ニットスペース えむ

ニットスペース えむ

あなたの作りたい物を教えてください。自由な空間でお手伝いさせていただきます。

こんばんは~。 ニットスペース えむです。オカメインコ

 

立秋を過ぎても変わらない気温。あせる

台風が通り過ぎても変わらない暑さ。あせるあせる

秋の気配はどこへいった~と嘆いていたら、夕暮れが少し早くなってきたようです。

 

まだまだセミの合唱が続く中、今日の編み物教室はMさん、Nさんのお二人参加いただきました!

 

 

Mさんはいつも娘さんからのオーダーで三國万里子さんの作品を手掛けておられます。

 

今回、マイペースで編まれていたのですがこのままだとコートの季節がやってきてしまうあせる、と急ぎモードに。

Mさんならマイペースでも十分完成できそうですが。

 

 

もうじき肩下がりの引き返し編みと段消しの部分に入ります。

久しぶりに編むので忘れてしまった~!とのことであらためて説明をしたところ、

 

「あ~、そうそう、そうでした!」

 

と、難なく思い出されるところ、やはり経験十分ですねウインク

 

 

 

 

Nさんはご主人さまのセーター、初めての交差編み(なわ編み)にチャレンジしています。

ちょっとお休みをはさんでしまったのでもう一度説明から。

 

 

でも、こちらも説明をしたら

 

「あ、そうでした!」スター

 

と、実際の作業見本を見せるまでもなく思い出されてました。

吸収力の早いNさんです。照れ

 

 

 

しばらくは、静かに作業に集中する時間が過ぎたのですが、後半Nさんが新刊の「ヨーロッパの手あみ」を食い入るように読み始めました。目

 

 

 

教室のLineで表紙の画像をお送りしていたのですが、その表紙に載っていたセーターがとても気にいられたとか。

いざ、本を開いたら

 

「あ、これも可愛いラブラブ

「これもいいな~音譜音譜

 

と、止まるところを知らず。

 

そして、続いて開いた「毛糸だま」の新刊に掲載されていた岡本啓子先生の作品に一目ぼれしてしまいました。恋の矢

 

 

 

確かに、可愛いラブラブ

でも、交差編みと編み込み模様が組み合わさっているのでかなり難易度高い作品です。汗

 

それでもNさん、「いつか編みたい!」とその場で毛糸だまのオンラインショップから作品のキットを購入してしまいました!びっくり

 

大丈夫!編めるように順次お手伝いしますよ!ウインク

 

 

Nさんの熱意はそのままMさんにも移ったようで、Mさんもこの2冊を開いて3人であれやこれや編み物談義に。飛び出すハート飛び出すハート

 

自分のであってもなくても作品を見ながら検討しあうのは楽しいですね~音譜音譜音譜

 

セキセイインコのピーコが

「私も入れて~!!!」

とばかりにケージ内を走り回り、

甲高い声を挙げていました。笑い

 

 

次回の編物教室は、8月27日(火)14時からとなります。

いよいよ8月も終わります。

本当に涼しくなるのかなぁ…あせる

その前に、台風10号、本当に関東直撃なのかしらガーン

 

 

 

我が家に来てもうすぐ2か月のシン・ピーコセキセイインコ青

 

馴れてくるにつれてなかなかケージに戻ってくれなくなりました。ガーン

 

そんな時はこの手で捕獲します。

 

 

 

トンボ釣りならぬ、ピーコ釣りです。笑い泣き

 

 

 

こんにちは! Nul(ニュール)クリエイター えむです。

 

昨日の「編み物ざむらい」について続編です。

 

 

主人公が裏稼業で依頼を受けたメリヤス編みの手袋とは、いろいろ条件がありました。

 

編み物をされる方だと想像がつくかと思います。

 

・手袋は手首側から自然にほどけるようにしたい。

・そのために手首からではなく、指先から編み始めてほしい。

・しかも滑りやすいように細い絹糸で編んでほしい。

・ほどけた糸が手首に巻き付かないように筒状には編まないでほしい。

 

結構難関ですね~あせるあせる

指先から編んでいってもそれぞれの指のパーツは違う糸で編み始めるので、ほどいても指のパーツは残ってしまいます。

まあ、肝心なのは手の甲(に残された烙印)を見せることなので、指は残っても良いとして。

手のひら部分を輪編みできないのは苦しいですね。あせる

どちらかの脇でとじなければならないけど、とじたらほどけないし。ショボーン

 

そうすると、手の脇の部分は往復編みになるでしょうか。

とじる箇所は、往復させるときに反対側の段を拾ってつなぐ形(わかりますか?)にするとか…うーんショボーンショボーン

 

絹糸はなるほど!ですね。

毛糸ではどんなになめらかな手触りでも毛羽がどこかで絡まりかねません。

 

手首はメリヤス編みのままで良いとして、最後の止めはどうするのでしょうか。伏せ止め?

糸始末してしまうと糸を引っ張れませんから、そのままで糸は垂れ下がったまま?

指のパーツから拾い目する箇所も端糸は始末できないですからそのままですね。汗

 

話の中では、小料理屋で仲居さんに扮した仲間がうっかり目的の相手に酒をこぼしてしまい、手袋を交換する際にほどけるようにした手袋とすり替えてそちらをはめるように仕向けます。

 

そして、手を洗いにトイレにいった相手の前で浪人が誤って転倒し、助け起こしてもらった時に手袋の糸を引っ張ってほどく(しかも相手に気づかれないように)、という筋書きになっているのですが…果たしてうまくいくのか?ウインク

 

お話の展開は実際に本を読まれる方が面白いかと思います。

「編み物ざむらい」近々3巻も発売されたとか。

 

 

 

 

 

ほどくことを目的とした編み物も、色々構成を考え始めるとちょっと面白いですね。ニヤリ

 

複雑な模様編みで作品を作って糸端を一本残し、その端糸を引っ張って数秒でスルスルっとほどけたらそれも一種のアートかも。

 

でも、それまでの努力を考えるとほどきたくなくなるかも…てへぺろ

 

お盆休みの妄想?でした~。

 

 

 

 

こんにちは! Nul(ニュール)クリエイター えむです。

 

最近、「編み物ざむらい」という本を読んでいます。

今年の初め、毛糸メーカーのパピーさんの展示会で教えていただいた本です。

 

時代劇と編み物、ちょっと不思議な取り合わせです。

 

江戸時代、ひょんなことで浪人となってしまった武士が内職?としてメリヤス編みで足袋や手袋を編んで、裏稼業?の片棒を担ぐようになってしまうお話。

その依頼は、元犯罪者だった人物がその証である手の甲の烙印を隠すために使用している手袋を知らないうちにほどいてしまうというもの。

侍がメリヤス編みの手袋をしていたというのは初耳でしたが、ほどくことを目的として編む…ってなんだか編み物の本来の目的と逆な気がしますよね。

 

この話を読んで思い出したのが、5年前に「ニットスペース えむ」のHPを通じて届いた一通のメール。

あるTV番組用にセーターを編んでほしいとの依頼でしたが、その内容は

 

「この度、当番組で「長さ」に関する企画を行おうと考えております。
その中で、長さ検証と題しまして、セーターからほつれて出来た毛糸を伸ばして、
毛糸が全てほつれた状態になった時、毛糸の長さは何メートルできるのか?という
検証VTRを作成できればと考えております。
そこで、ニットスペース えむ様にご協力の相談をさせていただきたく、
ご連絡させていただきました。
ご協力いただきたい内容としましては、
どんどんほどけていくセーターを作っていただけないでしょうか?
ほどき方は、男性タレントがほどけるセーターを着用して、ランニングをします。
その際、もう1人がほどけた毛糸部分を持っているので、どんどんセーターが解けていき、
最終的には1本の毛糸になっている。という方法で長さを検証できればと考えております。」

 

というものでした。

実はその時、現在の住所に引っ越す直前で、パソコンも荷造り前にメールチェックしたタイミングでした。

その依頼、本番が4月4日なので2日前には撮影したいとのこと。

メールが届いたのは3月25日。

ほぼ1週間でほどける仕様のセーターを考えて2枚編むということになります。

 

残念ながら、引っ越しは目の前。

どんどんほどけるセーターを考える余裕もなく、失礼ながら返信する余裕もなく、パソコンも段ボール箱の中にしまい込み、そのまま引っ越し作業で忘れてしまいました。


あの依頼は結局どうなったんだろう?と思います。

 

そしてまた、ほどける手袋だとどんな風に編むかな、とも考えてみました。

 

ここから先は、話が長くなるかもなので、また次回に。