Knホームです。
あくまで私(kotetu)の考えですが、土地の1平米あたりの価格は一定以上を超えると
「どれだけそこでお金が生み出されているかで決まる」と思っています。
ざっくりとですが
1~50万円くらいは単純に都内に近いか、駅から近いかなど、
50~100万円になると人気の商業エリアが近いなど、
利便性で考えられていると思っています。
しかし100万円以上になると、毎日そこで、どれだけお金が消費されて
物が生産・販売されているかで価格が決まっているのではないでしょうか。
(住宅地を除く)
あまりにも三大都市圏と地方では価格が違いすぎますので。
もちろん価格が高いエリアは、
そこで生活している人たちががんばって価値を高めた結果ですが、
放っておいても人が集まる都内の一部エリアは本当に価格が天井知らずです。
公示価格は1つのエリアに
2名の不動産鑑定士の方の調査結果をもとに決めているということですが、
都内と地方のあまりの価格差に、
価格を決定している人たちも混乱しているのではないでしょうか。
3月23日に土地の価格を決める重要な参考情報の一つである
「地価公示価格」が更新されました。
国土交通省「土地総合情報システム」
情報量が多いので今年の結果で見るべきポイントを下記に箇条書きにします。
・全国平均価格は昨年度と比べて0.5%前後の上昇。
・三大都市圏(東京・大阪・名古屋)は平均で0.5%前後上昇
・地方の中で最も数字が伸びたのは沖縄・北海道で平均5.7%前後の上昇
・一番上昇したのは沖縄県糸満市の工業地が約28%
・今年一番公示価格の高い場所は東京都中央区銀座4丁目の5300万/㎡
都内と地方では求められる理由が違うので一概に比較できるものではありませんが、
全国平均価格が上昇したことが一番大きなポイントかと思います。
2020・2021年と全国平均価格は下落が続いていましたが、
今年の発表ではコロナウイルスの影響の落ち着きや景気回復の期待を受けてか、
ようやく上昇に転じました。
三大都市圏は用途別(住宅用・商業用)地の平均価格は上昇。
大阪の道頓堀など下落が2年連続でトップになるなどの目立つ個所もありましたが、
マンション需要や観光の回復が見込まれるエリアは上昇しました。
地方はテレワークなどの普及で地方でも住宅を求める動きが広まったせいか
住宅地の平均価格は上昇。
福岡市天神周辺など再開発が計画されているエリアは上昇が目立ちました。
北海道は住宅の需要が増えたために住宅地が大きく上昇。
沖縄はコロナウイルスの影響が心配されていますが、
工業地が好調で糸満市の工業エリアが大きく上昇し
今年一番の上昇率、驚異の28.38%を記録しました。
今年最も地価公示価格が高かったのは東京都中央区銀座4丁目。
去年や一昨年よりも価格は下がり続けていますが、それでも超高額で
丸の内の3800万円や新宿の3600万円を大きく超えて
1㎡あたり5300万円となりました。
今年はコロナウイルスの影響を受けた前年以前よりも
景気の回復が期待されています。
今までの三大都市圏エリアに需要が集中していた状況に変化が見られ、
地方でも住宅地を中心に大きな需要増加が見込めるようになりました。
上手く地方にも需要が流れて、各地に活気が生まれることを期待したいと思います。
ちなみに、春日部市の平均価格はほぼ横ばいでしたが
前年比で 住宅地:99.9% 商業地:99.4% 工業地:102.9% でした。
来年は全数値上昇を目指して頑張りましょう!
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