〈ヒューマン〉
監督:ダヴィ・シュー
出演:パク・ジミン、オ・グァンロク
フランスで養子縁組され育った女性。韓国で自分のアイデンティティを探して・・・という作品。
最後までほぼ無表情な主人公。
周りの人間に対する愛情や感謝の表現が出来ない。とにかく可愛くない。もう少し可愛げがあっても良かったんじゃ?
(義親から)思ったような愛情は貰えなかったんだろうなとは汲み取れるけど。メンヘラだろうが闇深だろうが、もう少し魅力的であって欲しいな、映画の主人公は。
私も家族ボロボロで愛情不足の典型だけど。この彼女よりは素直で可愛いぞ(笑。
愛されないから愛せない。愛せないから愛されない。。そんな部分はとても痛くて。切なくて。好きな表現ではありますけども。
人って、年が経つにつれ、自分の色んな装飾が剥げ、本来の自分が現れていく時に自分の真価が問われるんだよね。
背の高さとか目の大きさなんて何の意味も無い。親がどうのとか学生時代がどうのとかも何の意味も無い。
おばあちゃんになって、やっと気付ける事なのかも知れないけどさ。
私の座右の銘を彼女に送りたい。
『相手(他人)と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる』
『ソウルへGO!』を観た時にも自己のアイデンティティについて考えたけど。
限りある残りの時間、どういう自分で、どんな風に生きたいですか?と。もう一度私も、自分自身に問いかけてみたくなったよ。