変則的にしなる小林住宅の坪単価③
坪単価を比較する上で重要になるのは、それを算出する式が一致していること、
ですが、これがどうやらハウスメーカーによって異なることがあるようです。
建物建築費用を基にするのか、付帯工事や諸経費も含めた総額を基にするのか、
延床面積で割るのか、バルコニーや玄関ポーチなど含めた施工面積で割るのか、
どれを計算に用いるかで坪単価はかなり変わってきます。
付帯工事や諸経費は、おそらくそれぞれの環境によって変わってきますので、
ここでは建物建築費用+制震器具・断熱材に、
値引も含めた金額を基とすることにします。
値引を含めるのは、そもそも最初に提示してくる金額は値引分増額してあって、
値引することで適正価格になるように細工をしていると考えているからです。
そしてバルコニーや玄関ポーチもハウスメーカーが建築を担う部分になりますので、
施工面積で割ることにします。
ということは付帯工事や諸経費が入っていないため、
実際にかかる総額よりも安く見えることをご承知おきください。
まずは、小林住宅が提示してきた見積もりについて、簡単に整理しておきます。
CASE.1とりあえずのマイクラ階段ブロック二世帯住宅
マイクラ階段ブロック二世帯住宅
CASE.2自ら間取りを描いたテトリス凸ブロック
テトリス凸ブロック
CASE.3モロッコの街並みに溶け込みそうな家
モロッコの街並みに溶け込みそうな家
このモロッコの街並みに溶け込みそうな家で、まずは契約を結んだわけです。
そして契約後、1回目、2回目の打ち合わせで間取りの修正を伝えたところで
建物建築費用はどう変わったのか、3回目の打ち合わせで御提示を頂きました。
CASE.4怒涛の間取りブラッシュアップを経て
怒涛の間取りブラッシュアップ後
(;゚д゚)…?!
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚Д゚)…?!
60万切っとるがな。
修正すればするほど安なるてどないなっとんねんと思われたことでしょうが、
私も実際のところはわかりませんが、思い当たるとすれば、
契約後1回目の打ち合わせの時に、窓7か所に加え勝手口のドアも取っていました。
あと、知らない間にシューズクロークの棚が間取り図からなくなってもいました。
シューズクロークについては、最初の住まいのご提案書の住宅設備リストには
「エノーク2」が記載されており、間取り図にも棚らしき絵が描かれていましたが、
この頃の間取り図では棚が点線になって「エノーク検討」に変わっています。
思うに、担当さんが何とかして客それぞれの予算に合うように、
部材を増やしたり減らしたり、ランクを上げたり下げたりして、
金額を調整しているのでしょう。
何が残っていて何が削除されたのかを知らされずに金額だけが変動する、
というのが果たして有難いことなのかどうかは議論の余地がありますが。
あと付け加えておくと、小林住宅の標準の外壁はケイミューの親水14という
ランクの低い商品になっていたりしますので、外壁にこだわりがある場合は
変更が必要になりますし、例の神谷のフルハイトドアや
玄関ドアをエルムーブ2に変更した費用などもここには含まれていません。
あくまでも小林住宅が標準仕様で施工する金額がこのような感じになっており、
標準から外れて、特に希望するものがあれば追加費用が掛かってくるわけですが、
標準でのお値打ち感と、
希望に対する制限の無さは、
比類なき気宇壮大です。
次回も引き続き3回目の打ち合わせの話になります。
サタデーナイトフィーバーを彷彿とさせる急勾配屋根を変更できるのでしょうか。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。