第1221回「ヤンソンス&バイエルン放送響によるヴェルディ《レクイエム》」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのはここ最近聴いていなかったクラシックにおける「三大レクイエム」のうち一つであるヴェルディの「レクイエム」をみていきます。演奏はマリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団によるもので、フィルハーモニー・イン・ガスタイクでの演奏となっています。DVDではウィーンでの演奏も楽しむことができるようになっています。


「マリス・ヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽団」

ヴェルディ作曲:
レクイエム



 モーツァルトの「レクイエム」、フォーレの「レクイエム」、そしてヴェルディの「レクイエム」。モーツァルトとヴェルディの「レクイエム」の中で演奏される「怒りの日」はよくテレビや映画でBGMとして使われることが多いため、一度は聴いたことがある人が多いと思う。多くの指揮者とオーケストラが演奏してきた名曲だ。マンゾーニの死を悼んで作曲された。


 ヴェルディ:レクイエム、2013年10月10,11日録音

・・・壮大かつオーケストラと合唱が一つになったと言ってもいいくらいの迫力を味わうことができるヴェルディの「レクイエム」。演奏に参加しているのは以下の通り。


・クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)

・マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)

・サイミール・ピルグ(テノール)

・オルリン・アナスタソフ(バス)

バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー)


 ヤンソンスとバイエルン放送響が奏でる華麗で美しいその演奏からは心の底から感動することができる。有名な「怒りの日」はオーケストラ、合唱全体から発せられる大きなエネルギーを持って演奏されていることもあり、聴いていて爽快感も感じることができると同時にインパクトのある鮮明なサウンドを聴くことができる。ダイナミック・レンジの幅広さが通常CD盤とは思えないほどにあり、聴いているだけで全てが大きな衝撃を直接味わえる。基本的には「怒りの日」以外は合唱や歌手がメインとなるがその時の美しく、はかなさもありつつ伸びやかで協会で聴いているかのような奥行きもある歌声を聴き、思わず鳥肌が立ってしまった(決して悪い意味ではない)。今回のミュンヘンでの演奏が非常に素晴らしかったので、ウィーンで演奏された同曲がどのような演奏となっているのか気になるので後日そのDVDを探してみたいと思える演奏だった。


 ヤンソンスとバイエルン放送響のコンビによる録音は久しぶりに聴いたが、交響曲や管弦楽曲だでなく合唱曲も非常に強い印象に残る名演を録音していたことが今回よくわかった。確かオペラのCDも録音していた気がしたので後日そちらのCDを聴いてみたいとも思う。今後もこのコンビによるCDは少しずつ取り上げたいところだ。


https://tower.jp/item/3735478/ヴェルディ-レクイエム