第一週担当の玉井です。
新年があけて早1ヶ月が経ってしまいました。
毎年雪が降ることも多い2月ですが
今年は暖冬ということもあり、
ここ数日はすっかり春を感じさせるような暖かさです。
ところで、
「 春を迎える前にしなくてはいけないこと 」
といったら何を思い浮かべますか?
それは、
わたしたち日本国民の納税義務である確定申告です!
もちろん、サラリーマンである人たちの大半は
源泉徴収といった形で企業が税金を納めてくれており
年末調整を行うことで納税については終了しますので
原則、確定申告をする必要はありません。
ですが、昨年1年間に多額の医療費がかかった人や
マイホームを購入して住宅ローンのある人などが
所定の控除を受け、税金の還付を受けるためには
確定申告をする必要があります。
その他にも、株式投資をしている口座が一般口座の場合や
特定口座でも源泉徴収なしを選択している場合などは
確定申告が必要となってきます。
還付申告については、また次回ということにして
今回は、投資における確定申告についてお送りしたいと思います。
一昨年のように、誰もが株式投資で儲かった年とは一変して
昨年は、人によって損益の差が出た年ではなかったでしょうか?
かくいうわたしも、思いっきり損を出した派です。
同じように株投資をして利益を出している主人を尻目に
昨年末に損切りをして、心機一転やり直しを図ったばかりです。
わたしの場合、特定口座で源泉徴収なしを選択しているので
原則、確定申告をする必要があるのですが
年収2000万円以下のサラリーマンで
給与所得以外の所得が20万円以下であれば
確定申告は不要という制度があるので
申告をしなくてもOKということになります。
※給与所得以外の所得には、株式等の売却益も含まれます。
「 そうか、申告しなくてもいいんだ! 」
と大喜びした、わたしのような可愛そうな投資家のみなさん。
ちょっと待って!
そんなことでは税務署の思うツボ。
損を出した人でも確定申告をすることで
その年に出た損失を 翌年以降3年間持ち越して控除
することができるのです!
※「上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除」
http://www.taxanser.nta.go.jp/1474.htm
この制度を利用する場合は
毎年確定申告をする必要があります。
例えば、2006年譲渡損失の繰越控除を申請。
2007年でも利益が出ず、損失を使わなかった場合
2008年に繰越しするためには、もう一度申告する必要があるのです。
今年こそは、しっかり売却益を出して
前年の損失をガッチリ利用したいと
密かにリベンジを図っている玉井でした。