第416回:カラヤン1966年岡山ライヴ!!美しさ溢れるドヴォルザーク8番&ドビュッシー牧神と海 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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こちらはクラシック音楽のCDの名盤をレビューするブログです!
年間500枚以上クラシック音楽のCDを購入します。
好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。



みなさんこんにちは😃
ブログで話したか忘れましたが、先日職場にてiPad Pro を落としてしまいスリープボタンが陥没しました…
そして今日その修理を行ってもらいました!傷が残りましたが、スリープボタンは再び元の姿に戻ったので本当に良かったです!!
まだ支払いも終わっていませんからね…
この傷に関しては今後の戒めとして受け止めたいと思います。

現在「NHK・レジェンドシリーズ」と題し、カラヤンとベルリンフィルが1966年に来日し日本各地で行われた秘蔵のライヴ演奏がSACD化しています。
当ブログでもこれまでベートーヴェンの交響曲全曲演奏会、ブルックナー交響曲第8番、リヒャルト・シュトラウス交響詩「ドン・ファン」とブラームス交響曲第1番の3種類をご紹介しています。
これらのCDは昨年2019年の4月ごろに通常CDで発売されたものでしたが好評を呼び、SACD化のご要望が多かったらしく今回SACD化されました。そんな今回はその記念すべきSACD化第二弾となった4種類の1966年ライヴから岡山市民会館にて行われたライヴ演奏をご紹介していきます。


「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


ドヴォルザーク作曲:
交響曲第8番

ドビュッシー作曲:
牧神の午後への前奏曲、交響詩「海」



前回の種類の演奏も素晴らしいものでしたが、今回の演奏も負けていない。比較的録音状態に関してあまり良くない印象を受けた前回の3種類。しかし、今回はテープの保存状態が良かったのか聴きづらい点はあまり見受けられない。

今回の3曲はまさに「美」を象徴する3曲と言っても良いだろう。
カラヤンはベルリンフィルやウィーンフィルとも上記の曲は録音しているが、それらのセッション録音と今回のライヴ録音ではまた表情が大きく変化している点が多々みられる。
ライヴ演奏のため多少のノイズは大目に見ていただきたいが、一音一音の深みというものはセッション録音されたものと比べても増している気がする。特に「海」だが、昨年私自身演奏したことによって色々なCDを聴いてきたが、今回の演奏はロトとレ・シエクルのものに続く心持ちである。ただ残念なのは3楽章の終盤に有名な金管楽器によるファンファーレが組み込まれているくらいだろうか?
また、メインであるドヴォルザーク8番も素晴らしい。ドヴォルザークの作品で私はチェロの音によく注目するのだが、見事なまでに歌い込んでいる点も好感触。金管楽器特にトランペットだが、この時代のベルリンフィル特有の音でやや強めな印象を受けるかもしれないが、4楽章冒頭のファンファーレは「これだ!」と思わず思ってしまうくらいのカッコ良さを秘めている。
もう一つ忘れてはならないのは「牧神」。おそらくこの曲が入っていなければこの後の「海」がまた印象を変えていたかもしれない。ドビュッシー特有の神秘的、かつ幻想的なこれらの曲が、ドヴォルザークからの切り替えが上手くできている。
「力の美」から「真の美」へと変わった瞬間が体感できるだろう。

これまで発売された「NHKレジェンドシリーズ」は1966年以外にも多く存在する。カラヤン以外にオーマンディが指揮をしているものも存在する中で今後も全てSACD化されるのか非常に気になるところ。
お恥ずかしい話「NHKレジェンドシリーズ」に関して通常CD盤はまだ購入していない。これは買わないことにしているわけではなく、買おうとしているうちに店頭でその姿を見なくなってしまったうちにSACD化の情報が入ってきて今日に至る。歴史的価値のある録音なのだから購入する価値は大いにあるのだが、音質にこだわりがあるためどうせならばSACDを購入しようという考えだ。運良くSACDハイブリッド盤なので、パソコンでも読み込むことができる。普段からプレイヤーやiPhoneで音楽を聴いている私にとってこれは非常に都合が良い。
いずれはSACDプレイヤーやスピーカーも購入したいのだが…
部屋にスペースがまずないのでそれは何十年先に検討しようと思う。
ひとまず今回第二弾としてSACD化されたのはこの他に3種類の1966年ライヴ演奏のものがある。こちらもまた後日追って当ブログでご紹介していくのでお楽しみに!