「お金は無限ではない」 | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

こんにちは。第4週担当の宮川朋子です。

すっかり涼しくなりましたね~。1週間前は確かまだ半そででも暑かったような…
季節らしい気候になったのかもしれませんが、この急激さはなんとかして欲しいあせる

今日は、子どものお小遣いのお話を。
お小遣いは、定額制がいいのか、報酬制がいいのか、いろいろ惑うところですよね。
定額制とは定期的に定額をあげるもの、報酬制お手伝いなどをしたときにその対価をあげるもの。
やりくりを教えたい場合は定額制、お金の貴重さを学んでもらいたいときには報酬制などといわれます。
要は、「お金を渡すことで何を学んでもらいたいのか」が明確であれば、おのずと決まってくるものなのですが、「どっちも捨てがたい…」なんてこともありますね。

我が家の長女(小学1年生)は定額制。でも、目的もなくただお金を定期的にあげるのは嫌なので、「これは必ずあなたが買うのよ」というものを決めて、その金額よりも10~20円くらい多い金額をあげています。
あまったお金をコツコツためて、先日長女は欲しかったお財布やらノートやらを買っていました音譜
ただ、買わなければならなかったものが、今や必要性が薄れてきつつあるので、あらためてこの制度を見直したいと思っているところ。

先日、ご近所でいろいろとお世話になっているママ友さんと話をしていたら、そのお宅は報酬制をとっていました。
それがとっても偉いのです。
5歳くらいからはじめたとのことですが、「ふとんたたみ:2円」「ゴミ捨て:3円」といった、本当に小額の報酬リストを作って、やるたびにあげたとのこと。
そして、そこのお子さん(我が家の長女と同じく小学1年生)は、とうとう先日1000円をためたのだそうです。
ママ友さん曰く「ゴミ捨ては本当に助かったわ~。がんばってたよ~。1000円ためたのはさすがに達成感があったみたい。」

そりゃそうですよ。1円単位でコツコツと働いて1000円って…偉いですよね~。

そのお宅はご近所で、子どもの人数も我が家と同じく3人、学年もほぼ同じ(上と下が同じで真ん中だけ違う)。ということで、私が週末にどうしても家を空けなければならないときなどは子ども3人を(!)預かってもらったり、近所なので夏の夜に一緒に花火をしたりバーベキューをしたり…クラッカーいつもお世話になっているのですが、そのお母さんもとても素敵な方。子どもにはとても優しいし、いつもにこやか・明るくて。

そんな彼女と一致したのがこの意見。

子どもには『お金が無限にある』と思って欲しくない」

他のママさんとこの意見で共感してもらったことってなかなかなかったので、感動しました。
私はのらりくらりと生活してきましたが、彼女は実はいろいろと苦労してきた人で、だからこその考え方だと思います。

お金は有限。貴重なもの。だからこそ、使うときには大事に使う。
そんな価値観を養えたら、すごくうれしいな。(親のエゴかもしれませんが)
ということで、我が家のお小遣い制もちょっと見直して、今後は報酬制も導入しようかと思っています。