ファイナンスの世界では、バラつきをリスクと考える。期待値が同じでも分散が大きい方がリスクが高いと考える。なぜなら、無限回繰り返して初めて期待値に収束するが、一回では大きくぶれる可能性があるからだ。

 例えば、現在株価100万円の株式があって、1年後にも確実に100万円の株式と、同じく現在100万円だが一年後に50%の確率で0円と200万円になる株式がある。どちらの株式も1年後の期待値は100万円である。しかし、無限回繰り返すことができたら、その平均値はどちらも100万円になるが現実は一回しかチャンスはないので、後者の株式は0円になってしまう可能性がある。

 一回のチャンスしかない場合でも、確実に期待値通りの価値を手に入れるためには、空売りや、プットオプションを買う必要がある。この手数料、手間分だけ後者の方が価値が低いはずである。このため、バラつきはリスクと考えプレミアムを要求する根拠となりうる。

 う~んやっと、バラつきがある株式の価値が小さいのかわかった。。
マネーロンダリング (幻冬舎文庫)/橘 玲

¥760
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ファイナンスのクラスで、日経新聞の記事を取り上げた時、橘玲という人のコラムを読んだ。頭の切れが良そうだったが俺が引かれたのは皮肉たっぷりの言い回しだった。それで、この人の本を2冊ばかし買ってみた。その中でこのマネーロンダリングはとても面白かった。投資銀行出身の一人の男を主人公に、日本と香港の間で税金逃れを目的とした資金移動を扱った物語だ。主人公はまじめな感じではなく、本人どおり、頭の切れがよくずるがしこい。そんな性格がいろいろな人に好まれ大きな物語を作っていく。

 この本を読んで、自分は社会起業家になりたいと言っていた自分の中にあった違和感を解消するヒントを得た気がした。俺は、真面目になろうと努力していた。信念や誠実などいろいろな言葉を使ったがどこが窮屈だった。俺は、この人のような頭の切れがよく、社会の矛盾を見抜き、どこかスマートな人間に成りたかったのだ。俺はこの本を読んでとても居心地がよかった。



 経営大学院の入試の結果が来た。無事に合格していた。不安はあったもののたぶん誰でも受かるだろうと思っていたら。どうやら2倍くらいの倍率があったとのこと。そもそもグロービスの人気が出てきた効果とこの不景気で自己啓発のニーズの効果が、定員の増加の緩和効果を上回ったのだろう。それを聞いて今になって不安が蘇った。

 4月から2年ないし、3年で卒業する。その時、俺はどのような状態になっていることが望ましいのだろうか。多少はファイナンスや実務の力は黙っていてもつくだろう。しかししれなら300万ものコストは高すぎる。MBAの看板も日本のビジネススクールではたいした効果はないだろう。ではなんのために?俺は勇気と自信がほしい。ビジネスの世界に立ち向かう勇気と自信があれば実務の能力はそれからでもつけることは可能だと思う。これから、岩瀬氏のようになるべく授業の振り返りをここにアップして記録として残そう。今でさえ更新の頻度が指数的に低下しているのだから怪しいがこれも自己マネジメントだと思ってがんばろ。

あと、彼女ができた。
クラスで企業価値について学んでいる。企業価値は、投資家の視点での価値でいかに投資家にキャッシュを配分できるかでその企業の価値が決まる。この時、配分できるキャッシュはPL上での純利益では不十分。なぜなら、非資金費用である減価償却を費用計上していたり、実際は回収していない売掛金を売り上げ計上していおり、絶対的に企業が稼いだキャッシュの大きさを表していない。次に、減価償却の方式を定率か、定額かによって利益が変化するため、経営者の判断で利益が操作可能であり、客観性にやや問題がある。これらの問題からPL上の利益ではなく、FCFを用いて企業価値を算出する。

 この時、DCF法を用いて将来のFCFを定量的に見積もるが、その割引率がWACCである。WACCは債権者、株主の期待利回りを加重平均したものである。株主たちの期待利回りを割引率に使用してよいか、という点が議論になった。僕なりの結論は、企業のリスクに見合った期待利回りを設定してくれているはずだから、逆にそのリターンに見合った(等しい)リスクなはずだ。だから代替としてWACCを割引率としてよろしい。と理解している。しかし、ここで疑問に思ったのは株主はそんなに優秀だろうか?ということだ。リスクの正しい評価なんてできているのだろうか?少なくとも個人株主にそんなことをしている人は少ないと思われる。
 最近、好きな女の子ができた。メールをほぼ毎日するし、会話もはずむ。しかしどうも前に進まない。相手の女の子は俺のことをどう思っているのだろうか。嫌いではないだろうが、ただのお友達なのだろうか。とても不思議な女の子で、あたかも好き同士のようなメールをしてくる。勘違いして告白みたいなことをしたら、軽く流された。けどもそのあともラブラブな感じのメールがきたりする。どうもわからん。身を引いた方がいいだろうか。たぶんそうしたとしてもあの子は何事もなく流すだろう。うまくいったとしてもやっていけるだろうか。少し距離をおこうかな。。。
 俺は本当は何がしたいんだろう。本当に起業家になりたいんだろうか。単にかっこいいからだとか、お金がほしいからだとか、社会的にかっこいいからだろうか。本当に心のそこから社会をよくしたいなんて思っているのだろうか。たぶん、心のそこからは社会をよくしたいとか思っていないのだと思う。ここが今、前に進めていない理由だろう。お金がほしいって言ってしまえばどんなに楽だろう。人よりも何事もうまくできるようになりたいだけだと言えればどんなに楽だろう。こないだ、岩瀬さんがテレビで「内なる声」と言っていたが、まさにそれだ。俺の内なる声はなんと言っているのだろう。

 面接が終了した。質問は、エッセイの内容の掘り下げだった。圧迫面接だとうわさされていたが、まったく圧迫ではなく終始なごやかだった。受け答えは、つまらずできたが、時間がたつごとにシンプルではなったとか、イシューをはずしてたのでないか、論理性が薄かったのではないか、と徐々に不安になってくる。逆にあの和やかな雰囲気が不安を書き立てる。圧迫の方がわかりやすかったのかもしれない。

 一週間面接の準備をしてきたが、その効果はあったのかもしれない。質問の内容も想定の範囲だった。それが答えを急がせる方向にいかないように、ブレーキをかけながら話したつもりだ。何事も万全の準備は必要だ。

 結果は、20日程度かかるらしいのでその間生殺しだ。
 いよいよ、大学院の入試面接が明日に迫った。MBAの理由、この大学院の理由、MBAを自分のキャリアにどのように生かしていくか。など、様々な質問を想定してこの一週間が考えてきたが、まだまだ心配。。。いくつになっても面接というのは緊張するもんだ。
 尊敬するビジネスマンの一人であるライフネットの岩瀬さんが「シャインになりたい」という番組に出演した。やはりテレビと言うこともあって、以前ボストンコンサルティンググループの説明会であった時より明るい表情だった。

 それはおいといて、岩瀬さんの印象は、椅子の背もたれによりかからず、謙虚で人の話を丁寧に聞き、発言する時は言葉を選んでいた。とても人としてすばらしいと感じた。その中で、おもしろい話があった。会社で面接するとき学生にどんな質問をするか?という質問に「小学校や中学校でどんなキャラだったか?」という質問をすると言っていた。岩瀬さん曰く、今の人格は小学校でほぼ作られるから、現在の人格やキャラクターを知るには、この質問が有効だということ。なるほど!と思った。

 
 一次の書類選考を無事に通過し、まもなく面接だ。MBAの理由、その学校を選んだ理由、自分のキャリア、いろいろな質問が想定される。いつも感じるが、いろいろと準備しても本番で緊張すると言いたいことの半分も言えない。いつもだ。あの時、あ~言えばよかった。実は違うことを考えていたのに。など。

 緊張した時に出る言葉は日頃から考えていることの一番根っこにあることだろう。俺の場合、起業して、将来ベンチャーキャピタリストになりたくてMBAを受講したいと考えるようになった。この部分が面接の時に必ず出ると思う。自分の魂の叫びを感じながら面接に望みたい