講談社文庫
¥552(税別)
「誰が『寂しがり屋でお人よし』だ!」
本日は畠中恵さんのアイスクリン強しです。
江戸が明治に改まり、様々なことがめまぐるしく変わっていく。そんな時代に生きる主人公、皆川真二郎(ミナ)の経営する西洋菓子店「風琴屋」に様々な事件が持ち込まれます。
題名にあるアイスクリンもですが、ビスキットやワッフルス、ゼリケーキにシユウクリームなど今と少しだけ名前の違うお菓子が出てきます。何故だか思わず口に出したくなります。
私は歴史に詳しくないのですが、明治の雰囲気というものを思う存分味わえると思います。成金のお嬢様と女学校、若様組、貧民窟に新聞社…少し勉強にもなりました。
そしてまだまだ女性が社会に進出するなど常識では考えられないような時代。お見合いをしていつの間にか白無垢を着させられている。
そんな中でヒロインの沙羅さんはその常識に捕われない力強い女性で、しかしながら西洋菓子には目がないという子供っぽい面もある可愛らしい方です。
そしてしの沙羅さんとミナの、現代とは一味違う恋愛事情にもわくわくさせられます。
漫画も発売されています。小説にはない話も入っているので小説が気にいった方は漫画も是非読んでみて下さい。
