「がんばろう日本!」~わたしたちにできること | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

第4週担当の宮川朋子です。

今回の震災に際し、わたしたちにできることをまとめてみました。

1. 義援金・寄付

義援金とは、「被災者の方に配分されるお金」です。
義援金のための寄付は、日本赤十字社中央共同募金会などが受け付けています。
あつめられた寄付金は、自治体代表者・学識経験者・被災者代表・義援金交付団体代表・福祉団体代表などによって構成される「義援金配分委員会」で使途が決定され、被害の度合いに応じて被災者に分けられるそうです。

また、義援金は被災した各自治体でも受け付けています。
こちらで受けつけた義援金は、その自治体内の被災者に平等に分配されるそうです。

また、救援・復興支援のための活動をしている各種団体に寄付をすることで、その団体の活動を支援することもできます。

モノやお金での貢献については、以下のサイトによくまとめられていますので参考にしてみてください。

【東北地方太平洋沖地震】寄附金・義援金まとめサイト
どこに寄付をしたら、どこにお金がいくのか

また、ポイントで寄付できるようにもなっています。

眠っているポイントで被災地を応援しよう!


2. 節電  これは言わずもがなですね。

3. 献血

病気や怪我の方の輸血等のために献血も重要です。
ただ、血液の場合は保存の問題もあるため、ある時期に集中して献血が集まるよりも、継続的に献血してもらうほうがありがたいようです。
一時の思いで皆が一斉に献血するよりも、長い目でみて、継続的に行うほうがいいかもしれません。


4. あおられない・惑わされない

今回は震災後に原発事故も発生したために、放射線や放射性物質に関してデマや過剰な報道もあり、それに惑わされてしまった人も多いと思います。
不安感・恐怖感から、不確定な情報などを信じ込んだりTwitterで拡散してしまったり・・・
それが「風評」被害となります。
たとえば、福島県のいわき市では、原発事故後の屋内退避指示が出ているエリアから大きく外れたところなのにもかかわらず、そして放射線量も危険値になっていないのにもかかわらず、輸送業者が恐れをなして市に近づかないために、物資がまったく届かなくて復興が大幅に遅れているそうです。

わからないことがあるのなら、可能な限り調べてみましょう。「わからない」ことが不安を大きくしている可能性があります。
また、「○○さんが言っていたから・・・」ではなく、自分の頭で考えましょう。
何を信じてどう行動するかは、最終的には自分の判断です。
でも、まずは、落ち着いて、必要以上に恐れず、でも慎重に!

なお、放射線については、放射線医学総合研究所が、今回の原発事故に関してわかりやすい説明と、随時新しい情報をアップしています。

5. 普段どおりの生活を送る

もっとも大切だと思われるのがこれです。
お金は経済の血液のようなもの。この流れが止まってしまったら大変なことになります。

被災地の方に迷惑がかかる行為や、被災地の方を傷つける行為は慎むべきです。
でも、普通の生活を、送れる状況にあるならば、粛々といつもどおりに送りましょう。
そして、被災地のために何かできることがあるならば、それを少しでもやりましょう。

まずは日常生活を送ること。100%元通りでなくてもいいのです。片肺でも構わない。
とにかく流れを止めないことがとても重要です。

日々を送りましょう。