりに、基礎と家屋の繋目のところを上から塞ぐ形で防水処理を行う、
という施工で何とか折り合いを付けられないかと打診するに至ったとのことでした。
落ち着くとしたらそんなところだろうと考えていた妥当な提案でしたので、
二つ返事でお願いしました。
そもそも、最初からそういう風に提案してくれていたら
わざわざ会社110番に電話して問題を大きくすることもなかったのですが、
ブログネタを提供してくれたと思えばなかなか有意義な出来事だったとも言えます。
もう一度繰り返しますが、
1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が、
さらにその背後には事故寸前だった300件の異常が隠れています。
家づくりの打ち合わせをされる中で、アレ?と思ったら、気を付けてください。
さて、次回は上棟です!
テンション上げて書いていきたいと思います!
……上がる、、かな?
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。