ギリシャ財政不安から考える~日本は大丈夫!? | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

すべての方々に、FP3級程度のマネーリテラシーを普及できたら…
キッズ・マネー・ステーションの女性ファイナンシャルプランナーたちが
さまざまなお金の知識をご紹介いたします。

こんにちは。第4週担当の宮川朋子です。

今回はなんだか頑張って、ギリシャの財政不安から3本も記事を書いてしまいます。
今日は、日本の財政のお話。
ギリシャの財政不安が取りざたされたときから、マスコミ各社もかなり書いています。「日本は大丈夫なのか!?」と。

ギリシャは、財政赤字が現在対GDP比13%、債務残高は113%です。
日本は、財政赤字は現在対GDP比約9%、債務残高は200%に届きそうな勢いです爆弾

つまり、債務残高は世界一の状態叫び

国債発行額は2010年度で44兆円を突破、2010年度末での国の借金総額は882兆円。
国民一人当たりの負担は693万円という報道もなされましたドクロ(5月10日財務省発表)

こういう数字を見たら、誰でも、「へえええ・・・・ショック!」となりますわな。

故に、「日本は大丈夫なのか!?」となるわけです。

ちなみに、国債に関してギリシャと日本の異なる点は、
「国債を買っている人が、ギリシャは外国政府・銀行などなのに対し、日本は国内企業・国民であること(国債を国内で消化できている)」
「金利が低い」
といった点です。

また、債務残高が対GDP比200%弱というのも、国の資産を勘案せずに単純な債務だけを見ての数字です。資産分を差し引くと約半減します。つまり日本は結構資産を持っている。

このような違いがあることから、日本がギリシャと同じような運命になるかといえば、そんなに単純な話ではないようです。

それでも借金が多いことは事実グー
そして、高齢化のために、今後もず~っと社会保障費にお金がかかるようになることも確実。
一方、少子化のために、税収の大幅増はかなり難しい。

ただ。
もしも、日本の経済が突然ぐぐぐっと成長して活性化し音譜、国の多方面の公的支援がさほど必要でなくなり、法人税収が増え、所得税も増えるなら・・・ベル
話は別です。

財政赤字は減らしていったほうがいいに越したことありません。
やっぱり、経済が好転して回転して、お金が世間をめぐりめぐるようになるのが、まずは一番ということですよね。
どうか、そういう方向に皆が動きやすいように、国のお金が使われますように走る人