南の島の完結編! | いつまでも少年の心で

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あれほど覚悟してフェリーに乗り込んだオヤジを待っていたのは、皮肉にも穏やかだった航海を終えた安堵ではなく、所持金837円で一夜をこの島で明かし、無事に帰路につかなくてはならないという焦りと不安だった…





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世界遺産記念碑の写真を撮り、立ち尽くしている場合ではないことに気づいたオヤジは、フェリーターミナルで仕入れた宿泊MAPに目を通す。



ご丁寧にクレジットが使えるホテルにマーキングがされており、宿賃が書かれている…オヤジのために用意されていたかのようなその白い紙の中には、4〜50ほどの施設が綺麗に並んでいた。

ただクレジットカードが使えるホテルがあまりにも少ない…



3つだけ。






3連休を前にして、既に予約で埋まっているかもしれない。18時を回って、満室になっているかもしれない。

気だけが焦る










1つ目は結婚式なども出来るほどの大きいホテルで一泊が16,000円…
会社からの宿泊手当てを大きく超過してしまう…

ひとまずパス




2つ目の民宿に電話する。
電話口のおじさんの言葉が理解出来なかった…返ってきた答えがクレジットは使えないって。。。

ということは逆もあるのか!?と前向き思考も頭をよぎるが、50近くあるホテルをしらみ潰しに電話することはあえて頭の隅に追いやるのがやっとだった。




最後の3つ目。
ここは屋久島のトレッキングするための人が利用するペンションだった。
もしここがダメなら残り50近くに電話の後、梅雨前線が停滞するこの南国の島での野宿か…考えたくなかった。

交番で事情を話せばお金を貸してくれるか、交番に素泊まりでもさせてくれないだろうか?
この時のオヤジには藁さえも大きな船に見えていたに違いない。

オヤジの泣きつくような声にペンションの主人は、クレジット大丈夫だと、空き部屋も有ると、天使のような声で応えてくれた。




南の島で、
ついに藁を掴んだ瞬間だった…












小説のようなくだりでお届けした完結編。ここからはいつものオヤジのお気楽モードでラストスパートに入ります笑い泣き











一泊素泊まりで6,000円。
部屋はそこそこ綺麗も、悲しいかな…全室禁煙禁煙

でもその時のオヤジには十分でした照れ

しかも翌朝空港まで送ってくれる








実はオヤジのスーツケースには、出発前日に同僚に脅されて、念のためにどん兵衛きつねうどんが入ってたりする…

またまた持ってる男なので、出発前羽田のコンビニでタバコを4箱買った際に、くじ引きで当てた500mlのビールとつまみに買っておいたバタピーもてへぺろ

さらには釣りの時に非常食としていつもストックしている日持ちのするドーナツ5つ100円のを出発当日にスーツケースの空きスペースに入れておいた〜




フッフッフッ…

持ってるオトコは違うのだよ




なんと!
こんな風なシナリオになっていたなんて〜ガハハーーーグラサン











ひとまず宿が取れたので、ペンションから翌日の飛行機のチケットを取り直し、南の島での最後の晩餐のどん兵衛を噛みしめるように食べました〜笑

#1のブログを書き留め、知らぬ間に寝落ちしていたけど、外のバチバチッ!とカミナリ、風雨に目が覚めた目

ホッとした。
野宿なんかしていたら、ずぶ濡れになっていただろう…



なんという日々だったかとも…













◾️16日(土)

今日が出勤扱いなのか、連休明けに確認すること…手帳に忘れぬように書き留め、備え付けのティーパックのお茶と非常用のドーナツで、南の島の最後になるであろう食事でスタートした。

いや、もちろんコレが最後の日











ここまで来て、
気づいた人は手あーげて!?


下着とかどないしてたん??チュー





どん兵衛のような話で、実はパンツとシャツと靴下…南国スコールで濡れることもあるだろうと、オヤジ2日分余分に持ってきてたのよ〜

コレでも加齢臭が気になる、チョイ悪オヤジの端くれなので、抜かりはありません


もちのロンでポロシャツも帰りのとき用に一枚忍ばせていたのですチョキ



フェリーが欠航となった時に、島で1日だけ同じシャツで凌いだので、ちょうどコレで、服も食料もお金も底をついた…




ほんまギリギリのとこやったわ…









当初の航路とは違うけど、会社に事情説明したら大丈夫やろう〜と、屋久島から鹿児島に渡り、羽田でなくて大阪伊丹へ飛行機

事前に直属の上司にはOKとっといたからね〜ウインク








16日の13時、
ようやく宝塚の自宅に到着…音譜





残金…267円なり〜びっくりチュー爆笑





















長らくオヤジの珍道中にお付き合い頂きまして、誠に有難うございます。

みなさまにも、こういう破茶滅茶な予測不能な事態が待ち受けているかも知れません…私は日頃の行いが良かったからおもしろおかしい貴重な体験でまとめることが出来ましたが、みなさまも予測不能なことに耐えうる臨機応変さと、用意周到な日々を是非お過ごしくださいマセ〜爆!







それではみなさま、コメントにて是非ご感想をお待ちしており〜(笑)
いえ、ご自由に〜バイバイ

















今回写真さえも底をついたので、3連休のサービスショットでも〜






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(注意)
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空気を読める大人になりましょ…
















では〜バイバイ