こんにちは。第4週担当の宮川朋子です。
8月も残すところ残り1週間をきりました。
子ども達の夏休みも、終わりはすぐそこ。宿題は大丈夫でしょうか?
そして、肝心の夏休みの思い出。たくさんできたでしょうか?
(「肝心」なのが宿題じゃなくて思い出ってところがミソでしょ?思い出は後からは絶対に取り返せませんから。)
我が家は、この夏、新しく家族が増えました。
それは…4人目出産!
というのは冗談で、カブトムシのメス「ミカちゃん」が仲間に入りました。(時に、「カブちゃん」とも呼ばれます)
お盆に、お父さんの仕事場に皆で遊びがてら避暑に行っていたときのこと。
夜、突然部屋に黒い物体が飛び込んできた!
それが「ミカちゃん」だったのです。(命名は子どもによります)
こうしてカブトムシを飼うことになったわけなのですが、避暑地から帰ってきてから、もう少し大きな虫箱を買おうとホームセンターに行ってみたら…
びっくりしました!虫を飼育するためのグッズの充実度に!
昆虫ゼリーをはじめとして、カブトムシを飼うための防臭マットやら、木の枝、霧吹き(「バイオウォーター」という名前だった)、ダニ防止剤とか…箱に敷く枯葉類までパック詰めで売られていたのにはもう開いた口がふさがりません。
カブトムシにダニ防止!?自然界では共生してるんじゃないの?(棲む環境は違うかもしれないが)
枯葉って…、我が家は裏の神社からあつめた枯葉を使ってますが、あれが売れるの!?我が家も売ったら売れるかしら?売ってもいい?(やっぱりクヌギじゃないと駄目かしら…)
いやあ、数年前に、カブトムシの値段もニュースになったことがありますが、以来昆虫飼育グッズはしっかりとビジネスになっているんですね。そして、やりかたもマニュアル化しつつあるみたい。
かくいうわが子ども達も「昆虫ゼリーが買いたい」って言うんですもん。私だって、そもそもどうやって飼うかわからずにホームセンターで情報収集しているわけで…
ちと、寂しさと情けなさを感じてしまいました。
屋内で飼うものなので、虫箱にダニが大発生しても見ていて気持ち悪いのはよくわかるし、臭くなったらいやだというのもよくわかります。
飼い主(育てる主)が楽なように、決めた範囲内だけの自由を許す。トラブルの元は初めから切り捨てる。
でも、無菌室に閉じ込めておくだけでは、本来の生命力がはぐくまれないのでは!?
4大卒の就職率が60%そこそこの時代。以前は
「いい職につくためには大学くらいは」
と考えての大学進学でしたが、最新のこんな統計を見せられると、
「確実に職につけるのはどの大学か」
で進学先を選びかねません。
それは子どもの決断?親の不安と影響力?
お金を使うことによって何が得られるのかを考えておかないといけませんね。
便利さを手に入れた代償に何を失うのか、失わずにすむのか。
ふと、カブトムシと子どもの教育にも、共通点があるように思えてきてしまいました。