「ニットキッチン」元社長の奮闘記 -73ページ目

ファッション通販サイトもSPA化するのか?

はいはい(^-^)/



ここんとこサボってましたので

久々のブログ更新です。



さて、本日の業界ニュースに

こんな記事がありました。



スタートトゥデイが自社ブランド立ち上げへ ZOZOで販売







詳細は是非

元記事をご覧頂ければと

思いますが



やはり、

モール型や品揃え型の

ファッション通販サイトは



結局のところ

同じ結論に帰結しますね。



「ネット通販」のご経験者の方なら

この「あるある」に

共感して頂けると思うのですが



必ずと言っていいほど

ある「壁」にぶち当たりませんか?



そうです!



「売れ筋はすぐに完売してしまう!」



当たり前ですけど(笑)

これ結構重大な問題なんです。



ZOZOのような

モール型のECサイトでも



ファッションウォーカーや

マガシークのような

品揃え型のECサイトであっても



結局のところ

商品の調達は

ブランド(メーカー)任せに

なってしまうんですよね。



どの商品を投入するか?

各色何枚ずつ投入するか?

などなど・・



全てブランド側の言いなりに

なるしかありません。



ブランドの展示会巡りをして

約定数を決めてきたりもしますが



別に「買取」ではないので

正直あまり意味がありません。



ブランド側のスタンスは

今でも「リアルショップ至上主義」ですので



商品が回ってくる

優先順位としては・・



ショップ>自社サイト>業販(お取引先のファッション通販サイト)



こんな感じですよね。



なので

ファッション通販サイトに回ってくる商品量は

下手したら各色1~2枚とかね(笑)



ブランドMDのご経験がある方にとっては

身に覚えがあるのではないでしょうか(笑)



しかも、

ほとんどの場合

取引条件は「売仕(消化)」ですから



ファッション通販サイト側の粗利は

良くても35%程度です。




たった1~2枚の為に

モデルに着せて撮影して

ページの制作もやって・・・。



で、売れたら終わりです。

追加の入荷もありません。



これじゃあ

いくら売っても儲かりませんよね。



もちろん、

「これは売れる!」っていう

一部のブランドや商品は



「買取」で利幅を確保して

在庫リスクを負って

勝負に出るケースも

あるでしょうけど、



全体の取引高からすれば

割合的には微々たるものですよね。



※補足※

もちろんブランド側の言い分も理解しなくてはいけません。逆に売れなかったらシーズン後に返品されて来てしまうので、自社商品をファッション通販サイト側の倉庫にただ預けておくだけでも、ブランド側にとっては機会ロスになり兼ねないリスクな訳ですね。少しでも消化するために在庫の移動を依頼してもすぐに動いてくれなかったりねw)



すると

どういう現象が起きるかと言いますと・・



例えば人気の商品が

アップしてすぐに完売してしまった場合



サイトによって呼び方は違いますが

ユーザーが「リクエスト」や「入荷連絡」

を催促することが出来るのが一般的ですよね。



ヒット商品や人気商品は

すぐに完売してしまうので



この「リクエスト」数だけが

うなぎ上りに上昇していきます(笑)



初回投入数の10倍以上の

リクエスト数がついたり。



でも、

この時点でブランド側に

追加投入の依頼をしても

当然ながら時すでに遅く、



在庫なんて

もう何処にもないし、



なんなら生産チームは

既に次シーズンの仕込みを

始めています。



仮に追加生産の要望を出したとしても

上がってくるのは早くて3~4週間後です。



リクエストを出したユーザーだって

その商品が「今欲しい!」訳であって



3~4週間後に必ず購入してくれるかの

保証もありません。



ECサイト側だって

追加生産分の全量の責任を

取れるか?と言えば

そうでもないので(笑)

諦めざるを得ませんよね。



いわゆる

「機会ロス」ってやつですね。



一説によると

日本のファッション通販全体の「リクエスト」数は

日本のファッション通販全体の「売上」分くらい

あるんじゃないかと

まことしやかに語られているほどです。



本当かどうかはわかりませんが(笑)

あながち間違ってもいないかも知れませんね。



それ程に

「機会ロス」が多いという事だけは

間違いありません。



これが

自社ブランドを

自社通販サイトで販売してる場合は

ある程度「機会ロス」をコントロールすることが

可能になります。



考えてもみて下さい。

かつて、

まだインターネットなんて

なかった頃、



ファッション小売業は

ほとんどが「品揃え型」でしたよね。



メーカーが服を作って

問屋が服を卸して

小売業が売る。



これが当たり前でした。



ところが

ある頃から



常にユーザーと接している小売業が

「売れるものは自分たちが一番良く知ってるんだから、自分たちで服を作って売ってしまおう!」

と考えた訳です。



これが今では一般的な業態になった

SPA(製造型小売業)ですよね。



これと同じ現象が

「ネット通販」にも起きてる訳です。



ネット通販だって小売業ですから、

結局のところ同じ結論に

帰結する訳ですね。



今までは

商品はブランド側任せで



言ってみれば

他人のふんどし状態だったのを



自社でリスクを負ってでも

「リクエスト数(機会ロス)」を

売上に変えることを

選んだという事です。



至って自然な流れなんだと思います。



ファッション通販サイトが

今より「粗利」を確保するには、



今より「機会ロス」を減らして

売上を取っていくためには、



この方法がベストなんだと

私も思います。




問題なのは、

ファッション通販サイト側に



①消費者のニーズを読み取る「マーケティング力」

②読み取ったニーズを形にする「マーチャンダイジング力」

③開発したブランドをユーザーに認知させ付加価値を高める「プロモーション力」



自社ブランドを開発する上で

必要不可欠なこの3点が備わっているか?

ということですね。



今までは、

アパレルメーカーが

汗水流して開発した「ブランド」を



そのブランド力を借りて

たた売っていただけですが



今後、ファッション通販サイトが

自社でブランドを開発するのであれば



アパレルメーカーに引けを取らない

ブランド開発力が求められます。



ユーザーからしてみれば

どっちだろうが

可愛くて欲しくなる商品かどうか?

それだけが重要なのですから。

言い訳は出来ませんね。



既存のアパレルブランドと

同じ土俵で勝負する覚悟がなければ

やめておいたほうが良いかも知れません。



くれぐれも

1年後か2年後に

早くも不良在庫の山がっ!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

なんてことにならないことを

祈っております。



ってことで

また次回~(^O^)/アディオース♪



<iPR>インフルエンサーPR

powered by JOY ZIPPER Inc.