こんにちは。マネー教育第4週担当の金子由紀子です。
今年も残すところあと5日となりました。
先週、くさのまりさんが書いていたとおり
(自分たちで整理した本やおもちゃを寄付するって
すごく素敵なことですね)
クリスマスやお正月
と行事の続くこの時期は
子どもたちもテンションマックス
帰省や旅行もあったりして、本当にわくわくどきどきですね
そんなときこそ親子で「お金」のことを学ぶいい機会です。
プレゼントやお年玉をくれた人に感謝するのはもちろん、
クリスマスやお正月の行事の由来や意味を調べてみたり
するのもいいかもしれません。
お年玉の使い道を親子で話し合っておくのも大切ですね。
我が家は子どもたちが小中学生のころは、大半は私が預かり
子どもたち名義の口座に貯金しておきましたが、いくらかは
娘たち自身に任せていました。
金額は自己申告制。何にいくら使う予定なのかを確認して
許可していました。
たいていは普段のおこづかいでは足りなくなりそうな
お友達への誕生日プレゼント代
夏のお祭りで遊ぶお金や
旅行に行ったときのお土産代
映画を見に行くお金 など
1年を通じて、何に必要になりそうか挙げさせて
ほかの事に使ってしまわないようにとっておく方法を
考えました。
それが、自分たちで管理する口座を作ること。
もちろん通帳もキャッシュカードも自分の責任で
大切にすること、といった約束で。
(銀行によってはキャッシュカードは小中学生では作れない
場合もあります)
次第に年間予算を立てること、特別支出用にお金は取り分けて
管理することを覚えていったと思います。
親が管理する口座でも「将来必要になるときのためにとっておこ
うね」と、子ども自身に入金をさせたりすると「銀行にお金を預ける」
ことが実感できていいかもしれませんよ。
ただ注意したいのは、大切なのは「貯めること」ではなく
「上手に使えるようになること」
貯金残高が増えたことだけをほめていると、「貯金」が大好きで
自分のためや人のために上手に使えない大人になって
しまいますバランス感覚が大事なんですね。
以前、講師で伺った家庭教育学級の校長先生が、「お正月
明けに子どもたちがお年玉をいくらもらったか話しているのを
耳にして驚いた。大人が1ヶ月に使えるお小遣いより多い。
そのせいか気持ちが浮ついている様子が見られたり、実際に
ゲーム機やカードゲームなど高価なものを学校に持ってきて
トラブルになったりすることもある」と話されていました。
大人だって多額のお金を手にしたら舞い上がってしまうもの
一人でも上手にお金の管理ができるようになるように、大人も
少し離れたところからしっかり見守りましょう
それでは皆さん、よいお年をお迎えくださいね