博士号取得とCD“別宮貞雄作品集「Be」”の発売を記念して、東京と大分で『紀野洋孝テノール・リサイタル』行うことになりました!!!

 

リサイタルの前半はお馴染みのトスティと山田耕筰の作品、後半は博士課程でも研究してた別宮貞雄の超大作《智惠子抄》を演奏します!!

 

《智惠子抄》は歌曲を超えたモノドラマのような作品で、涙なしには歌えない、聴けない、劇的で感動的な名作です!

別宮貞雄生誕100年没後10年の超特別メモリアルな今年聴いてほしいゴリゴリに押しに推しまくっている名作です!本当に沢山の方に知ってほしい、聴いてほしい、歌ってほしい作品です!

 

是非是非是非是非お誘い合わせの上、聴きにいらしてください!!!

 

チケット、CDは下記のメール、申込フォーム、チケットはチケットぴあ、パスマーケットで発売中です!

シェア、拡散も大歓迎でございます!

皆さま、どうぞよろしくお願い致します!!

 

【東京公演】

[日時]2022年12月18日(日)18:30開場・19:00開演

[場所]旧東京音楽学校奏楽堂(重要文化財)

 

【大分公演】

[日時]2022年12月23日(金)18:30開場・19:00開演

[場所]iichiko総合文化センター・音の泉ホール

[出演] 紀野洋孝(テノール)・森裕子(ピアノ)

[予定曲目] F.P.トスティ:〈薔薇〉〈祈り〉〈理想の人〉/山田耕筰:〈この道〉〈かやの木山の〉〈六騎〉〈城ヶ島の雨〉〈みぞれに寄する愛のうた〉/別宮貞雄:歌曲集《智惠子抄(改訂新版)》 ※曲目は変更することがあります。[チケット]全席自由

一般3000円・大学生以下1000円(一般当日3500円・大学生以下当日1500円)

予約申し込みメールアドレス kinohirotaka.0517@gmail.com

予約申し込みフォームURL 

https://forms.gle/VJPohV4veLTAkumn9

パスマーケット(スマホ専用・Yahoo! JAPANデジタルチケット)

【東京公演】

https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/02nk2274vcm21.html

【大分公演】

https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/02i7upen8dm21.html

チケットぴあ

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2235763&rlsCd=001&lotRlsCd=(両公演共通)

 

久しぶりにアメブロ再開しまして、演奏会情報第一弾です!


MUSICAとりっぷる~イタリア編~
日時:2022年7月10日(日)15:00開演(14:30開場)
場所:加賀町ホール
チケット:全席自由3,000円
出演:【ゲスト】藤田彩歌(メゾソプラノ)、紀野洋孝(テノール)、木川翔(テノール)、小林滉三(ピアノ)
申し込み:https://forms.gle/RzC8eUGtHBLfyBEi6


三人の音楽旅行という意味のコンサートタイトルですが、同期の木川翔さん(テノール)と小林滉三(ピアノ)と紀野洋孝(テノール)の三人で各回ごとに国に絞ってテーマを決めてコンサートを行うことになりました。

第一回目は、イターリア!!

最近日本語ばかりを歌っている紀野ですが、今回はイタリア語しか歌いません!笑笑

紀野の演奏曲はその昔、藝大の学部の入試で歌った、ドナウディのO del mio anatomenや、トスティ歌曲コンクールで歌った、Rosa、Ridonami la calma、そして、Santa Lucia!
アリアは初めて、トスカより、Recondita armonia(妙なる調和)に挑戦いたします!





ゲストは、メゾソプラノの藤田彩歌さんです。

彼女は、藝大のオペラ科を修了後、ミラノのヴェルディ 音楽院で学び、在学中はカーザ・ヴェルディ (ヴェルディ が作った養老院)で大勢の音楽家の大先輩たちと暮らしていました。


歌はもちろん、カーザ・ヴェルディ でのお話も沢山聞きたいと思っています。


限定80席のみのサロンコンサートです。

お申込みは以下のGoogleフォームで受け付けております。


申し込み:https://forms.gle/RzC8eUGtHBLfyBEi6



 

  組歌《四季》

 

 組歌《四季》は、春夏秋冬にちなんだ4曲構成の「組歌」として、1900年に廉太郎が出版したデビュー作である。《四季》の冒頭に「近年、日本における西洋音楽は進歩発展しているが、これらは唱歌、すなわち学校の授業で扱う教材であり、その中のレベルが高いものは西洋の歌曲の旋律に日本語の歌詞をつけたものである。これでは原曲の水準や世界観が損なわれてしまっていることは、誰しもがわかっている。私がその欠点を補うには力不足かもしれないが、常にこれを悔しく、残念に思い、これまでに研究した日本語の歌詞に基づいて作曲した曲を発表することで、今後の日本語の歌の道の発展に役立つのではないか。」という旨の緒言を記している。

 まだ留学もしていない若き青年が、〈荒城の月〉や〈箱根八里〉などの単旋律の唱歌よりも前に、詩と旋律に関わりを持たせ、様々な構成で出版したこの組曲は、非常に革新的な作品である。《四季》は「唱歌」(学校の教材)ではない、日本における芸術歌曲の第一号で、廉太郎は日本の芸術歌曲の道を切り開いた作曲家である。

 

 

  緒言

組歌《四季》の緒言には以下のようにつづられている。

「近来音楽は、著しき進歩、発達をなし、歌曲の作世に顕はれたるもの少しとせず。然れども、是等多くは通常音楽の普及伝播(でんぱ)を旨とせる学校唱歌にして、之より程度の高きものは極めて少し。其稍(そのやや)高尚なるものに至りては、皆西洋の歌曲を採り、之が歌詞に代ふるに我歌詞を以てし、単に字句の数を割当るに(とど)まるが故に、多くは原曲の妙味を(そこな)ふに至る。中には(すこぶ)る其原曲の声調に合へるものなきにしもあらずと(いえど)も、素より変則の仕方なれば、これを以て完美したりと称し難き事は何人(なんびと)も承知する所なり。余は敢て其欠 を補うの任に当るに足らずとも雖も、常に此事を遺憾とするが故に、これ迄研究せし結果、即我歌詞に基きて作曲したるものゝ内二三を公にし、以て此道に資する所あらんとす。幸に先輩識者の是正を賜はるあらば、余の幸栄之に過ぎざるなり。明治33年8月 瀧廉太郎」

 

これをわかりやすい文章に置き換えると

「近年日本における西洋音楽は、著しい進歩と発展をなし、作られる歌曲は少なくない。しかしながら、その多くは音楽の普及のための、学校唱歌の教材であり、これよりレベルの高いものは極めて少ない。そのうち、少しレベルの高いものは、西洋の歌曲の旋律に原曲の歌詞に代えて日本語の歌詞を付けており、それは単に、音符と同じ数の言葉を合わせただけであるため、原曲本来の良さが損なわれてしまったものが多かった。中には原曲と非常に合うのも無いわけではなかったが、もともと歌詞のつけ方が変則であるため、これによって作品の水準や世界観が完全で美しいと言い難いことは、誰もが承知している。あえて私がその欠点を補う役割を背負うには力不足かもしれないが、常にこのことを悔しく残念に思い、これまで研究した結果、日本語の歌詞に基づいて作曲したものの中から2、3曲を発表することで、今後の日本歌曲の道(発展)に役立つのではないかと考える。この発表で幸いにも先輩有識者に助言を頂けることがあるなら、私にとってこれに過ぎる幸せはない。」

 

西洋音楽の導入に際し、現状を認識し、問題点を把握し、どのような方法で日本語の作曲をしていくべきかを述べている。

外国曲に日本語の歌詞を当てはめる「作歌」を行うことで、作品の水準や世界観が失われ、原曲本来の良さが損なわれてしまうことを問題視した瀧は、日本人の作った詩に作曲することをいち早く行った。

 

  〈花/Hana〉

東京音楽学校の教授を務めた国文学者の武島羽衣の作詞で、文明開化、日本における西洋音楽の幕開けともいえる曲である。西洋音楽の作曲技法で作られているが、旋律の端々に日本人の心が感じられる。廉太郎は西洋音楽を消化したうえで、日本独自の音楽として《四季》を世に送り出している。

 

芸術歌曲として世に送り出している〈花〉であるが、リズムでは当時流行していた軍歌を感じる部分もある。伴奏を管弦楽に書き換えると金管楽器の響きが特徴的に奏でられるであろう。

 

歌詞の「隅田川」の部分では、5音音階を用いて印象的にこの曲のテーマともいえる「隅田川」を奏でている。

 

最後の「ながめを何に」の部分で多くの演奏者がrit.しながらフェルマータに進むが、楽譜にそのような記載はないため、フェルマータまではスピードを緩めずに進む必要がある。

 

 

  〈納涼/Suzumi(Nouryou)〉

作曲当時、西洋の旋律に日本語の歌詞を当てはめた「唱歌」が多く作られていた。東京音楽学校では「作歌」という科目が必修で、多くの国文学者や歌人が教壇に立ち、生徒は音楽とともに作詞も学んだ。廉太郎は夏の歌にあてる歌詞を、ピアノと和声の研究をしていて、作歌が得意な2年上の東くめに依頼した。“のうりょう”として知られているこの曲は、歌詞で“すずみ”と歌われているため、曲名は“すずみ”と読むのが妥当であろう。

  〈月/Tsuki〉

山田耕筰が編曲した〈秋の月〉がよく知られているが、原曲は無伴奏の四声体で作曲されている。作詞は廉太郎によるもので、従兄の瀧大吉の妻が作った「月ごとに月の光はかわらねど、あわれ目にしむ秋の夜の月」という詩からヒントを得たのではないか、と廉太郎の妹トミが残している。

  〈雪/Yuki〉

コラール形式で作曲され、オルガンのパートも書かれているこの曲は教会音楽の要素が強く感じられる。中間部の各パートのソロは、当時東京音楽学校の演奏会でよく演奏された、シューマンの〈流浪の民〉が影響しているのではないだろうか。

 

 

  まとめ

組歌《四季》は、唱歌ばかりが作られていた時代に、唱歌(教材)の域を超えた、芸術歌曲の第1号として作曲された。

西洋音楽の作曲方法、音階で作曲するのではなく、日本人の感覚になじみのある5音音階(47抜き音階)を織り交ぜている。5音音階を特徴的に使用することで、西洋音楽の中に日本っぽさを感じる曲に仕上げている。(料理でもそうですが、外国の料理をそのまま出すのではなく、日本人の口に合うようにアレンジし、作者の工夫を織り交ぜることが得意な日本人、コピーするだけでは気が済まない日本人の気質は、120年前に《四季》を作曲した瀧廉太郎もすでに持っていた感覚だと思うと興味深いです!)

 

【今後も随時追記していきたいと思います。不明な点などがありましたコメントを頂けますと幸いです】

 

 

 

2019年2月14日発売「Re -瀧廉太郎作品集-」トーンフォレストレコード解説。

2016年東京藝術大学修士論文『瀧廉太郎の詩と旋律の関わりについて―その革新性―(紀野洋孝)』。

麻布中学・高等学校紀要-第7号-『声楽的観点による唱歌導入の弊害-日本語歌唱の一考察-(紀野洋孝)』より

 

瀧廉太郎/Taki Rentarou(1879~1903)

 

  瀧廉太郎の概略

不朽の名歌〈荒城の月〉、誰もが歌える「春のうららの隅田川」のフレーズ───。

西洋音楽の揺籃期に、そして明治という世の何もかもが手探りだった時代に、日本の音楽の発展に命をかけ、23歳という若さで世を去った天才作曲家『瀧廉太郎』の作品を紹介したい。

1879年に東京で生まれた瀧廉太郎は、父の転勤に伴い各地を転々とした。鎖国を終えた港街横浜では多くの外国人と交流し、西洋の楽器や文化に触れた。山深い城下町、竹田では箏や尺八などの日本の楽器の音色を聴き、嗜んだ。上京した廉太郎は、当時最年少の15歳で東京音楽学校(現・東京藝術大学)に入学し、予科、本科専修部、研究科へと進んだ。

(2019年2月14日発売「Re -瀧廉太郎作品集-」トーンフォレストレコード解説より)

 

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当時最年少の16歳15歳で東京音楽学校に合格した瀧廉太郎は、1900年出版の組歌《四季》の緒言において「近年歌曲が多く作られているが、それらは学校の教材に留まり、レヴェルが高いものは西洋の歌曲の旋律に日本語の歌詞をつけているため、原曲の水準や世界観が損なわれている。日本語の歌詞に作曲した作品をここに発表することで、今後、日本語の歌の発展に役立つのではないか」と綴り、当時の日本における西洋音楽の在り方に一石を投じた。〈花〉の歌詞は、東京音楽学校の教授を務めた国文学者、武島羽衣の作である。

 

東京音楽学校は1901年に、中等学校の唱歌教育の充実と、詩人、作曲家の意欲向上のため《中学唱歌》を作った。作詞は様々な文学者、詩人、教育家に委嘱し、作曲は音楽学校内外の作曲家から賞金付きで募集した。瀧は申し込みできる最大の3曲を提出し、すべてが採用された。〈箱根八里〉の詞は、東京音楽学校で瀧に国文学と漢文を教えた鳥居忱の作である。〈荒城の月〉の作詞者である土井晩翠は、青葉城と鶴ヶ城を、瀧は幼少期を過ごした大分県竹田(たけた)市の(おか)(じょう)あるいは、父の出身地である大分県日出町(ひじまち)(よう)(こく)(じょう)などをイメージしたであろう。同年、瀧はライプツィヒに留学するが、入学後まもなく風邪をひき、肺結核を発病し帰国。1903年に23歳と10か月で死去した。その後、〈荒城の月〉は山田耕筰(1886~1965)が、西洋音楽受容初期の日本語の歌を復活させる「古歌復興」の活動の一環で1917年に伴奏付き独唱曲に編曲した。2019年に、瀧の親友であった掛川出身の鈴木毅一の遺族から、瀧が書いた手紙や直筆譜など多くの貴重な資料が竹田市に寄贈された。彼らが辿った日本の西洋音楽黎明期に関する研究が今後益々進むであろう。

(2022年1月23日静岡音楽館AOI:日本歌曲の系譜Ⅰ解説より)

 

 

 

ずいぶんご無沙汰しております。

インスタが定着してしまい、写真と数行のコメントだけで投稿できる気楽さに怠けております。

 

さて、2021年の9月に藝大の博士課程を修了し、演奏に加え少しずつ曲目解説や講師、ナビゲーターなどの仕事をいただくようになりました。

基本的に、しゃべることも、書くこともあまり好きではないし、時間がかかるタイプなのですが、せっかく書いたこと、調べてことをその場だけ、1度使って終わりではもったいないと考えています。

僕の修士及び研究テーマである日本歌曲は、解説をさせることも、また研究されることも、研究している人も多くないといえる分野です。でも!!日本歌曲が好きな方、興味を持っている方が多い分野でもあると思います!

 

そんなことで、自分が書いた解説や調べたことをこちらに少しずつアップしていきたいと思っています。

まずは、修士課程の研究テーマだった、瀧廉太郎かなあ。。。それではお楽しみに~

 

紀野洋孝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は満月ですね。
月の光を浴びるといいことがたくさんあるそうです。(昨日、ヨガの先生が言ってました。笑笑)

歌うための呼吸と身体の研究をしたいと思って初めてから、1年くらいが経ちました。
毎回、レッスンに行く前は、やることいっぱいあるし、練習もしたいし、眠いしなぁ、とウダウダしてるのですが、行った後は身体だけじゃなくて、心もすっきりするんです。
不思議なパワーをもらっています。

さて、もう都内でのコンサートはないかなぁ、と思っていましたが、12月19日に、5代目うたのえねえさんである、中川順子先生が講師を務める講座のコンサートにゲスト出演する事になりました。

クリスマスの曲や、日本歌曲、ドイツ歌曲などなど、僕は合計で15曲も歌います!!


限定30名だそうです!
お申し込みは朝日カルチャーセンター、0333441945までお願い致します。


紀野洋孝




11月24日は奈良の三輪明神 大神神社で『歌と語りでつづる 大和はじまりものがたり』に出演します。

私は農民の長、古太郎を演じます。

クラシックだけでなく、邦楽、能、などミックスされた舞台になります!

衣装は80着以上全てデザインから新作!

楽しみです!!





10月26日(土)は東京藝大シンフォニーオーケストラと長野県伊那文化会館で演奏します。

私はビゼー のオペラ《カルメン》より〈花の歌〉
ヴェルディのオペラ《椿姫》より〈燃える想いを〉〈乾杯の歌〉を歌います。
指揮は、迫昭嘉先生です。

オーケストラの楽器紹介などもあるそうです!



紀野洋孝

あっという間に夏が終わりましたねー。

最近はもっぱらインスタグラムばっかりで、このブログの放置具合ったら、ひどいですね、すみません。


8月はここ数年毎年行っているウィーンへ

ウィーンの街の中心、シュテファン大聖堂

昨年より照明が明るくなっていました。

いつ来てもこの、豪華な作り、繊細な装飾に圧倒されます。

そして、ウィーン国立歌劇場

荘厳、重厚な世界有数の劇場。




見るもの見たら食べないとね。

ウィーンの伝統料理、ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)を求めてプラフッタというお店へ行きました!

この日は有名なミュージカル俳優、田代万里生さんが撮影で来ていました!!日本で放送されたのかなー?

お皿に牛肉の部位が書いてあります


でっかい鍋で、牛肉、野菜が煮込まれています。
ニンジンの乗った牛肉の奥は、背骨と骨髄!
骨髄のコラーゲン、凄かった!!


パラチンケンという、クレープ生地を細切りにした中にスープを入れて。

激ウマ!
最上級のコンソメ!
(ボキャブラリーがなくて表現出来ない。笑笑)



そして、お肉はお皿に乗せて切ります。

ほうれん草と、じゃが芋!
このほうれん草、おかわり必須!


ついでに、ウィナーシュニッツェル!
激ウマ。笑笑



最高でしたー!
来年も必ず食べに行きます。



食べただけじななくて、歌のレッスンも受けましたよー。
もう、4年前?から、痺れる超美声でレッスンをしてくださる、ウィーン国立音楽大学のライナー・トロースト先生。
トロースト先生は、バイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場で歌っている現役のテノール歌手。

真ん中に写っているソプラノの森野美咲さんは、昨年、日本音楽コンクール第1位になった大学の同期。


数年前、美咲ちゃんに、

「今度ウィーン行くんだけど、いい先生いない?」

ってかるーく聞いたところ、

「私の今ついてる先生、いいよ!ライナートローストっていうテノール!」

えー!その人YouTubeで聴いて最高だと思ってた!レッスン受けられるのー?

みたいなやりとりから、トロースト先生のレッスンを受けれる事になったんです。
持つべきは友!!!!


今回も刺激的なレッスンで勉強になりました。
もっと勉強していかないと!!!

さて、次はザルツブルク編を書く予定です。

お楽しみに!




5月に受賞した、令和元年度奏楽堂日本歌曲コンクール第30回歌唱部門2位の入賞記念コンサートが行われます。

私は本選で歌った、別宮貞雄の《智恵子抄》を歌います。

15時開演で、僕は17時前に約20分間演奏する予定です。頑張ります〜


紀野洋孝