Knホームです。
税金を扱う方々の注目が集まる月となる7月です。
1日、国税庁が2022年の全国の路線価情報を更新、発表しました。
国税庁 路線価図・評価倍率表
全国平均価格でみると減少が続いていた路線価ですが、
今年は2年ぶりに微増(+0.5%)となり、前年比プラスとなりました。
コロナなどの深刻な悪影響を受けていた経済が
少しずつ前進していることを伺えて一安心といった所です。
リモートワークなどの影響で郊外でも不動産の需要が高まったことや、
旅行の再開により恩恵を受けると予想された行楽地の価格が上昇したことなどが
各地の路線価上昇に繋がったと予想されています。
ポイント
・平均価格上昇率が一番高かった県は北海道(+4.0%)
・平均価格低下率が一番高かった県は和歌山県(-1.3%)
・今年最も高い価格となったのは東京都銀座5丁目、4224万円/1㎡
地価公示価格が更新された時の記事でも触れましたが
最高額となっている東京の銀座はさすがの強さです。
上記の最高額地点は公示価格同様に前年比ではマイナスではありますが
他県の価格と比べても一線を画しています。
その他、価格の上昇や低下は公示価格の増減と大体同じような形となっています。
公示価格も路線価も昨年度までは価格が低下していました。
その影響が薄れてきた今年からは、今後数年かけて徐々に回復を続けるはずです。
全国平均がプラスという数字になってくれたことで
経済には安心感が広がっていくと思います。
外国人観光客受け入れにより、コロナ感染者が増加傾向にあるという報道も
なされているので油断こそできませんが、協力して乗り切って
不動産の購入・売却はKnホームにご相談ください!
※路線価は贈与税や相続税の計算に参考として使われることが多い価格で
実売価格ではありません
※路線価は税金の計算上、公示価格の80%程度に設定されていることが
多いと言われています