第413回:再投稿!カラヤン晩年のウィーンフィルとの濃厚なブルックナー8番をエソテリックで | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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みなさんこんにちは😃
最近「ぶっこみ飯」にハマりまして、特に「カップヌードル味」がお気に入りです。
あの味の濃さや海老などを完全再現しており、朝から食べるとエネルギーが溢れ出してきますね!
カレー飯も好きでしたが「ぶっこみ飯」も美味しかったです!
早くラーメン屋に行ってまた新しい味を開拓したいものです…

さて本日はふと、ブルックナーの交響曲第8番を聴きたくなったため聴こうとしていたところ、所有しているものも複数あるのでここは過去に当ブログでもご紹介したものを聴こう!と考えました。
そして、その演奏というのがカラヤンとウィーンフィルが晩年に残した演奏です。
今回も例によってエソテリック盤となっています。その世界を知れば知るほど深さが増していくブルックナーの交響曲第8番をみていきましょう。


「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


ブルックナー作曲:
交響曲第8番



この曲もこれまでさまざまな指揮者とオーケストラのものを聴いてきた。
クレンペラー、セル、フルトヴェングラー、インバル、スクロヴァチェフスキ、シモーネ・ヤング、シューリヒト、ヤンソンスなど。今思えば今回のエソテリック盤もそうだが、SACDハイブリッド化されているものが非常に多いように感じられる。それもそのはずこの曲はロマン派を代表する作品であり、ブルックナーの9つある交響曲の中でも人気が高い。
4楽章のファンファーレは特にかっこいいし、私も一度は演奏してみたいと思っている。

カラヤンはこの曲をベルリンフィルとも演奏しており、多くの数録音を残してきた。今回のウィーンフィルとのものは晩年時に録音されたもので、まさに20世紀における一つの区切りを感じさせる演奏ともいえるだろう。カラヤンはこれまで数多くの名作品をメディア化し、録音に録音を重ね理想的な音楽を作り上げてきた。この時の演奏も決して忘れてはならない演奏だと思われる。
聴き方によってはどこか物足りなさを感じるかも知れないが、ベルリンフィルの次に名演を残してきたであろうウィーンフィルとカラヤンによる集大成という意味を込めて聴いてみると非常にこの演奏に対する深みがより一層増していく。
バランスの良い音作りながら、各楽器の特徴を残している。ホルンの塊ともいえるまとまり感は凄まじいもので、当時の演奏でこれに勝るものはないのではないかと思ってしまうくらいだ。弦楽器群も美しく統一感ある音色には惚れ惚れさせられてしまう。今回のエソテリック盤よって音質の向上は特に大きな変化となったといえる。UHQCDも最近では発売されているこの演奏、おそらくエソテリック盤を聴いた後にUHQCDを聴いたら物足りなさを感じてしまうかも知れない。言葉に表せないくらいの良さが凝縮されているのだ。

すでに廃盤ながら多くのファンに人気のある当盤。私自身購入するまでに探すのが大変だったが、今はその苦労さえ懐かしく思える。近年同曲の新しい演奏も多くみられるが、このカラヤンとウィーンフィルによる演奏も忘れてはならないものだと改めて感じさせられた。
同時期に同じウィーンフィルとともに録音されたブルックナー交響曲第7番があったはずなので、そちらもぜひともエソテリックSACD化してほしいと密かに思っているところである。