ギリシャ財政不安から考える~ユーロへの投資 | めざせ!FP3級!~女性FPのお金の花道~

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こんにちは。第4週担当の宮川朋子です。

前回は、事実だけを説明したちょっと面白くない記事になってしまいました。あせる
今回は事実だけではなく、「もう一息」がある記事を…

ギリシャの財政不安から、私達が考えなければならないことって、なんでしょう?

ひとつは、ユーロに対する考え方でしょう。
特に外貨投資をしている人にとってはユーロの今後の行く末は非常に重要ですビックリマーク
少なくともリーマンショック前までは、ユーロは好調で、外貨投資先のひとつの選択肢としての地位を確立していました。先進国の共通通貨でもあり安定していること、そして世界最大の共通経済圏としての可能性から大きく飛躍するかもしれないと皆が期待していたからです。

そのユーロが今揺らいでいます。特にこのユーロ安。かなり価値が目減りした人も多いのではないでしょうかガックリ
これからどうしていったらいいでしょうか?

もしも当座すぐにお金が必要でないならば、私は、ユーロはそのまま持っていてもいいと思います。
通貨の価値は「相対価値」で、ユーロの価値が下がっている今は、円の価値はあがっているのです。自分の資産を外貨も含めてトータルで見れば、バランスはとれていることになるからです。

では、今後もユーロに投資していくべきかどうか?
これは判断に迷うところですが、「悪いときもあればいいときもある」という考え方にのるならば、今ユーロが安いから逆に買うという考え方もありかもしれません。少なくともユーロ高のときよりはたくさんユーロが買えます。それが今後「円安ユーロ高」になっていったら・・・ウハウハ音譜かもしれませんよ!

とはいえ、今安いからと大金をユーロに費やすのはやめましょう。
重要なのは、時間の分散。通貨と時間、それぞれを分散していきましょう。大金を投資して翌日大きく価値が下落した・・・となると、その大金を取り戻したくもなりますが、少額だったら下落しても大きな痛手にはなりません。過ぎ去った時は取り戻せませんので、失敗してもいいくらいの少額で、タイミングをずらして続けていくのがいいのではないでしょうか。

今回は頑張って、同じテーマ「ギリシャの財政不安」でもうひとつ記事を書く予定です。
それはまた明日!