こんにちは、第3週の近藤です。
今年も宜しくお願い致します。
年明け早々こんなテーマで書かせていただきますが、ご了承下さいませ
先日ある番組で老人施設の話が出てきました。紹介された施設は特別料金の高い施設ではありませんでしたが、入居者を尊重したサポートをされておりました。
その施設では入居者の「身体を拘束しない」という理念を持っておられました。
しかしながら、在宅介護でもありうる転倒などにより、入居者がケガをされてしまうこともあります。そして家族からは「痛い思いをさせたくない」ということで、身体を拘束して欲しいという要望が出てくるという話でした。
取材していた施設では、最終的には話し合いにより身体を拘束しないという話になったようですが、他の施設でも家族からの要望があり身体を拘束しているというというデータがありました。
けがをして痛い思いをして欲しくない。
身体を自由にさせたい。
どちらとも入居者を想っての選択肢ではありますが、介護する側としては選択しがたい条件です。
以前に比べて最近では遺産や葬儀に関して元気なうちに整理するようになってきましたが、自分で判断が出来なくなった時にどのようなサポートをして欲しいかということも、元気なうちに家族や周りの方に話しておくとお世話をする方の精神的負担が減るのではないでしょうか。
もちろん老後とは限りません。
どのように最期を過ごしたいのか、普段の話に取り入れることでいい終末期を迎えられるのではと思います。
老後資金の蓄えとともに、どのように終末期を過ごすかも考えてみましょう。