こんにちは、第3週の近藤木綿子です。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、年が明けて3週目ともなると政界や経済、外交などいろんなことが動き出してきましたね。
とりわけ気になるのは中国の動き!
20日には昨年の国内総生産(GDP)が発表され日本を抜き世界第2位となった経済力。
また米中首脳会議に見られる、アメリカに引けも劣らない外交力。
加えて巨大なマンパワーが潜んでいます。
今後はもっと中国の国際力は強まっていくと思いますが、
尖閣諸島の反日運動で見られたような若い世代の内部反発や、
貧富の差における国内でのひずみには、
大国であるがゆえに冷静に注視していきたいところであります。
そして年明けの話題としてもう一つ気になったのが、国際決済銀行(BIS)による実効為替レート。
円高、ドル安、ユーロー安といわれておりますが、
「実際、円って今どうなの?」ということが分かる指標です。
実効為替レート ・・・ドル以外の通貨との為替レートを含め、貿易額をもとに加重平均して計算する。通貨の実力は物価の変動にも左右されるためこれを調整して計算したのが実質実効レート。基準年の2005年を100として数値が高いほど通貨高を意味する。
主要通貨の上昇・下落率の順位は以下のとおり。
(2010年、2009年の実質実効為替レートの平均の変動率。BIS調べ。順位は58カ国・地域の比較)
1位 南アフリカ(ランド) 15.47%
2位 ブラジル(レアル) 14.85%
3位 オーストラリア(豪ドル)14.24%
5位 インド(ルビー) 11.63%
9位 韓国(ウォン) 8.41%
20位 スイス(フラン) 4.26%
27位 日本(円) 0.87%
上昇
下落
32位 中国(人民元) -0.55%
50位 米国(ドル) -4.41%
57位 欧州(ユーロ) -8.04%
~1月22日付け朝日新聞より~
1位、2位、3位は豊富な資源によって通貨が引き上げられ、
金融危機のあった米国や南欧の財政危機で投資資金が離れたユーロが下がった形となっています。
中国の人民元は、国家が為替相場を管理しているためわずかながら下落しております。(ここにも中国の不思議な力が見えますね)
今年1年は、国際社会にとっても日本が国際社会で行き抜いていくためにも、大事な一年となりそうです!