口永良部島 #2 | いつまでも少年の心で

いつまでも少年の心で

好きなことを自由きままに。。。

本日の太陽フェリーは、
              欠航となりました…

まさかまさか、そんな冗談みたいな話があるのかい??って。



2、3日船が出ないことはざらにあるらしく、そんな状態でまたあんな荒波に挑む勇気も元気も持ち合わせてないので〜無理は禁物

ナイショの話、心の何処かで、ホッとしてたり〜







そこからは帰りの飛行機の変更手続き、会社への連絡、一番痛かったのは、手配してしまっていた金曜の夜の東京駅発新大阪行きの帰省用の新幹線チケット…

島のフェリーは奇数日と偶数日で運航時間が違い、木曜は朝10:30発だったけど、金曜になれば昼15:10発になり、新幹線チケットをキャンセルするには、東京駅発となる18:47までに日本の何処かのJRの駅で手続きしなくてはいけない…

あの〜屋久島には電車ないんですけど…ワタシ、どう足掻いても無理なんですけど…ではキャンセル致しかねますね!





ってムカッときてしまい、
地の関西弁で悪態をついてしまう…

『かねるもかねんも、払い戻しは無理っちゅうことちゃうんかい??難しい言葉使わんとそう言えやー!』

ご、ごめんなさい m(__)m

電話応対の人も仕事なのに…





結局、新幹線チケットの特急券はパァ〜となりました
乗車券は8日間のうちに払い戻せば大丈夫なのが、唯一の救い
















さて、今日1日どうしますかね…

何も娯楽のない島。

降ったり止んだりに加え、爆風吹き荒れるこの孤島で何をしようか、何が出来るのか…




今一度昨晩お父さんから聞いた仕事に関するヒントを確認しに行くも、あっという間にそれも終わり、まだ午前中…






お父さんからの提案で、
ココは火の国、口永良部。


昨年の春過ぎに噴火したことは記憶に新しい話で、そのせいもあって島の住民の方は他に移られた方も多く、今では100人少しくらいの島なのです。

まだ東側にある新岳と古岳のまわりは立ち入り禁止区域になってるほど…あせる




その反面、島には4つの温泉があり、幸いなことに全て噴火の影響は出てません。ただ一番良さそうな寝待温泉が、道中の道路崩落により、別ルートでとなる為簡単には行けなさそう…

それぞれ特徴も効能も違うので、この暴風雨の嵐の中、温泉ツアーに行ってきました







南国特有のスコールの様な雨の中、車を走らせ〜




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こんな湯の華が浮く温泉ラブや〜




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海が一望できる露天温泉おねがい







この日は勤務扱いなのに、
ええんかいな??






イイんです






ということにしておきますてへぺろ












道中、雨上がりの道路に野生のシカおうし座が幾度となく出てきて、よそ者の我々を楽しませてくれます〜



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子育ての季節なのか、何十回と見かけたシカは必ずと言っていいほど、仔鹿とのセットで、体に白い斑点とお尻の白いぼんぼり〜

ちょうど写真見たいな感じで、こちらの様子を伺い、一定の距離に入ると、キィーとないて、茂みに逃げ隠れていきます〜




かわゆすなぁ〜














温泉ツアーから帰り、1日目にも増してお父さんの腕によりをかけたディナーが



お父さん、サイコーっす








ご飯の後も昨晩同様に楽しいお話になりますが、お父さんは昨日楽しすぎて夜更かししてしまった影響か、早々にご就寝ぐぅぐぅ



お母さんとしばらくお話続けるも、我々も翌日の荒波に備えるために21時過ぎにはお布団の中へ
















▪️15日(金)

朝目覚めると、雨も止み、時折晴れ間も見え、今日こそは帰れるだろう〜とホッとした気持ちでみんなで固まってNHKの天気予報を凝視目




フェリー出航時間は15時10分。

またそこまでに何をしようかと…



ヨシ!こうなったら火山噴火の立ち入り禁止以外のところは全て行ってやろうと、車に乗り込みます





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この西側の高台からの景色は、久しぶりの青空にとても気持ちのいい眺めです!




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こんな洞窟や、



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マイナスイオン全開の滝





道中、火山噴火で町民が島を離れた際に逃げ出したヤギが野生化していたり、またまたシカに出くわしたりと、最後の最後まで我々を現実の世界から遠ざけていきます…
















東側の立ち入り禁止区域前、



突然周りの景色が緑から灰色に変わります。恐らくは噴火による火山灰や土石流を被ったところとギリギリ助かったところ…



入ることは出来ないので、一番近くまで近づき、ここに事実を掲載しておきます。。。







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この先に立ち入ることは出来ません。




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電柱が倒壊し、ここから先は時が止まってしまってます。





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家も車も、ここでの生活の跡が全て火山灰と土砂の中に…








幸いにも、死者は出なかったと聞いています。でもある日突然天災が起こり、全てを放り出さなくてはならない。

熊本の震災、東日本大震災、その他水害など、突然日々の当たり前の日常を奪われてしまうことの現実に触れた気がします。

命があるだけましとも考えられますが、自然の前には何もなす術なく、自らがちっぽけなんだと…



いい経験をしました。



















宿に帰り、


お父さん、お母さんに挨拶を済ませ、最後の晩餐ならぬ、お父さんの手料理、ご自慢の肉とタマネギだけのカレーをいただきます




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お父さん、かなりの腕前とあって、タマネギの甘さと香辛料の辛さがまろやかに絡み合って、めっちゃ美味しかったデスチョキ






名残惜しいですね。

ほんとに楽しい時間をありがとうございました。




諸々のお支払いの精算をして…

もちろん、カードなんて使えませんので、ヨカッタ現金多めに持ってきてて…ギリギリやけどガーン










15時のだいぶ前に港に行きますが、フェリーが一向に来ません





到着時間が20分あまり遅れてなんとか到着し、恐る恐る船から降りてきた方に…



『揺れましたか??』ドキドキ…



『かなり揺れたよ!』との受け答えに、泣きそうになります




乗船チケットを…オヤジの財布、
ついに紙幣がなくなりました









二等船室で出航の汽笛が鳴り響きました。短い時間でしたが、オヤジの人生の中でも貴重な時間を過ごさせていただき、心の中で、お礼を…m(__)m





うん?


う、うん??


16時やで???




この船、宮之浦港まで1時間40分かかるやろ?

飛行機は17時50分発やな…

手続きはギリギリでも17時35分までに終わらせなあかんわな…

宮之浦から屋久島空港まで、20分はかかる…






海の上で、なんどもなんども時間の足し算しても、、、間に合わへんがな







他の飛行機、フェリー、
探してもありません…



海の上から、JALに連絡しチケット変更手続きをして、、、

アッ!トビウオ飛んでる!
なーんて見かけても、自分に余裕もなく、あたふた〜あたふた〜



言うてる間に、宮之浦港に計算通り17時40分に到着!?うん!?











酔いませんデシタ(笑)

そんな余裕もないほどに…(笑)



















さて、オヤジここからどうしたか?







財布には837円…







屋久島もまだまだクレジットカード使える施設も少なく、コンビニもありませんスーパーに毛が生えた程度のもの。


銀行も見当たりません


郵便局を見つけたころには、もうATMも終了













オレ、どうなるんや…


















またまた引っ張る訳じゃないですが、あまりにも長いので、次回記事へ。









金がないと何とも心細い…

この時のオヤジの慌てよう…



なんちゅう経験や

















では