ここのところ、タイトルに書いたとおり、世界がものすごい速さで変化しているのを如実に感じています。
例えば、最近あったニュースでは、
・中国の09年成長率、8.4%に上方修正(11月3日 日経新聞より)
・インドネシアの7~9月GDP、年率16%成長(11月10日 日経新聞より)
・ブラジル株投信人気化(ブラジルの株価指数<ボスペパ>年初来上昇率が79%

などなどなど・・・
金融危機に見舞われた昨年とは一転して、世界では明るい話題が満載

しかもその主役はほとんどが、以前「開発途上国」と呼ばれていた国々です。
過去には世界経済はG7で仕切っていましたが、いつやらロシアが加わりG8になり、それでも決めることができなくなってG20になったり。
確か、昔小学校の教科書などでは中国は「眠れる獅子」と表現されていたような記憶があります。当時は「いつになったら目が覚めるのかな~、そんなときが来るのかな~」なんて子ども心に思っていたのですが、今、まさにそういう時代になったということでしょうか。
実際にアメリカでは、黒人のオバマ氏が大統領になるという歴史的な瞬間も今年ありました!
日本でも自民党政権に代わって民主党政権が誕生しました。
そう思うと、本当に「世界は動いている」と実感せざるを得ません。
別の考え方をすると、これまで常識と考えられてきたことも、常識ではなくなるかも

雇用問題でいえば、正規採用で終身雇用がもっとも安泰といわれていましたが、その常識も覆されつつあります。
そして・・・ふと思ったのは。
よく「公務員は安泰」などと言われますが、もしかするとそれすらも危ういかもしれないということです

11月20日の日経の記事「就活生も『脱官僚』 『政と官』関係見直し影響」。
近年は、国家公務員幹部候補向けの採用試験では受験者が減少傾向にあるのだそうです。この記事では、民主党政権による「脱官僚」傾向の影響もあるのでは、と書いていますが、私はちょっと別の見方をしてみました。
少子化により国の税収も将来は増えません。となると、税金から給料をもらっている公務員だって、その影響をこうむることは明らかです。もともとの財源が縮小していくならば、人件費も縮小せざるを得ないはず。事業にまわすためのお金が削れないならばなおさら人件費は圧縮が必要になります。
民間企業ならば、新規事業にうって出るなど、新たな富を作り出そうとするでしょうが、税収(プラス国債など)から与えられる予算のもとで仕事をする公務員はそうもいきません。与えられるパイの取り合いになります。
となると・・・。将来的にも「安泰」とは決していえないのではないでしょうか

就活生がそこまで考えて公務員を避けているというわけでもないでしょうが、こういう考え方もできますよね。むしろ、与えられる安定よりも、作り出す安定のほうが重要になってくる、というわけです。
世界はどんどん変化していて、その流れ

そのためにも、ライフプランをつくり、たびたび見直す、という作業をしていきましょう。
そのためのお手伝いをこれからはしっかりとやりたいと思った次第です。