「ニットキッチン」元社長の奮闘記 -199ページ目

「ヤル気」だけでは必ず失敗します。

はいはい(^-^)/



私にしては珍しく

2日連続の更新です(笑)



先日も

ちょっと触れましたが



最近、

私としたことが

迂闊にも

自分のペースを乱してしまった

ある出来事がありました。。



ある日、



「トルコの大手デニム(生地)メーカーが日本法人を設立するので、その社長をやってくれないか?」



というお話が

突然舞い込んで来ました!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



まず思ったのが

「なんで私??(*_*)」(笑)



そりゃそうです。

「デニム業界」は独特で

奥が深いですから、



さすがの私も

「デニム」は専門外です。。(;^_^A



さらに言えば

今世界中で

最も厳しい業界の一つです。



ところが、



「ちょうどアジア地域の責任者(トルコ人)が日本に来るので一度会ってくれ!」



ということになり

急きょ、

赤坂のフレンチレストランで

会食がセッティングされます。



「まあお話を聞くだけなら・・・(^_^;)」



そんな軽い気持ちで

お店にお邪魔すると・・・



「Hi! Nice to meet you! :-)) 」



「げ!英語だ!(><;) ナ、ナイストゥーミートゥー・・トゥー・・・」



私も

拙い英語で応戦します。



そうなんです。

私、英語しゃべるの

苦手なんです。。。f^_^;



幸い

昔LAブランドのお仕事で

さんざん苦労したので



今では

相手が何を言ってるのかは

ほぼ理解できます。(b^-゜)



なので

相手がしゃべってる合間に



「アーハン」とか

「イヤァ!」とか

合いの手を入れるだけです(笑)



典型的な

ダメ日本人ですね(^_^;)



でも、いいんです!

別に英語しゃべれなくたって

生きていけます!( ̄^ ̄)ドヤ



それはさておき(笑)



早速持参した

英文の経歴書を手渡します。



さすがに

20年以上もアパレル業界に居るので

私の経歴は

長くて、

しかも個性的です(笑)



それを興味津々に見入る

トルコ人の彼。



「オゥ!スバラシイデスネ!」

(すいません、めんどくさいのでここからは日本語で表記しますw)



「アナタハ、デニムニクワシイデスカ?」



「私自身はデニムに詳しくないですが、デニム業界で優秀な人材を集めて「チーム」を作ることなら出来ます。そしてそのマネージメントなら出来ます。」



と伝えます。



過去に何度も

さまざまな「チーム」を

作ってきましたので(*^-^)b

「七人の侍」のように(笑)



「ワレワレハ日本支社をツクルツモリデス!」



どうやら

最近、

ユニクロの

ウルトラストレッチジーンズが売れてて



その生地を供給してるのが

同じトルコの「ISKO(イスコ)」という

デニム生地メーカーとの事で

(あれは日本の方がコーディネートしてるんですが・・)



自分たちも

日本でひと儲けしたい!
とのことで

今回のお話なんだとか。





どうやら

彼らから見ると

「ジャパンマーケット」は

「宝の山」に見えるようです。



ん~(-。-;)

実際はそうでもないんですけどね。。



ユニクロは

もはや世界企業ですから。

あれは別個で考えないと

いけませんよね。



それに

相手が相手だけに

もし取引開始するなら



天文学的な「生産キャパ」と

天文学的な「高品質」と

天文学的な「低コスト」を

要求されますので(笑)



誰でもホイホイ

お取引できるわけじゃないんですよ(^o^;)



今回、

この件でご相談に乗ってもらった

デニム業界にお詳しい

ジャーナリスト南さんも

そうおっしゃってました(*^-^)b



他にも

イオンとかイトーヨーカドーとか

ライトオンとか・・・etc

どんどん入り込みたい!

っておっしゃってましたけど・・・



そんなに

売れてるイメージないけどなぁ・・(-。-;)



外国から見ると

売れてそうに

見えるのでしょうか?



そんな話ばかりで

意気込みだけは

何となく伝わってきましたが



この会社の

デニム生地を採用することで

クライアント側にどんなメリットがあるのか?



日本で、

どの程度のビジネスを

考えているのか?



事業計画は?売上予算は?販管費は?

人件費に使えるバジェットは?



肝心な話は

一切聞けずじまいです。(?_?)



最後に

「アナタはドコに営業にイケマスカ?」



と言う質問で終わり

随分と不躾だなあと思いつつ



後日、

私が営業に行けるであろう

日本のアパレルメーカーを

リストアップしてメールで送ることに

なりました。



20年以上も

アパレル業界にいますので

こんな人見知りの私でもw

日本の大手アパレルの

半分くらいには

知り合いは居ます(笑)



さらに

間に一人介せば

ほぼ全ての大手アパレルに

恐らく行けるでしょう(b^-゜)



そのリストを送った

次の日からというもの



教えてないのに

メールとLINEの嵐です(笑)



そう言えば、

名刺に携帯番号を載せてたわ・・(-。-;)



しかも、ぜんぶ英語(笑)

しかも、超筆まめ(笑)



放っとくと

1日に10~20回くらい

どんどん来ます。



必死に返しても

追い付きません。。ヽ(;´Д`)ノ



もうこのあたりから

完全に自分のペースを

乱してしまいました(笑)



しかも内容は

「今、本社のCEOに許可をもらっている」

「〇〇〇に知り合いは居るか?」

「デニムの専門家は見つかったか?」

「我々は一つの目標に向かって頑張らなければならない!」

などなど・・・



相変わらず

肝心なポイントは

何も言ってきません。(-。-;)



もう途中から

未読スルーです(笑)



しばらくすると

間に入ってもらっている方から

連絡が入ります。



「本社CEOの承認がとれたそうで、人件費に月100万円まで使えるそうです。」



「パードゥン?(はぁ?)」



たった100万???



たった100万で

私も含め

チーム全員分の

報酬をまかなえと?



それを聞いたときの

率直な感想は・・・



①どの規模のビジネスをやろうとして100万と言ってるのか?

②日本のアパレル業界の人件費の相場を見誤ってる?

③私に対しての評価が不当に低い?



まず、

売上に対しての

人件費率は

15%程度が健全と言われていて

これは全世界共通でしょうから



まずは

「事業計画」や「予算」を

提示してくれないと



どんな人材が

何名必要なのか?

人員計画を検討することすら

出来ません。



次に

日本のアパレル業界の

報酬相場(転職)は

だいたいこんな感じです。



①取締役・事業部長クラス⇒100万円/月~

 ※専門知識も経験もあり、尚且つ経営やマネージメントのスキルもある。主に40代~

 ※報酬は高めだが、その代わり事業が失敗するリスクは低い



②専門職クラス⇒50万円/月~

 ※専門知識と経験がある(デザイナー・MD・営業など)経営のスキルは乏しい。主に30代~



③その他⇒20万円/月~

 ※現場で専門知識を習得中の若手。主に20代~



①に当てはまる

優秀な人材は

アパレル全体の

数%ほどしか居ません。



しかも彼らは

既にスキルを持っているので

現状より高い報酬でしか

「転職」をしませんよね。(*^-^)b



つまり

人件費に月100万円程度では

かろうじて①を1名か

もしくはリスクは伴うけど

②を2名しか

雇うことが出来ません。



言い換えると

①に当てはまる

デニムに詳しい優秀な人材を

引っ張ってくるとなると

私の報酬はゼロになってしまいます。



もしくは

私が②と同じ報酬で

さらにもう一人②を連れてきて

2人チームでやれと?



これって

私に何か

メリット有りますか???



私も安く見積もられたものです。。



確かに彼も

会社を説得して

お金を出させなければいけないのは

大変でしょうし



本国の会社側も、

今後どうなるか分からない

ジャパン事業に

スタートからそんなに

投資できないのかも知れません。



それは理解できます。



でも

もし仮に

その程度の覚悟だとしたら

やらないほうがマシです。ヾ( ´ー`)



その程度の覚悟だとしたら

当然、私はこのお話には

乗れませんし、

知人を巻き込むことも

出来ません。



そんなに

コストを抑えたいのなら

彼自身が日本に住んで

自分で営業したほうが

よっぽど効率的だと思います。



しかも、

わざわざトルコから

高い飛行機代かけて

日本にスカウトに来てるのに



私は

いまだに

何一つ自分のメリットを

感じられていません。

むしろデメリットばかり(笑)



お受けする理由が

一つも見当たらないんです。



これってどうなんですかね。( ̄_ ̄ i)



交渉の進め方が

稚拙すぎると

思わざるを得ません。



ビジネスレベルの差ですかね。。



「最初は低い報酬で頑張れ!成功したら成功報酬出すから!」



って若手じゃねーんだっつーのっヽ(`Д´)ノ



なんか勘違いしてるんじゃありませんか?

オタクの社員じゃないんだけど。

アホかっ!



いかん、いかん

書いてたら

またムカついてきた(笑)



結局、

先日、正式に辞退させて頂きました(*^-^)b



失礼な言い方で

大変恐縮ですが

ここまで一連の流れを

拝見している限り



今のようなやり方では

私じゃなくても

業界で上記の①に該当する

誰一人として

動かすことは出来ないと

私は思いますよ。



しかも

戦略も計画もなく

「ヤル気」や「意気込み」だけでは

必ず失敗します。



日本のアパレル業界は

そんなに甘くないです。



あなた方が

想像している以上に

めっちゃハードル高いですよ(*^-^)b



でもまあ

日本での成功を

陰ながらお祈りしております!(。-人-。)



一番気の毒なのが

私を紹介してくれた

日本の方。。

間に挟まれて大変そうでした。

本当に申し訳ございませんでした。



最後まで

長文にお付き合い

ありがとうございました!



また次回~(^O^)/アディオース♪