ある画家の方がおっしゃってました。
画家にとって、仕上げた作品がギャラリーに飾られる。
「それはとても嬉しいことには違いないけども、作品に必死で取り組み、絵筆を動かしているその過程が一番の喜びです」…と。
僕らの人生も同じかもしれません。
以前、税理士さんをお相手に仕事をしていたとき、超大物といわれる税理士さんがお客さんになってくれました。
その税理士さんから、いろいろお話を聞かせてもらって、それはそれはとても勉強になりました。
ある日、ランチにでも行こうよ！と誘っていただき、近くのお洒落な中華料理店に連れて行ってもらったのですが…
いくつかの料理の後、チャーハンが出てきました。
そのチャーハンにはなんと…僕の大嫌いな椎茸がたくさん…
チャーハンに椎茸ってあり得ない。
普通ならパスします。
でも、お客さんがご馳走してくれてるのに食べないわけにいかない…
懸命に食べました。
脂汗をかきました。
その後、しばらくは気持ち悪かったのを覚えてます（笑）
話が横道にそれましたけど、その大物税理士さんが言いました。
「何かを手に入れたら、幸せって考え方があるけども、それは違う。
ひとつのことに必死に取り組んでる、その過程が大切なんだよ。
たくさんの経験をして、たくさんの失敗をしなさい。
それは将来大きな財産になってかえってくるから」
画家の方が言いたかったことも、こういうことなのでしょう。
若い頃に教えてもらったこの金言。
今でも大切にしています。
目の前のことを、ひとつひとつ真剣に取り組んでいきたいものです。
今日も最幸の一日をお過ごし下さい！