第1903回「サロネン&サンフランシスコ響によるストラヴィンスキーバレエ音楽《火の鳥》」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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 みなさんこんにちは😃本日6月30日はエサ=ペッカ・サロネンの誕生日です。今年で66歳となります。おめでとうございます🎉そんな本日は、サロネンとサンフランシスコ交響楽団によるストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」(1910年版)を取り上げていきます。6月21日にストリーミング配信されたばかりの演奏となっており、CD化されませんがDolby Atmos/ハイレゾロスレスの高音質フォーマットで聴くことができるのはクラシックファンにとっても嬉しいと言えるでしょう。


「エサ=ペッカ・サロネン指揮/サンフランシスコ交響楽団」

ストラヴィンスキー作曲:
バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)



 現代音楽を得意とするサロネンのストラヴィンスキー作品は非常に素晴らしい演奏であることは多くの人々が知っていると思う。それに今回サンフランシスコ響との「火の鳥」1910年版が追加される。これまでにロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団やフィルハーモニア管弦楽団、フィンランド放送交響楽団などともサロネンは「火の鳥」を録音している。

・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)
録音:2022年6月6日(ライヴ)
 今回の演奏は、場面によってはテンポの緩急が非常に激しく、同曲録音と比べても圧倒的に違うアプローチが群を抜いた感覚となっている。その瞬間を聴くたびに驚かされる瞬間が幾度となく聴き手に大きな衝撃を与えてくれるようになっているのは言うまでもない。また、Apple Music Classicalで視聴したが、Dolby Atmos/ハイレゾロスレスとなっていることによって対応しているイヤホンやヘッドホンで聴くと想像している以上に広いダイナミック・レンジや奥深い音色、ズシンと感じられる重厚的な響きなどストリーミング配信における進化を改めて実感させられたと言えるだろうか。ライヴ録音なのに対して、ノイズがわからないくらいになっているというのは大分衝撃的に思えるかもしれない。特に打楽器や弦楽器の音色が素晴らしく、金管楽器のキレ味あるサウンドや木管楽器による芯のある軽快さからなるキャッチーなサウンドも功を奏する形となっているのは間違いないだろう。

 サロネン&サンフランシスコ響とのストラヴィンスキーも「春の祭典」に続いて「火の鳥」が登場したことにより、「ペトルーシュカ」が登場すると三大バレエ音楽が手に入ることとなる。続きがまた登場するかに関してはわからないところだが、ぜひこれは強い希望をしたいところである。