私が、親に感謝するとしたら、努力することの大事さを伝えてくれたことだ。
教えられたというより、まさに背中をみて育ったということになるのかな・・・
親父は、昔から登山に夢中で、今も毎週のように山と向き合っている。
人生の3分の2は、山とともにあるんじゃないかな(笑)ってくらい。
私はサッカー選手としては、体も大きくないし、足が速いわけでもスタミナがあるわけでもない。ただ、いつも考えていたことは、どうしたら上手くなるかを考えていた。
単純に、うまい選手の真似ごとから始め、自分のものにしたら、すぐに自分で
アレンジして、練習や試合で試したり、とにかく人と違うことがしたかった。
右足を怪我したら、左足ばかりでボールを蹴った。おかげで利き足は両足だ!
高校生の時は、毎晩帰るのは10時過ぎてたな・・・。今では考えられないけど。
そうやって、一つのことを突き詰めてきたからこそ、今の自分がある。
果たして、今の高校生たちにそれがあるのかな・・・。夢中になれるものが・・・
いずれにしても、まずは、目の前のことに精一杯向き合うこと!それしかない。
その先に、いつか「努力という才能」が開花する時が必ずくるから。
私には、サッカーしか選択肢がなかったけど、君たちには沢山の希望がある。
だから、今のうちにたくさんの種をまいておくこと!
大事に育てた種より、ほったらかしにしておいた種が成長したりすることもある。
今咲いてほしいと願っても咲かずに、忘れた頃に咲くこともある。
人生は、サッカーのように思い通りにならない!だから強さを身につけないとね。