PTAや家庭教育学級主催のお金教育の講演にうかがうと、
たくさんのお母さん方から
「おこづかいはいつから始めたらいいですか?」
「○年生なんですけど、いくらあげたらいいんですか?」
こんな質問をいただきます
もちろん、それぞれのご家庭の価値観や事情もありますし、
お子さんのお金への興味の度合いや理解度など、
(これは兄弟姉妹でもまったく違います)
本当にそれぞれのケースで異なりますので、解答はありません。
「おこづかいをあげても、貯めるのが好きで使おうとしません」
「自分のお金は使わず、私に何でも買わせようとします」
こんな悩みもよく聞きます。
お子さんの興味や理解度に合わせて、その子にあった方法で
親が寄りそいながら時間をかけて、おこづかいの上手な使い方・貯め方など
教えていくのが理想です(お金をもらうとき、使うときのルールも含めて)。
忘れてはいけないのが、おこづかい教育自体が目的なのではなく
おこづかいを通じて、収入の中でやりくりしながら上手に使う方法・貯める
方法を学び、将来自分で稼いで生きていける自立した子を育てることが
目標ということです。
この仕事を通じて「いつスタートする?」ということについては、
考えてきましたが、我が家ではそろそろ「いつ終わりにする?」といった
問題に直面することになりました。
この春から女子大生になる長女
私自身は実家から学校に通えたこと、勉強とアルバイトと両立できたこと(?)
から大学に進学してからは「おこづかい」というのは定期的にはもらわなかった
気がします。ですから、長女のおこづかいもそろそろ終わりかなと。
一方、主人は下宿生活でアルバイトはしていたものの、実家からの仕送りも
あったらしく、「1,2年の間は授業も忙しいし、通学時間もかかるから
(千葉→埼玉)もう少しの間あげたら」との意見。うーん、なるほど。
(お金ほしさにバイトばかりに精を出されても困るし)
話し合いの末、新生活の様子を見ながらもう少しおこづかいあげることに
しました。それでも、普段の飲食費や交際費すべてを面倒見てあげるわけには
到底いかず、成人を迎えるころまでには自分でやりくりできるよう
話していくつもりです。
娘本人は高校卒業と同時におこづかいももらえなくなるものと覚悟していたらしく
「勉強もがんばってほしいから、もう少しの間あげるよ」と話したら、
すごく感謝してくれました(笑)
スタートする時期、終わる時期。
いずれにしても家庭の状況や子どもの様子を見ながら、家族で話し合って
決めていけるといいですね。