第1週目担当の谷崎由美です
私はマネーバランスという観点から見た未来家計簿を使ってのファイナンシャルプランニングを提案しています。
★今は良くても将来困る。
★将来はいいけど今が困る。
もちろん大事にしないといけないのは「今」です
全くお金に困らない完璧なプランをすぐに作成するというのは無理ですが、相談者の方がここまでなら何とかなりそうというところを探りながらプランニングし、知識がつくたび修正しながらチェックしていくので、長いお付き合いになります
人生3大資金といわれる住宅・教育・老後資金についてもバラバラに考えずこのマネーバランスを重視して考えます。
今まで1000名以上の方の相談で、相談前の方の入ってきたお金の使い道のヒアリングの結果は、
①住宅購入の頭金を早く貯め
②住宅ローンを若いうちに組んで
③節約して繰り上げ返済をしながら教育資金をためる
④老後は不安だが、一番先のことなのでおいおい考える
という考えの方がほとんどです。
この考え方は間違いではありませんが、④が解決できないと将来は困るということになりそうです…
マネーバランスのポイントは
①住宅購入の頭金を早く貯め…貯めてどう活用するか考える
②住宅ローンを若いうちに組んで…若いうちに住宅購入すると修繕費等メンテナンス費用がたくさんかかる
③節約して繰上げ返済をしながら教育資金を貯める…繰り上げ返済用のお金を貯めるのは重要ですが、繰上げ返済にしたほうがいいのかどうか考える
④老後資金…一番後だから先に考える
ということを、一緒に考えていきます。
そのときに相談者の方にとって重要なのが、【世の中の金融商品を上手に使いこなすための基本を知ること】です。金融商品を細かく学ぶことではありません。
「保険」「ローン」「資産運用」になりますが、その中の「ローン」について…
ローンもなるべく組まないに越したことはありませんが、特性を理解して上手に活用できれば役立つツールになります。
講座や相談でよくお話しするのが、このローンの活用について。
高額な「住宅」「教育」「老後」資金ですが、この中でローンが使えない資金があります。
そうです。「老後」資金です。
「住宅ローン」「教育ローン」と言いますが、「老後ローン」とは言いませんよね?
住宅の繰上げ返済・教育資金・老後資金と全くローンも必要なく家計が困らない場合は問題ありませんが、そんな方は私の元に相談にいらっしゃいません(笑)
バラバラに考えてその都度解決したように見えてもマネーバランスが取れていません。
目的のあるローンは金利が低いです。
頑張って繰上げ返済をし、貯めた教育資金を支払い、最後に老後資金が全くない…金利の低いローンを一所懸命返済し最後に金利の高い「老後(生活資金)ローン」を組まなくてはいけないことのないように…
老後資金の解決のために「リバースモーゲージ」という制度もありますが、現在は使いやすいようには確立されません
ローンの組めないものローンを組むと金利の高いものからお金で準備し、「今も将来も困らない」ようにするように考えるのがマネーバランスです
決してローンを組むことをお勧めしているわけではありませんが、相談の時には、3大資金について今の考えている固定観念から違った見方ができるお話をします。
そして見方を変えて一緒に考えると、同じ収入でもこれしかないと思って最初に考えてた未来家計簿とは全く違った仕上がりになりますよ
知識がなくてもお金についての考え方の幅が広がり、自分の価値観を発見できる
これが私のFPとしての存在意義だと思っています