【連載】「④結婚とその後の焦り」(私のはたらく母になるまでの話) | 札幌「マタニティ&産後ケア通信」マドレボニータ@北海道

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マドレボニータのマタニティ&産後ケア教室@札幌のご案内です。

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14年度ワーキングマザーサロンプロジェクトメンバーとして活動するので、
だったら自分の「はたらく」も棚卸ししようと始めた、
【連載】私の「はたらく母」になるまでの話

うっかり半年間も放置してましたが、今年は地道に書きますよ!



~前回までのお話~

大学卒業後、希望通り就職したもののうつになって退職。
リハビリを経て、釧路の大学時代からのパートナーと結婚するために、再び北海道へやってきました。



結婚式も披露宴もせず、この記念写真のみ。

しかもこの時、家庭菜園に夢中で、ドレスを着た腕がポッキー状にガッツリ日焼け(笑)
ドレスも「ストンとしたシンプルなものを」と希望して、母も貸衣装屋さんも
「何それあんま選ぶ人いなくてめずらしいけどほんとうにそれでいいの?」。いいの、私はこれが好き。

内心、セレモニーより、若い自分たちがちゃんと2人で生活していけるようにと、
そればかり考えてものすごく緊張していたのでした。
女の子らしさに欠けたつまらない娘で、親にはスミマセンと言うしかない。。



また、「結婚したら妊娠・出産を」ともなかなかおもえなかった。

「そもそも自分一人でもこんなに危ういんだから、もしかしたらこの先一生、
子どもを産みたいとはおもえないかも知れない、それでも大丈夫か?」

という話も、結婚前後に夫と何度も話しました。

これでお別れになったら残念だけど、こんな大切なことを話し合えないまま一緒になるのは
不安だしムリだよな、ともおもったのでした。

夫は子どもをもつためだけに一緒になるのではないから、と言ってくれた。
リハビリ期も遠くから支えてくれて、やせてヒョロヒョロしているけど(笑)、
この人には本当に救われたなぁと感謝しました。

おもっていることを包み隠さずに伝えられる。
話したら、しっかり聞いてくれる。レスポンスもしてくれる。

振り返ると、そんなパートナーだから一緒になりたいとおもったのでした。







結婚と同時に、晴れて就職した夫の仕事は、とても忙しそうだった。
週末もほとんど仕事で不在。


話し相手もおらず、でも子どももいなくて、地域・社会との接点が何もない。
転勤族の妻の孤独はこういうものなんだ、自分から外に出ていかないと・・・そうおもって、
町のサークル活動やスーパーのお手伝いみたいなこともしました。
周りはみんな年長者で、あたたかく、いろいろ教えていただいたなぁ^^


そうやってモヤモヤを抱えながらもおだやかな2年を過ごしてやっと、
そろそろ子どもを迎えられるかも知れない、と夫婦で相談。
数ヶ月後に妊娠しました。



この妊娠した時の気持ちは、今だから正直に言えます。

「これでやっと私にも子どもを産んで育てるっていう『役割』ができた」

もちろん、子どもが欲しい気持ちがあったからこそ妊娠に踏み切れたのだけれど、
内心、専業主婦で子どももいない、役割がまるでない自分への焦りも大きかった。
「何もしていない・役にたっていない後ろめたさから、やっと解放される」その安堵は、
我ながら、えげつない・・・。

この気持ちは、恥ずかしくて夫にも言えなかった。
夫はもしかしたら、気付いていたかも知れないけれど・・・。

次回、「⑤はじめての妊娠・出産と『産後』」に続きます!