自分の将来の夢を言葉にしたことは何回かあるけど
どれもしっくりきたことはない
小1くらいのときは、
お花屋さんか、パン屋さんって言った
学校の何かで書かないといけなかったから。
なりたいものとか分からなかったし
お花屋さんもパン屋さんも行ったことなかったけど
とにかく何か書こうと思ってそれを書いた
そしたら母親は、どっちも朝早くて大変だよ〜って
言ってきた
小学校中学年くらいのときは、
警察官って言った
ちょうどその時テレビで警察24時がやってたから。
全然興味なかったしなんなら運動も苦手だったし
可愛らしい女の子になりたい気持ちの方が強かったけど
お花屋さんやパン屋さんになりたいと言ってる友達は周りにもうあんまりいなかったから困った
母親は、かっこいいものやかっこいい人が好きだったから
とても喜んでいた
なんか親の好きなことを押し付けられてる気がしたけど
なりたいものとか分からなかったし
適当に言っとけばいいやって思ってそう言った
でもちょっとその後の親が面倒くさかった
それからは、もう誰にその問いを投げかけられても
パン屋と答えることにした
理由を答えるのが楽だったから。
パンが好きだからって言えば良かったから
パンは本当に好きだったし
学生の時は何度も
「将来の夢」を聞かれたり書かされたりするけど
考えるための経験はできなかった
どんな職業があって
どんなことができるとか
そういうことを学んだことはなかったし
高校受験も就職も行けるところに行く
勉強はそれなりに頑張ってたけど
将来の選択肢は何もなかった
あの時ちゃんと真剣に考えて答えてた人は
どのくらいいたんだろう?
最近は、会社でも
そんなことを聞かれることが多くなった
5年後何してたい?
10年後どんな風になってたい?
そのための自己啓発はどんなことをしたい?
そんなの、
「なるようになってる」「やれることをやる」
としか考えつかない
真剣に考えても何も答えは出ない
好きなものは趣味としてやって満足してるし
いまの仕事も大変だけど嫌いじゃない
誰でも上をめざさないといけない風潮がつらい。
これまでは何も考えずに「パン屋!」って
言ってれば良かったけど
この会社ではそうはいかない
軽率に、期待されてるとおりに、
バリバリ働いてこんなことをして
こーんな人になりたいとか口走れば、
大変なことになるのは分かってるので
それはできない
逆に、
自分の仕事をしっかりやって、それを続ける
それの何が悪いのか、
管理職になれるような人じゃないし
なりたくもないので
今のまま続けたいと言えば
報酬面で不利益を被ることも分かるので
キャリア面談はいつも何も言えないまま
なんとか終わらせる
別に今の仕事をそのままずっとやってればいいや
って思ってるわけでもないし
業務改革とか効率化とかも賛成だし
自分が良ければいいという仕事の仕方もしてない
ただ今みたいにそれを続けていきたいと
言いたいのにそれが悪のようになってて言えない
流されるまま生きてきたのに
いまさら、将来の夢を考えなきゃいけないなんて
とても難しい