第361回「再投稿!アバド&ベルリンフィルによる美しいブラームス交響曲全集エソテリック盤!!」 | クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。



みなさんこんにちは😃
コロナによってカラオケ、スタジオがやっていないことにより楽器を吹くことができない日々が続いている。
と言ってもサイレントミュートを持っているので自宅でも吹くことができるのだが、ひとまずコロナが落ち着くまで吹くのはやめようという考えにいるわけですが…
この調子でいくと2ヶ月、3ヶ月吹くことができなくなりそうで再開した際少々心配になるところ。
ただ個人的な考えとして自分の音さえ忘れることがなければ多少の期間は吹かなくとも大丈夫という考えを私は持っているのですが、さすがに心配になってきます…
12月中旬からインフルエンザからの風邪という流れでベストな状態で最近楽器を吹けてないから無理はありません。いち早く終息してくれることを願います。

さて本日は過去のブログを振り返る回。
今日改めてご紹介し直すものとしてはアバドとベルリンフィルによるブラームス交響曲全集。
そしてこの演奏はただの全集ではなく昨日と内容は少し被ってしまうがエソテリック盤である。
カラヤン退任直後に録音したブラームスの重厚な演奏を改めて紐解いていこう。


「クラウディオ・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


ブラームス交響曲全集、管弦楽曲集



この全集は先に言わせていただくと私が初めて購入したブラームス交響曲全集となったもの。
と同時にCDを集め出した当初の時期に購入したもの。
当時はまだエソテリックという存在も認識しておらず、音質が非常に良いCDというだけだった。
また、ブラームスに関して言えば大学2年の時に
悲劇的序曲、二重協奏曲、交響曲第3番というオールブラームスプログラムを定期演奏会で演奏したが当時として渋い印象が強かったのとトランペット吹きという考えが抜けていなかったせいかあまり好印象ではなかった。
そんな時に通い始めたばかりであったディスクユニオンにて「新発売!」というPOPを見たので興味本位で購入したのがこの全集だった。

結論から申し上げるとブラームスの作品を改めて素晴らしい作品だったのだなと再認識することができた演奏だと感じた美しく、素晴らしい全集でした。
カラヤン退任直後に録音されたこの全集。まだ抜け切れていない重厚感なサウンドと一歩一歩踏み締めていくアバドと指揮。
こんなにも一曲ごとに楽しむことができる全集はなかなかない。
特にこの全集の中では交響曲第2番が群を抜いて人気が高いので有名。
購入した今でもたまにこの全集の交響曲、管弦楽曲を聴くことが多い。
きっとそれはエソテリックSACDなので他のCDと比較しても高音質であるのと同時に、衝撃を受けた演奏だったからだろう。
もっと早くからこの演奏を聴いていればオールブラームスプログラムの演奏会も楽しめたのかもしれない。
音が鳴り終えた響きすら美しい仕上がりを見せる今回の全集はまさにブラームスの交響曲を代表する名盤といえましょう。

目玉としては交響曲だけではなくハイドンの主題による変奏曲や悲劇的序曲、大学祝典序曲の管弦楽曲も収録されていて心置きなくブラームスを楽しめる代物となっている。
金管楽器も鳴りすぎておらず、常に美しいヴェールをまとった形での演奏が良く耳に心地良いものをもたらしてくれる。
すでに廃盤になってしまっているのとエソテリックSACDの中古を多く取り扱っているディスクユニオンでさえもこのアバドのブラームスはなかなか見ない貴重なものとなっている。
エソテリックSACDシリーズの別ブラームス作品の演奏として交響曲ではベーム&ベルリンフィルによる1番やバルビローリ&ウィーンフィルの2番、カラヤン&ウィーンフィルの3番、カルロス・クライバーの4番などが存在している。
私はバルビローリ以外の3曲を所有しているがどれも素晴らしい演奏だった。

この後私はバルトーク、パーヴォ・ヤルヴィ、ヨッフム、ワルター、尾高忠明、モントゥー、ケンペ、上岡敏之、カラヤン、フルトヴェングラーのブラームスの交響曲を購入してきた。少なくとも今回の全集を購入したことによってブラームスへの印象が変わったことは事実。
今後他の指揮者によるブラームスの交響曲を購入するかはわかりませんが今後もっとブラームスを理解できるように努める所存です。