みなさま、こんにちは!
秋晴れの良い1日になりそうですね。
さて、8月の第2週、私の担当週に、少しだけ
不動産ファンドの危機について書きましたね。
そして先週、JREIT初の破綻として話題に上ったのが
ニューシティレジデンス投資法人。
記事を読むと、借り換えができなかったから・・という
ことが書かれています。
実は、リーマンが実際に破綻するよりも前に、
ベアスターンズという会社が危機的状況に
なっていました。
ベアーは、JPモルガンに救ってもらいましたけど。
もう、去年の末頃から、米国系の金融機関は、
不動産にお金を貸すことを控え始めていたようです。
不動産ファンドというのは、お金を持っていません。
基本的に、お金は借りて運用するものなのです。
これが不動産ファンドのレバレッジです。
ただ、お金は永遠には貸してもらえず、期限が来れば
借り換える必要があります。
この繋ぎがうまくいかなければ、不動産ファンドは
あっという間に資金ショートしてつぶれてしまいます。
日本の金融機関でも、貸し渋りという言葉が
聞かれ始めましたが、外資系はもっとドライです。
担保価値がないと見たとたん、お金を引き上げてしまいます。
外資系金融機関からの融資に頼っている会社は、
なかなか日本の銀行からの新規借入ができず、
借り換えができなければ、結局、破綻するしか道はありません。
REITなどに投資する場合でも、その借入先の健全性を
チェックすることが大切です。
どんな金融機関から借りて運用をしているのか、
Watchしておくことが大事ですね!
それではまた!