第1週目担当の谷崎由美です
来年から始まる「NISA(ニーサ)」小額投資非課税制度。
来年1月から証券税制が大きく変わりその目玉の一つがNISAです。
ひと言でいえば、年間100万円までの投資で5年間に増えた所得は非課税にする、その枠組みを2014年から10年間維持しますという税制優遇。
制度を利用して投資した運用商品の譲渡益、配当・分配金が非課税になります。
投資をされていない方、投資をされていても長期で持ち続けていらっしゃる方は知らない方も多いですが、現在の証券税率は優遇されていて、本来預金と同じで儲けに対して20.315%の税率のところ現行は10.147%。
これが来年1月から元の税率に戻ります。
つまり10万円の売却益(儲け)があった場合2013年中は所得税および復興特別所得税7.147%+住民税3%を引かれて手取りは8万9853円→2014年からは、所得税及び復興特別所得税15.315%+住民税5%になり手取りが7万9685円となり増税となるのです。
これがNISA口座を利用すると非課税に!
NISAの投資金額は毎年100万までというルールになっており、これを守るために一人1口座のみの非課税枠なのですでに証券会社をはじめとする金融機関の口座獲得合戦が早くも、くり広げられています。
ある証券会社ではNISA口座を開設するといろんな特典があるキャンペーン合戦です。
でもちょっと待って。始まるのは来年1月!
詳細もこれから決まっていきます。
優遇制度なので、上手に使えばとてもよい節税になりますが、デメリットもあります。
読者のみなさんに、NISAを上手に使っていただけるよう来月からこの「NISA」について取り上げたいと思います。