レ・ミゼラブル観てきました。
何度も拳を握りしめ、涙を堪えましたが、ラストシーンで陥落。
もう一回観たい、できれば、ミュージカルを観たい!と思いました。
ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウはじめ、
豪華キャストの歌声に感情をぐらぐら揺らされました。
みんな歌手ではないのに、どうなってるのでしょう。
誰も彼もみなステキでしたが、
一番好きだと思ったのはサマンサ・バークスのエポニーヌでした。
ああ切ない、切なすぎる~
映画館に行く途中、街で知らないオバサンに話しかけられました。
花粉症がひどくて3か所も病院を回ったけれど、どこも悪くないと言われるのよ!
結局医者には治せないのよ!といきなり愚痴をこぼされて、
適当に聞き流しておこう、と思ってふんふんと相槌を打っていたら、
ほら、勘三郎だってそうでしょう?
がんなんかになっちゃったら、あっという間に死んじゃうじゃない?
治療なんかしたってだめなのよ、そうでしょう?
と捲し立てられたので、思わず大笑いしてしまいました。
がんでお腹を30センチ以上もざっくり切ってますが、元気ですけど?と笑顔で返したら、
それはものすごく早期だったんじゃないの?ときたので、
いやいや、腹膜までがん細胞がはみ出ちゃってたんですよ、と言うと、
どこのがんだったの?と訊くので、卵巣がんです、と言ったら、
ほら、卵巣がんはそんなに死なないがんだけど、乳がんとかは死ぬじゃない?
としどろもどろに(笑)
勝ち目はないと思ったのか、そそくさと去っていたオバサンの背中が視界から消えると、
もうおかしくて、おかしくて。
少し前だったら、むっとして、そのあと落ち込んだりしたんだと思います。
映画の最後の歌詞を聞きながら、変わったな~、自分、としみじみ思ったのでした。
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There is a life about to start,when tomorrow comes!