「ふんわりやさしい色で編む 初めてさんの編み物講座」
時間の森工房の いいづか ゆき です。
正確には、もうほどいてしまいました。
ひだまりカーデ、ほどくの、2回めなんですよね…
理由は、いくつかあります。
１つめの理由。
身頃の柄が詰まってて固い。
まあ、
この糸を使うのが初めてで、特性がわかっていないということが一番の敗因です。
麻系の糸は、糸を作る段階でコーティング的な加工がされている気がします。
(今度メーカーさんに聞いてみようと思う)
工業糸はよくある(私はアパレル出身です)んだけど、編みにくい糸はロウ引きと言って、糸に加工してから編んだりするんです。
ロウというのが、実際「蝋」なのかは確認したことがないのでそこは不明。
私は「蝋」だと思ってました。熱で溶けるし。
このカーデに使っているのは、ハマナカさんのフラックスCという綿麻の糸で、私は、ちょっとコーティングされてるのかな？と思ってました。
なので、糸に張りがあって、曲がりづらいです。
編みにくいということではないです。
編みやすい方だと思います。引っかかるところはないですし。
そんなわけで、麻系の糸は編み上がりが少し固いんです。
だから、多少編み地が固めでも着てるうちに馴染むかなーって思ってました。
これはまだ着てもいないから不明なとこですけど、それにしても鎧か?と突っ込みたくはなる。(個人の感想です)
失敗ではなく、あくまでも自分が気になるというだけです。
２つめの理由、
ヨークと身頃の見た目のバランスがイマイチということ。
これもずっと気になっていたことです。
ヨークの透け感に対して、身頃の模様が詰まりすぎでは?とずーっと思ってて、でも、早く編みたくて突き進んじゃいました。
最後の理由、これがほどいた最大の理由なんですけど、身頃の幅を出したのにヨーク下の身頃裾が開く、です。
前立てのラインが真っ直ぐじゃなくて、ヨーク終わりのところで山型に尖ってしまうんです。
1回めにほどいたのは、マチの作り目数を間違えたため、身巾がすごく小さくなってしまったことでした。
これはほどくよね。
で、身巾が大きくなったのに、なんか来た時に体に馴染まない！
裾前が16cm開く！
開きすぎでしょ！
これはですねー、丸ヨークのカーデあるあるですけど、ヨークの曲線の角度が大きいとなっちゃうんです。(トップダウンの場合)
尚且つ、このヨークは縁に玉編みがきてるからその部分は固まりが横に連なってる＝横に広がりたい、わけです。
で、身頃の柄が固いから融通が効かない状態、編み地的に、にっちもさっちもいかない状態になっちゃってるんです。
編み物って、棒針編みもかぎ針編みも、伸縮や編み目が固定されていないことで、布と違ってダーツがなくても体に合った着心地になるんです。
なのに、今回は、糸と編み地のバランスが合ってないことで、悪い方向へいってしまったと思います。
というわけで、身頃の模様を変えることにしたので、ほどきました。
編み地が固い！とか、透け感！とかは許せるけど、ラインがイマイチなのは嫌よね〜。
そして、この麻混の糸、ほどくの2回目だから糸が柔らかくなってゲージがすごく違ってしまう〜。😢
麻系の糸はもっと編んで経験積まないといけないなって思いました。
でも、まだまだ知ることがたくさん合って楽しいですよん♡
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