ドライブ・マイ・カー 〈드라이브 마이 카〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ヒューマン〉

  監督:濱口竜介

  出演:ジン・デヨン、パク・ユリム



なぜだろう。『バーニング』もうそうだったけど。ハルキさんの小説は得意分野ではないのに、映画になると割とお気に入りになってしまう。不思議。

 

『バーニング』は2時間半、こちらは3時間という長尺にもかかわらず、全く長さを感じないのよね。

 

セリフは相変わらず独特な雰囲気だし、特にこの作品は演劇練習(チェーホフの戯曲)のシーンがかなり多く、気持ちが遠くに行っても全然おかしくないのに。ず〜っと入り込んでいたし。飽きた時間も全く無かった。最後まで気持ち良く真っ直ぐに観ていられたんだよね。

過激映画好きの私なのに。本当に不思議だわ。

 

西島秀俊さんと霧島れいかさん夫妻の美しいことよ。。。我が夫婦と雲泥の差。同年代なのに。

まぁけど。その関係性をキープする為のズルさや弱さが逆に、儚い美しさ演出しているのかも知れませんけどね。

いやけど。れいかさんの上品な美しさ。ほんとにステキ。

 

韓国人キャストは3人とも知らない方ですが。ジン・デヨンさんは3ヶ国語を上手に操り、優しい演技で好演。パク・ユリムさんの手話の演技は良かったですね。繊細で力強く。

アン・フィテさんは演劇練習シーンのみだったので、特に誰かとの絡みもなく。少し残念でした。可愛らしいイケメンちゃんなので。また別の作品で見られる事を楽しみにしておきますね。