全く同じである彼女 〈감쪽같은 그녀〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ヒューマン〉

  監督:ホ:インム

  出演:ナ・ムニ、キム・スアン



東京国際映画祭連携企画、コリアンウィーク。最後の作品でございます。

 

一番不得意系の作品なので。中盤過ぎるまでわりと冷静に観てましたけど。。。やっぱりムリよね。そりゃ泣くわ。

主演の二人、おバアちゃんと孫共に演技が上手い女優さんだし。仕方なし。

 

ナ・ニムさんの演じる女性と言うのはほぼ毎回同じタイプ。『怪しい彼女』みたいな。。。元気で口が悪くて意地悪。けど情に深いおバアちゃん。これまた私の不得意分野。

けどまぁ、今回はいつもに比べたら多少はラブリーだったのかな。いつも苦々しい気分で見てるけど、今回はそうでも無かったし。ま。全然好きでは無いけどさ。

 

韓国ドラマを観ていると、異様に血筋にこだわる人達だなとビックリすることが多いよね?欧米に比べたら日本もかなりこだわる国民だけど。

この作品はそうでは無く。

一緒に暮らす、支え合う。そういう事で人間の絆が生まれ、家族になっていく。大切だからこそ、離れる選択もある。血がどうのとか、ポイントはそこじゃない。人として一番シンプルで分かりやすい。

ま、血筋や血の繋がりにこだわり過ぎてゴチャゴチャグチャグチャになっちゃうのが、韓国ドラマの醍醐味ではありますけども。非常にアホ臭いですね。

 

そのせいか、このての作品にありがちな観終わったあと色んな事を考えちゃうとか、酷く混乱するとか。そう言う事は全くありませんでしたわ。

過酷な運命の中、色んな立場の人間がいるけれど。そこにはしっかりとした人間愛がある。

誰でも容易に理解出来る描写だったせいなのかも知れません。

 

孫が大人になった姿は、昭和組にはたまらないKpopガールズグループの。。。(ラストシーンだから一応伏せるけども)でした。感動と共にお得気分で鑑賞終了しましたよ。