このところ、「区別」することの大切さ・重要さを感じています。
以前、子育てに関してのセミナーで聞いた話でとても印象的だったのが、子どもと自分を「区別」することの重要さということでした。
例えば、子どものことがあれやこれや心配で、先回りしていろいろ準備してしまう親は、自分と子どもの人生の区別が出来ていないということになる、とか、
子ども同士のケンカに親が必要以上に介入してしまうことも、子どもと親の「区別」ができていない、とか

育児に限りません。
周囲の人が不機嫌オーラ全開のときに、その影響を受けて自分も人に当り散らしてしまう

こういうエモーショナルな意味での「区別」は日常生活のそこかしこに転がってますが、区別しなければいけないことに気づくのも、実際に区別することも、とても難しいですね。
一方で、個人的なお金に関しても、区別は重要です。
お金に関してよく言われる「区別」は、以下の3種です。
「消費」・・・・・・緊急かつ重要な支出(医療費など)
「投資」・・・・・・緊急ではないけれど重要な支出(文字通りの投資のほか、保険など)
「浪費」・・・・・・重要ではないけれど「そのとき」に支出しなければいけないような支出(衝動買いなど)
これに「空費」(緊急でも重要でもない支出)を加える人もいます。
日々お金を使う際に、ふと、「これは消費?投資?浪費?」と一度自問自答してみることは、結構家計の見直しに役立ちます。
「これがないと生きていけない」と思って買ったものも、実はよくよく考えてみたら「浪費」だった

そのほかにも、>「今すぐに必要なお金」「将来必要になるお金」「その中間の予備費」のようにわける方法もありますね。
こう区別することで、自分の将来の資産計画なども考えられるようになります。
個人的な資産やお金に関しての「区別」は、誰に気兼ねすることもなく、自分の気持ちひとつで実行することができます。
是非皆さんも一度やってみてください。
次回は、個人的な資産から一歩出て、広く社会的なお金の流れの中での「区別」について書いてみたいと思います。