毎日、暑いですね~

さて、もう2週間も前に終わってしまいましたが、サッカー

日本は無念の16強止まりとなりましたが、やはり4年に1回、レベルの高いサッカーの試合を集中的に見ることができて面白かったですね。
前回の私の記事担当のときには、欧州強豪国がまさかの敗北などがあって、「やはり新興国の時代!?」なんて記事を書きましたが、終わってみれば4強には欧州3国、決勝もオランダ



初めてのアフリカでの開催となり、これをきっかけにアフリカは経済までもがますます盛り上がるのか!?とも言われましたが、ワールドカップの南アフリカ、ひいてはアフリカへの経済的効果などはまだまだ今後を見てみないとわからないようです。
開催国となった南アフリカ共和国

外国の客人が泊まるようなホテル周辺では、そんな様子はみられない。
そう、南アフリカは、さほどに貧富の差が激しい国です

私の経験は一昔前に1ヶ月ちょっとの滞在だけなので、今は状況も変わっているでしょうが(そう望みたい)、そのときうけた衝撃は忘れられません。
飛行機で着陸する際にはプール付の豪邸



アパルトヘイトが廃止された直後は、白人と黒人の格差が大きかったのでしょうが、最近では非常に裕福な黒人が物乞いをする白人に施しを与えていることもあるそうです。
そうそう、アパルトヘイトは「白 vs 黒」と思っている方もいるかもしれませんが、実はそんなに単純ではなく、白人にも2種類あるし(英国系白人とオランダ系白人)、カラードと呼ばれる混血の人がいて、インド系の人、中国系の人、黒人・・・といったように人種も様々です。それらが複雑に絡み合って、まるで日本の江戸時代の「士農工商」のような身分制度ができていたのがアパルトヘイトです。ただし、底辺に位置されていたのは間違いなく黒人であり、そういう意味ではアパルトヘイトは「黒以外 vs 黒」という構図だったのですね。
…ちょっと脱線しました。
さて、そんな南アフリカにある黒人居住区を、日本代表

ひとつの社会貢献活動だったのでしょうが、アフリカで開催したからには、選手達がアフリカのそういった側面を知ったことには意義があったはず。たぶん、代表の宿泊地からは、この貧しい黒人居住区などを垣間見ることはできなかったでしょう。
日本代表の今野選手がやっている「世界のこどもにワクチンを」活動のように、彼らのそのスターとしての地位と知名度を、途上国の人の役に立つ方向に使ってもらえたらすばらしいですね。
世界ではプロスポーツ選手が財団を設立するなどして社会貢献することはある意味普通に期待されていることのようです。
例えば、スイスのテニス選手


アメリカのメジャーリーグの選手なども、積極的に社会貢献活動を行うことが風潮としてあり、その部門での賞(「ロベルト・クレメンテ賞」)もあるそうです。
日本の誇れる元サッカー日本代表の中田英寿さんも、「TAKE ACTION FOUNDATION」を設立し、サッカーを通じて社会貢献活動を続けています。
これらの選手は、「自分がここまでこられたのはいろいろな人のおかげ。何かの形で恩返しがしたい」という気持ちからスタートしているのだそうです。
「人のため」は「自分のため」。
人々に夢や感動を与えているスポーツ選手だけに、そういう方面での活躍も期待したいですね。
もちろん、そのためには先立つもの=お金がなければできないんですけれど、ね。
確かヒデはマンハッタンにビルを持っているとか。そういう実業家的なセンスもあったからこそできていることなのかもしれません。