第2195回「ベルティーニ&シュトゥットガルト放送響によるマーラー交響曲第5番ライヴ」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ガリー・ベルティーニ&シュトゥットガルト放送交響楽団によるマーラーの交響曲第5番です。ベルティーニによるマーラーといえばケルン放送交響楽団によるマーラー交響曲全集があまりにも有名で、東京都交響楽団とのライヴによる交響曲選集なども含めて人気が高い名盤となっています。今回収録されているシュトゥットガルト放送響とのライヴはケルン放送響よりも前に演奏された交響曲第5番。元々特典盤でした入手できませんでしたが、ついに発売されました。


「ガリー・ベルティーニ指揮/シュトゥットガルト放送交響楽団」

マーラー作曲:
交響曲第5番 嬰ハ短調



 ベルティーニによるマーラー演奏は非常に高い人気を誇っており、ケルン放送交響楽団との交響曲全集は一度は聴いたことがある人が多い。当ブログでも以前交響曲全集に関しては取り上げたことがあるが、今回の録音はそれよりも前にライヴ録音された交響曲第5番というのだから目が離せない。


・マーラー:交響曲第5番

録音:1981年3月20日(ライヴ)

 第1楽章冒頭こそ演奏のヨレ?ノイズが多少あるかもしれないが、それ以降は基本気になることのない非常に良く収録されたライヴとなっている。正直1981年でこの解像度と高音質には驚かされた。全楽章共通して大きな溜めは少なく、意外とあっさりめである。ただ、それは悪い意味ではなく、推進力を感じ取ることのできる前向きなアプローチからなる演奏ということが前提にある。それによって生まれる金管楽器のパワープレイではない凄まじいエネルギー量からなる音圧や弦楽器群のまとまりある奥行きが感じられる伸びやかなスケール感も非常に素晴らしいと言えるだろう。


 ベルティーニのマーラーを聴いたのはいつぶりだろうか。いずれにしても素晴らしい演奏だったことは間違いない。これを踏まえてケルン放送響との交響曲全集や都響との交響曲選集を聴いてみたいと思える名演だった。


https://tower.jp/item/6779368