みなさんこんにちは😃本日2月18日はマレク・ヤノフスキの誕生日です。今年で生誕85年となります。そんな本日ご紹介していくのは、最近「ペンタトーン」から発売されたばかりのマレク・ヤノフスキ&ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団によるシューベルトの交響曲第8番「未完成」と第9番「ザ・グレイト」です。SACDハイブリッド盤で発売されましたが、国内盤は瞬く間に取り寄せ状態となってしまった人気盤となっていましたが「Apple Music Classical」にてハイレゾロスレスで聴くことができるようになっていたので今回これに合わせて取り上げようという考えです。
「マレク・ヤノフスキ指揮/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団」
シューベルト作曲:
交響曲第8番 ロ短調 D759「未完成」
交響曲第9番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」
ヤノフスキは2種類のワーグナー楽劇「ニーベルングの指環」やその他のワーグナー・オペラ、ベートーヴェンとブルックナーの交響曲全集を録音している。高齢ではあるが現役の指揮者として活躍されている。以前当ブログではワーグナー・オペラ録音集とブルックナー交響曲全集を取り上げているが、今回シューベルトの交響曲2曲をついに聴くことができて非常に嬉しい限りである。
・シューベルト:交響曲第8番「未完成」
録音:2020年11月
・・・残響は少なめで引き締められたサウンドを奏でている「未完成」。どちらかといえば往年の時代における演奏スタイルというよりも近年における演奏寄りであるように感じられるはずだ。とはいえダイナミック・レンジの幅広さが増していることによって功を奏する形となっており、固めながら重厚的な演奏が非常に聴きやすい。テンポに関しても比較的に前向きで少しながらも推進力を確かに感じ取ることのできる演奏となっているのは間違いなく、ドレスデン・フィルによる演奏は迷いがないためスッキリとしていて聴きやすい演奏とも言えるかもしれない。
・交響曲第9番「ザ・グレイト」
録音:2020年11月
・・・曲が始まった瞬間はそこまでテンポの速さからなる推進力が感じられるほどではないものの、その後はテンポの緩急が明確にわかりやすくなっている。「緩→急」へと変化した際のダイナミクス変化もそうだが、全体的に引き締められたサウンドでややコンパクトに作り込まれているため、近年演奏されている室内楽やピリオド楽器による演奏スタイルが近い印象を強く受けるだろう。ダイナミック・レンジの幅広さが増していることもあって透き通るように美しさ溢れる音色や響きを味わうことができるのも今回の演奏の中で楽しむことができるポイントとなっている。
ヤノフスキによる「ニーベルングの指環」は2種類目を聴いていてまだ1種類目は聴いていないので近いうちに聴いてみたいと思っている。今回取り上げたシューベルトの交響曲と同じように「Apple Music Classical」で聴くことができるようなので、時間があるときに前向きに検討しておきたいところ。それ以外にも興味のある録音が複数存在しているので、早めに聴こうと思う。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)